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140408 MOTアニュアル2014 フラグメント―未完のはじまり@東京都現代美術館(木場)&140408 備忘録

いやー、若手作家さん頑張ってますっ♪

 

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さてさて、

東京・木場にある東京都現代美術館で開催中の

MOTアニュアル2014 フラグメント―未完のはじまり

を拝見しました

いやー、久々の木場!

実はゆこもり、開館記念展の「アンソニー・カロ展」にも来てるんですよー

「MOTアニュアル」は、

日本の若手作家による新しい現代美術の動向を紹介するものとして、

東京都現代美術館が1999年より行っているグループ展

昨年、ステーションギャラリーで見た

パラモデルさんが出品しているので、気になりました~

いや~、まだまだまだまだいますねー、面白いことやってる作家さんはっ

気になった作家さん、作品を具体的に挙げますとですね…

(ここからは、いつものように一部「ネタバレ」があります)

高田安規子・政子

一卵性双生児だそう。どういう役割分担で作業しているんだろう…。

1)「凱旋門」(2014)

市販の軽石を削ってホーローの洗面器内に置き、

凱旋門を朽ちるように表現

とにかく、細かい~~~~~~

市販品の名残の「紐」を残すところがまた、憎いわ~

2)「カットガラス」(2014)

吸盤を削って、江戸(薩摩)切子のように見せてたっっ

下が鏡なので、さらに独創的世界に…

これを撮った図録の写真が、カッコよかったー。

絵はがきが欲しかったナー

3)「富士山」(2009)

線だけを残して、ひたすらカットしてあった…。

少し浮かして展示してあったので、影がよかったです♪

4)「庭園迷路」(2010-14)

苔に、迷路を刻み込んで、写真に撮ってありました。

なるほどねー♪真似してみたくなりました~

5)「組札 スペード」(2011)

「切り札」同様、トランプの柄をひたすら刺繍でトレースしてた…。

裏も見せたいのか、下がやはり鏡になってた。

スペードなのはなぜかな…。ハートやダイヤシリーズもあるのだろうか。

そして…

外にも、「密かに」作品があります♪

Takada2

Takada1

気づくかい

Takada3

Takada4

改めて…、気づくかい(大笑)

福田尚代

この人も、まあ不思議かつ、細かい作業をひたすらやる人

原稿用紙や文字、本にこだわっていますね。

1)「翼あるもの『バートルビーと仲間たち』」(2013)

本の中のページを、半分に折り、たった一文

「これは幻の本に関するバートルビー芸術のみごとな一行である。」

この文だけを、際立たせたもの。

あとで、担当学芸員さんを捕まえて聞いたら、

ちょうど真ん中あたりに目星をつけて、一文をピックアップしているそう!

にしても、いかにも、その本の主題を言っているかのようでした。

2)「書物の魂:霧」(2003-14)

パッと見、フェルトとか、モフッとした生地の上に、

なにか繊維のゴミを置いている感じ。

でも実は、膨大な時間や思いの集積なんですねー。

ヒントは、制作年次にありました

答え:福田さんが読んだ本のしおりの紐をストックしておいて、

一本一本ほどき、ホワッとしているそう

おいおいおいなにがあった

どうしたら、そんなことを思いつき、やろうと思うのか…

ただ、何だか途方もない「熱量」は伝わった気がします。

3)「残像:筏」(2010-14)

これも時間かかってるな…。

ただただひたすら、5*7=35枚の原稿用紙の「線」だけを残して、カットしてありました

4)「ランボーの手紙」(2013-14)

これは、文庫本の1ページをこまか穴をあけて、ぼやけて読めなくしている…。

ランボーと「穿孔」って、あのランボーだったら、マシンガンの跡(爆)

これはある意味、1)の派生系だな。

一文だけ穴を開けなければ、目立たせることが出来るもの。

5)「残像:引き潮」(2010-14)

何十個もの消しゴムを枠だけ残して、彫ってありました…

思いついても、するかね、これ

5年かかってる…

6)「塵」(2013-14)

小さい平仮名、漢字をカットして、線だけにしてあった…

ホント、この作家さんは、細かい仕事が好きなんだナ。

でないと絶対こんなことしないし、思いつかないし、出来ないもの

でも、アールブリュットの作り手とは違うんだよなー。

繰り返すというか、執拗な手仕事という点はどこか似ている気がするけれど…。

③パラモデル

このユニットに関しては、どの作品、というよりも、

トータルの会場構成で見るものだと思うので、写真をアップしますねー。

ここだけ、撮影可でした

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間取り

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マカロニ

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地下の図書館にも展示がありました~

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他にも、宮田亮(映像)、

青田真也(彫刻)→この人は、今年の藝大の修了展で見たばかり

今回はプラボトルだけでなく、ガラス瓶もサンドしてました~。

それと、吉田夏奈(平面)の計6名でした

5/11(日)までです。

現代アートの可能性が詰まっているので、

特に、作家と同年代の若者にはぜひ、見に行ってほしいです

 

MOTアニュアル2014 フラグメント―未完のはじまり HP

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot2014.html

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140408 備忘録

 

とある公演に奇跡的に当たったので、ひっさびさに東京へ

といっても、2ケ月ぶりだけど

①MOTアニュアル2014 フラグメント―未完のはじまり@東京都現代美術館(木場)

上記の通り。

いつも思うけど、よく思いつくなーという作品満載っっ

MOTコレクション

第1部 私たちの90年 1923―2013

第2部 クロニクル 1966―|拡張する眼@東京都現代美術館(木場)

こちらは、河原温、横尾忠則、篠原有司男など、

日本の現代アートの先駆け作品を見せる常設展でした。

河原温さんの制作について、知見を得られたのがよかった♪

ず~っと、不思議だったんですよねー。

なんで、「日付」で作品になるんだろうって(笑)

③舟越桂 新作ドローイング展@andoギャラリー(木場)

Ando_gy1

Ando_gy2

Ando_gy3

いつ見ても、ステキ

今回は、目が4つになってた

ステキなギャラリーさんで、

そもそも桂さんの版画プロジェクトを手掛けていて、

昨年の巡回展もここ発信だった~。

建築関係もやってるだけあって、

建物もシンプルだけど、カッコいい

池田省吾 作陶展@日本橋三越

ご出身の種子島に戻り、無比窯をされているそう。

初見でしたが、まあ!面白い

有田で修業されたそうなので、絵付けはしっかり。

男性で、ここまでアヴァンギャルドに具象を絵付けする人は、

なかなか貴重です

金沢縁さん@日本橋三越

金沢ゆかりの女性作家さんいろいろ

よく見つけてくるなー、と思ったら、

白白庵さんも絡んでいるんだー。納得。

北井真衣(磁)さんがすごかった…

九谷の研修所は、かん子さんといい、アヴァンギャルドだね~

他に、村松さちえさん(紙の照明)、神谷麻穂(陶)、自遊花人(水引)など、

面白い作品群で、三越も攻めてますよー

小俣英彦展@日本橋高島屋X美術画廊

「心臓」をモチーフに、木、樹脂、蜜蝋など多種な素材で表現。

蜜蝋の作品が心臓らしい「赤(ピンク)」でよかったなー

やっぱ、心臓はピンクでしょう(笑)

真っ白なのはまさしく、「血の気」がなくて、不気味でした(苦笑)

まあ、どうしても、「心臓」として見るから、だけれども

 

辰砂と漆のアートの世界×朝日焼 松林豊斎

先日、ちょうどテレビ東京「ガイアの夜明け」で、朝日焼の若旦那が、

海外のデザイナーと組んで、新たな朝日焼を模索しているのを

見たところだったので、ビックリ

まあ、再放送だったし、

タイアップというか、何か仕掛けはあるんだろうね!?

15代のお父さんの作品が見られたのが良かった。

辰砂キレイだった…。

果たして若は、デザイナーの言いなりから、脱却できるか…。

その時にまた、見てみたい。

金 貴妍 展 -陶 wish-@LIXILギャラリー(京橋)

伊藤幸久 展 Ito Yukihisa Exhibition-あなたならできるわ-@LIXILギャラリー(京橋)

村井進吾展 MURAI Shingo"CARTA"@ギャルリー東京ユマニテ(京橋)

Murai1

写真ぱっと見だと、陶かと思ったら、黒御影の彫刻だったー

黒御影の表面を「荒らし」て、マットテイストにするのいいなー

⑩MagdaDeJose(マグダ・ゼ・ジョセ)展@Oギャラリー(銀座)

Magdadejose1

Magdadejose2

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ブラジルの女性作家さん。

ちょうど、在廊されていたので、

ちょーたどたどしい英語で、果敢にもいろいろ聞いちゃった

写真の作品だけは、陶でした。

上下ツーパーツで、風船を使って制作。

三度焼いているそうで、最後は、アメリカン楽でやったそう。

しかも、新聞紙で焼いたとか。

う~ん、火力は大丈夫なのだろうか…。

金属テイストの赤や緑の発色がキレイでした。

基本は、ミクストメディアの作家さんで、

和紙、黒鉛、蜜蝋を使ったものがメイン。

やはり、素材は重要ですねー♪

何に「魅かれる」か…、ですね

⑪タマ/アニマ(わたしに息を吹きかけてください) 内藤礼 

畠山直哉 写真@ギャラリー小柳(銀座)

内藤礼ってことで(苦笑)、行ってみたら、写真展示だけだった。

広島でやった企画展、見てみたかったかも(ちょっとだけ、ね)。

⑫前田昌良×涙ガラス制作所×鉱物アソビ

「輪唱 ―小川洋子へのオマージュ―」@ギャラリーSU(麻布台)

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涙ガラス制作所さんが、展示やっているのを奇跡的に見つけてゴ~~

もう、単なる追っかけだな…

今回は、ギャラリーさんの企画力が素晴らしかった

小川洋子さんの本に触発された

三人の異素材の作家さんにオファーして、

京都・恵文社さんにまで巡回させるなんて…。

若い女性のギャラリストさんだったけれど、

さすが有名画廊にいらっしゃっただけあるわー。

ゆこもりも、こういうのしたい…

作家さんや空間に依存しただけではなくて…ね。

建物も、ゆこもり企画展示室と同じころ出来た洋風建築で、ステキ

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和朗フラット四号館といって、住民もいる集合住宅だそう

これまた、ゆこもりのお手本だナ。

⑬”とある”公演

いやー、まさか当選するとは…。

ビンゴくじ引きでビリになり、最後部の立ち見になる”おまけ”付き(苦笑)

まさに、お人形さんのようでした

 

また今回も、時間と順序を考えると、

行きたい作家さんの個展に伺えず仕舞い…。

デパートは、朝9時からとか開けて欲しいわ―

帰りの最終バスにも、余裕と思ってたら結構ギリでした~

もう少し、遅めのバスを設定して欲しいな…

 

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