« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

140129 東京藝術大学卒業・修了作品展@藝大&東京都美術館(上野)

今年はトータルでは、先端とデザインが特にgood♪

 

1401291_2

1401294_2

1401296

1401299

 

さてさて、

3年ぶりに、東京藝術大学(以下、藝大)卒業・修了作品展を見ました~

いやー、ケツカッチンで正味4時間弱だと大変www

とうとう6月には、4年前に藝大卒展で知った

諏佐さんをご紹介出来る予定ですので、

今回もいいご縁が出来るといいな~

それでは早速

気になった作品を挙げていきましょう

①代永久雄(陶:修士) 「found objects」

1_2

2_2

いろんな土をブレンドし、しかも電気窯で「土味」を表現したそう

いろいろ聞いていたら、中学の後輩と分かり、ビックリした~

展示室の正木記念館は、和室でした。

1401292_2

1401293_2

こんなだったっけ??そういえば、そうだったかも…

金丸遥(デザイン)「dear deer」

1_3

2_3

卒業制作をする以前に、テレビでエゾシカを見て、作りたくなったとのこと。

デザイン科なので、一年間、取手のガラス造形講座に行って、技術を学んだそう

一年間でここまで出来るというのは、すごいな

あくまでデザイン科なので、ガラスという「素材」に執着があるわけではなさそう。

なので逆に、今後どういう制作をされていくのか楽しみ

安田葉(先端:修士)「予告の種」

1_4

2_4

植物と土(砂)とガラスと金属とLED(光)のコンビネーションの妙

今年の先端芸術表現科(以下、先端)は、面白い作品が多かったナー

でも、先端の人は、(工芸・クラフト系の)作家さんにはならなそうなので、

ちょっぴり残念…

こういう作品も扱ってみたいものです…。

西澤知美(先端:修士)「ナチュラルメイク」

1_5

2_5

安田さんの隣も大仕掛けで、すごかった。

まるで手術なのは、化粧へのアンチテーゼ??(苦笑)

近岡令(ガラス:修士)「Loophone」

1_6

2_6

らせん状になってた…。どうやって成形したんだろう…

すごいな…

山田賀代(陶)「ながれつくまで」

1_7

2_7

3

どういう器を作るか次第だけど、即戦力だと思いました。

藝大っぽくはないけど、今風な陶芸だなー、と思ったら、

多治見出身ぽいので、少なからず意匠研の影響なのかな…。

加藤朝人(漆)「sense form」

1_8

2_8

例年、藝大の漆科は、金美とかに比べると、

大物が少ない気がするんですけど、これは大きかったナー

発泡スチロールに乾漆で、15キロくらいだそう。

とても、グラマラスなボディなのに、

どこかエロティシズムを感じないのは何故?と思っていたら、

作家さん曰く、「赤ちゃんから見た母体」だそう。

なるほどー、と妙に納得しました

加藤萌(漆:修士)「透明な対話」

1_9

2_9

これも、漆の表現のいろいろが見られて、

しかも、作品としても面白くて、欲張りな作品だった(笑)

長久保華子(漆)「夕星に昇る」

1_10

2_10

1401298

全体のフォルムと佇まいに、何だか惹かれました~

今年の漆芸科も面白かった

藝大の工芸科で、漆は今まではずれがないんだよねー。

素晴らしい

陶芸も、頑張ってヨ~~

やっぱり、ゆこもりと藝大陶芸のセンスは合わないのかも…

代永さんも、藝大の路線からすると亜流だろうしなー

展示は、今日のお昼まででした。

東京藝術大学卒業・修了作品展 HP

http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2013/sotsuten13/sotsuten13_ja.htm

そうそう!先端は独自にスタンプラリーをしていて、

コンプリートしたら、こんなのもらえましたよー

14012910_2

にほんブログ村 美術ブログへ

 

    

気になる~って方は、是非ポチッと、ねっ♪

続きを読む "140129 東京藝術大学卒業・修了作品展@藝大&東京都美術館(上野)" »

140129 ~光のある場所(ところ)~展@神奈川県立近代美術館 鎌倉(鎌倉)&140129 備忘録

本当に、ホントウニ残してほしい建物です…

 

14012913

 

さてさて、

神奈川県立近代美術館 鎌倉(以下、鎌近)で

開催中のコレクション展

~光のある場所(ところ)~展を拝見しました

母と、鎌美に内藤礼展を見に行ってから早丸4年経ったのか…

なんだか、信じられないな…。

1401291

平日の朝一なのに、結構な人出の小町通り~

1401292

まずは、お隣の鶴岡八幡宮へ参拝♪

1401293

1401294

1401295

大イチョウは、未だこんな感じです…。

そして、お目当てのお隣り、鎌近へ~

14012910

14012911

14012912

鎌近は、日本初の公立近代美術館で、

かのコルビジェ門下 坂倉準三さん設計なんです。

そういわれると、どこか「シュっとした」感じでしょ

鎌近は、ここのところ取り壊しが囁かれています

鶴岡八幡宮の土地だとか、耐震の問題とか、

いろいろあるとは思いますが、どうにか残してほしいものです。

日本は、建てては潰しを特にここ数十年ずっとやってますけど、

ちょうど今が、サスティナブル(持続可能)な世界への潮目時な気がします…。

その典型的なもののの一つかもしれませんね。

松本の「カタクラモール再開発」も試金石の一つですね。

いみじくも、上野にある国立近現代建築資料館では、

坂倉準三のテーマ展示をして、暗黙のプレッシャーをかけている感じ

素晴らしいですね~

展示自体は、常設展です。

イサム・ノグチの彫刻など、建築ととてもマッチしています。

14012914

1

イサム・ノグチ 「こけし」

2

14012915

ここにも作品がありますが、分かります??

Photo

分からないか…な。 

『白い紐』みたいなのが、内藤礼作「恩寵」です。 

そして、壁には、内藤礼作「精霊」も。

Photo_2

これも、知ってなければ絶対、分からない、と思います… 

入口には、清水九兵衛作「BELT」

Bert

そして、歩いて数分の別館へ♪

14012920

14012921

14012923

こちらでは、常設展示+

チェコ出身の彫刻家 ズビネック・セカールの特集展示をしていました

14012922

建築的な作品2点(タイトル:居住、可動構造)がよかった…

もしかしたら、いつか見られなくなるかもしれないので

建築含めて、ぜひ見に行ってほしいです

神奈川県立近代美術館 鎌倉 HP

http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2013/hikari/index.html

 

追記 別館への道すがら、道元禅師の顕彰碑がありました!

十年前くらいからあったみたいだけど、気がつかなかった…。

今回気づくのも、やっぱりご縁かな…

14012924

14012925

只管打座』ー道元禅師が唱えた言葉。

ただひたすらに座りましょう、ということですね。

 

にほんブログ村 美術ブログへ

    

気になる~って方は、是非ポチッと、ねっ♪

続きを読む "140129 ~光のある場所(ところ)~展@神奈川県立近代美術館 鎌倉(鎌倉)&140129 備忘録" »

140110-13 永平寺 参禅研修 3泊4日&140113 備忘録&140131 追記

昨年に引き続き、二回目でした…

 

Photo

Photo_5

当ブログでは、

美術のことを中心に、書いているのですが、

昨年に引き続き、珍しいところを巡りましたので、

備忘録も兼ねて、書いていきますねー

いつもと毛色が違いますが、

興味のある方はお付き合い頂けたら嬉しいです。

(ちなみに、ゆこもりは、宗教的にはごく普通の無宗教に近い仏教徒です。

しかも、臨済宗(爆)ちなみに、永平寺は曹洞宗…

ということで…

さてさて、昨年二月に引き続き、福井県にある永平寺で、

三泊四日の座禅三昧をしてきました!

テレビなどで見たことがある方も多いかと思いますが、

私の永平寺のイメージは、雪の中で、入門する僧侶が、

「たのもー」みたいなことを言っている感じ(笑)

実際、あれは、最初の難関みたいで、

足袋にわらじなので、雨や雪だと濡れて大変なのに、

何時間も待たされたり、問答したりするそうですよー。

渡邊布教部長さんも、二十数年前??そうだったそう…。

今回のゆこもりは昨年の下道で凝り、今年は、高速を使いましたー。

だけれども途中の降雪で、やっぱり時間がかかってしまった…。

1

渋滞中の高速です…

この時季はやはり侮れぬ

で、どーにか、12時過ぎに永平寺着。

駐車場は昨年同様、お土産屋 田中屋さんにお願いできました~。

Photo_2

雪が降っても、対処してくださるし、ありがたや…。

田中屋さん、ありがとうございました♪

勿論、帰りがけには、おみやげを購入しましたよっ

結局、昨年同様、

12時40分頃に行くと、皆さん既に受付を済ましていて、

ゆこもりは、またもやブービー賞

今回は男性八名、女性四名(定員は、各10名)。

そのあとは、吉祥閣という参禅研修棟の4Fへ。

しっかり、暖房もきいていて、快適♪

(でも、この後書きますが、防寒具は持って行った方がよいですゾ)

書類に必要事項を書き、貴重品を一式預けます。

ここで、カメラ、携帯電話などを預けるので、外部とは遮断されます。

(なので、緊急連絡先として、永平寺を家族に伝えておきました)

まあ、ゆこもりの携帯は、既に圏外でしたので、

いずれにしても関係ありませんでしたが(苦笑)

で、貸してくれる和服・袴に着替えて、基本裸足です。

ゆこもりは、一度、靴下を脱ぎ忘れました…

ここから、怒涛の作法の説明の嵐~(笑)を16時過ぎまで!

まずは、坐禅について。

1)僧堂に入る時は、柱のある、左足から(出る場合は右足から)。

2)聖僧(しょうそう:僧堂の本尊。中央に安置してある仏像の僧形文殊菩薩)さまの前で、

一礼(叉手)。さらに、全体の単に入る前で一礼。

3)自分の「単」の前で、合掌一礼。この時、隣の人が合掌一礼したら

同時に合掌一礼(隣位問訊:りんいもんじん)。

4)さらに、180度向きを時計回りに変え、対面の人と合掌一礼(対座門訊)。

5)坐蒲の向きを180度変えて、スリッパを脱ぎ、

牀縁(じょうえん:幅30センチほどの木のふち)を踏まないように、単に飛び上がるようにして座る。

6)スリッパを自分の目の前に揃えて、手前にしまう。(これ、結構忘れます!)

7)結跏趺坐または、半跏趺坐で坐禅を組む。

8)左手で坐蒲を支え、右手で、時計周りに反対側を向き、壁と対面する(面壁)。

9)坐る位置は、牀縁から指4本分ほど内側で、坐蒲は、白いタグが見えるように。

10)膝の上に手のひらを上にして置き、体を初め大きく、徐々に小さくゆすり、坐禅しやすい位置を定める。

11)法界定印(ほっかいじょういん:右手を下、左手を上にし、左右親指の先を合わせ、卵の形を作る)に
手を組む。

12)鐘の合図で、坐禅始まり。

そして、坐禅といえば、警策(きょうさく)で打たれるイメージがありますが、

あれは基本的には、余程でないと、打たれません。

中には、自分から打たれに行った人もいました(笑)

眠たくなったりして、打たれたいと思ったら、

合掌して待っていると、打ってくれます。

ただ、警策も、結構な音がして、皆に迷惑がかかるということから、

あまり、打たれるのはいいことではないようです。

ゆこもりは結局、今回も打たれずに終わりました。

今回は、前回に比べ、皆さんすっごい打たれてました(爆)

特に、女性陣は坐禅ごとに毎回、複数回打たれてたなあ…

坐禅をやる時は警策に打たれた方がお得

とでも思ったのかなー(笑)

今回は、全体的に、

『坐禅は、他の方と一緒にやっているので、妨げにならない配慮も必要』

という注意が少なかった気がします。

昨年は、

①警策は必要最小限に。

②音はなるべくたてない。

なので、たくあんも音を立てないで食べる

(これは、食事中も座禅中ということからです)

③洗面所など、使った後は、蛇口を左に向けておく。

などなど、

いろ~~~んなことを細かく指導して頂けました。

なので、気づくことも出来ましたので、

今回初めて参加された方はそういう空気感ではなくて、少し可哀そうだったかも…。

まあ、永平寺1年目とか、初めて参禅係になった方とかでしょうから、

雲水さんも大変ですよね…。

ありがたや、ありがたや

そして、永平寺は、坐禅は勿論ですが、

食事の作法(食作法:じきさほう)がきっちり決まっていて、厳しくも美しいんです。

これは、開祖 道元禅師さまが、

典座教訓(てんぞきょうくん)という教えを既に説いていたので、

1244年の開山以来、750年に渡って受け継がれているもの。

まず、一人一人に「応量器(おうりょうき)」という、食事用の器を貸与されます。

Photo_3

写真は、雲水さんが代々使っているものをわざわざ見せてくださった応量器です。

素晴らしい漆塗りのものでした…

詳しい食作法は昨年のブログを参照してくださいね。

やはり一度やっているので、今年はスムーズでした…

一応、所作を書き上げてみますと…

1)「単」(坐禅をする半畳の空間)の畳の左端に置いた応量器を左手に持ち、両手の頭の前で一礼。

2)「単」の登り口にある牀縁の上に応量器を置く。

3)左手の人差し指中指親指で包みを押さえ、右手で袱紗を開け、しわをとるように伸ばす。

4)同様に右手で応量器を押さえ、左側の袱紗をしわをとるように伸ばす。

5)手前側の袱紗を広げ、向こう側の袱紗を牀縁の外に少し垂れるように出す。

6)手前側の袱紗を折り返す。

7)左側から、左右それぞれの袱紗を折り返す。

8)浄巾を左右の真ん中で持ちあげ、三つ折りにして、手前の折り返したところに置く。

9)箸袋を浄巾の下に、口を付ける方を右にして置く。

10)応量器の上に乗っている膝掛を右手で左上の端、左手でその下の端を持ち拡げ、膝に掛ける。

11)応量器を両手で袱紗の左端に移動する。

12)4つある応量器のうち一番小さい器を右端の袱紗の上に両手の親指だけを使って置く。

13)次に、小さい器を同様な方法でさっき置いた器の上に重ねておく。

14)最後に、2番目に大きな器を両親指で持ち、真ん中に反時計回りに90度回転させて置く。

15)箸袋を左手で、左胸に持ちあげ、まず箸から親指を上にして抜き取り、

そのまま手首を返して、手前に口を付ける方を右側にして置く。

16)匙を使う場合(小食)は同様に、さらに手前に置く。

17)刷(せつ:うつわをぬぐう道具)を親指を下にして抜き取り、

上端に人差し指をかけて、右端と真ん中の応量器の間に縦にして入れ、

少し端を牀縁より出して横にして置く。

18)箸袋は、口が右を向くようにして、手前の袱紗の折り返したところに置く。

器は一直線になるように並べること。

所作の合間は、座禅中なので、必ず法界定印(という手の形)にする。

… …

くわー!書くとすごさが増す(爆)…。

雲水さんは、これをつらつらと『立て板に水』で説明して、素晴らしかった~

定員は10人ずつですが、

これは、『単』が5人横一列に並んでいて、

それが、向かい合っている状態なんですね。

基本、二人一組で、給仕してもらうのですが、

ゆこもりは今回、一番右端だったので、一人あぶれることがあり、

それもまた勉強になりました

そうそう、最近すっかり忘れていましたが、

箸を使わないときは、真ん中の器

(一番左の器は、お釈迦さまの頭蓋骨に

見立てて大切なので、真ん中の器に…、なのかな?)に、

先を自分の方に向けて、10:20に向けて置くんです。

これは、やはり、他の方に箸先を向けないという気遣いなんですねー

それと、今回も改めて納得したのは、

器を口の近くまで目線の高さまで持って行って、

食べ物を下に見ないようにするという事。

最近、すっかり忘れていたなー

これは、こぼさないこととともに、食物との間に”上下関係”が出来ないようにするというもの。

確かに、上に持ってくると、「頂いている」感・ありがたみが増しますよー

いろいろ細かいのですが、よくよく考えると、理にかなっていて、

そして、食材をとても大切にしているんです。

こぼしたのを教えてくれる係は今年、隣の方がこぼして、拾ってくれていました。

ゆこもりは、こぼしたとき、どうしたら、来てくれるか分からず、

結局コソッと拾って食べちゃった(苦笑)

合掌すると、来てくれるのが正解でした。

お茶、水の順で、刷を使って、応量器や箸、匙を洗い、

お水だけは、一口飲む分を残して、お坊さんが持って来てくれる桶に捨てます。

その時も、まず”偈(げ)”を唱えます。お水にも感謝ということですね。

これは、昨年、ゆこもりが一番感銘をうけたところ。

改めて、お水も無駄にしないようにしようと思いました。

そして、応量器を片付けていきます。

今回も、最後の袱紗の片結びは、初めての方は苦労していました。

よくよく考えれば、分かるのですが、

1)伸ばし拡げた浄巾の上に、左手を手のひらを上にしておく。

2)袱紗の左端を左手の薬指と小指の間に通す。

3)袱紗の右端を左手の人差し指と中指の間に通す。

4)そのまま、左手を下に抜き、縦に結ぶ。

5)下端を上に持って来て、上端を反時計回りに回し、

6)上端を下端の下に折込んで、片結びの出来上がり~。

(爆)!!(爆)!!(爆)!!

やっぱり文字にしたら、わからな~い(大爆)

それでは、実際の二日目スケジュールを以下に書いてみます。

4:10 振鈴 起床の合図 これが鳴ったら、布団をたたみ、洗面を済まします。

4:40 暁天坐禅 時間までに面壁(壁に向かって、坐禅すること)をして待ちます。

    行香後止解 お坊さんが、聖僧さまにお線香をあげて、坐禅始まり。

5:10 大開静 坐禅を止めて座を下ります。

5:30 法堂(はっとう)へ。

    白足袋もしくは、白い靴下を履き、和服の下に、防寒着を着込んで行きます。

風邪をひかないようにと、永平寺では、中に着込むのもオッケー♪

吉祥閣を出て、法堂へ向かうと、一気に寒さを実感します!

ゆこもりは、今年も、

靴下2枚、ジャージ上下、ハイネックセーターまで着ました(笑)

途中、大庫裡に寄り、擎盤(けいばん:庫院から食事を頂いてくること)で、空の桶を預けます。

6:00 朝課 朝のお勤めですね。

途中、合掌一礼や礼拝(まず両足をそろえて立ち、合掌一礼し、

次に、まず右膝をつけ左膝を地につけ、次に右手、左手、そして額を畳につけます。

更に額を地につけた時に両手の掌を耳の横で上に向け、こころもち(5センチ位)もち上げます。)

を行います。私たちの時は、道元禅師・二代懐奘禅師へのお焼香もありました。

これが、7時くらいまでありました。

大庫裡で、料理の入った桶を受け取り、戻ります。吉祥閣の暖かさが嬉しかったー♪

7:30 小食 朝はお粥です。今回は、時季的にお餅が入っていて、おいしかった~

8:30~9時過ぎ 作務(そうじ) 僧堂、東司、控室を分担して、掃除します。

9:35 止解 坐禅始まり。

9:50 放禅 坐禅終わり。

10:10~11:00 食作法講和 by 渡邊布教部長

昨年同様の渡邊部長さん♪

柔和な語り口の方で、道元禅師のこと、

食事のことなどいろいろお話しくださいました。

11:40~12:50 中食 お昼だけ、出生(すいさん)の偈をしました。

刷にご飯粒を7粒ほどのせて、羅刹・鬼子母神などに食事を施与するもの。

13:20 止解 坐禅始まり。

14:00 抽解 休憩。

14:30 坐禅講和 結跏趺坐や半跏趺坐の個人指導をして頂きました。

ゆこもりはこのあと、坐蒲の違う使い方を知り、坐禅が楽に!!

でも、これは、ちょっと亜流っぽいので、ここでは言いません…

16:00 止解 坐禅始まり。

16:40 薬石

17:50 入浴

18:40 止解 坐禅始まり。

19:10 放禅 坐禅終わり。

19:20 法話 by 山縣布教副部長

高校の家庭科の先生という経歴から永平寺に、という変わった経歴の方。

面白いお話を伺えました♪

20:00~20:40 ビデオ(永平寺の一年。30分)

21:00 開枕

見てお分かりの通り、まさに、坐禅三昧です。

これでも、講和などが入っていて、容赦してくれています(苦笑)

今年は、昨年よりは、特別なことはありませんでした。

でも、シンプルイズベスト!です。

12名中7名が初体験の方なのに、

すぐに、展鉢にも対応されていて、素晴らしかったなー。

参禅係(さんぜんけい)のお坊さんは、

皆さんゆこもりより、一回り以上お若いのに、丁寧に、親切に対応してくださいました。

改めて、お礼を述べたいと思います。

ありがとうございました!!!

引き続き、日常に活かせるようにしたいと思います。

 

永平寺関連のHP

http://www.mitene.or.jp/~katumin/

~ご注意を~

今回の情報も、あくまでその時点でのものですので、ご理解ください。

(細かい所作は、結構変わるみたいです)

備忘録の要素が強いですので、諸々の感想などは、あくまで個人的なものです。

細かいことは、思い出しながら書いたので、うろ覚えのところがかなりあります。

参禅研修に行く方の、ちょっとした安心に繋がれば幸いです♪

140131 追記

~坐禅中、目を開けることについての考察~

永平寺では、目を開けて坐禅するんです。

ゆこもり的には、目を閉じた方が、集中しやすい気がするのです…。

昨年も、渡邉部長さんに伺って、

今年も、初参禅研修の方が、部長に聞いていた問い…。

お釈迦様が悟りを開いた際にしていたという

ヴィパッサナー瞑想は、目をつぶるんですよねー。

寝てしまう可能性とか、妄想が拡がりがちとかで、

目を開ける方がよいとも。

で、気功の先生に、「はっ」とする答えを頂けました~

気功では、「入精」というのが、坐禅に近い気がするのですが、

その時は、目を軽く閉じるんです。

で、目を閉じるということは、

「まぶたに力が入っている」訳です。

なので、本当に没頭できると、まぶたから力が抜け、

紙一重の「半眼」状態になる、とのこと。

なるほどねー

何事も、『自然体』で居られたら…と常々思うゆこもりには、

まさに、目からウロコのお答えでした…

そういう境地に、至れたらなー、と思いました。

にほんブログ村 美術ブログへ

    

ぜひポチっと、よろしくお願いします

続きを読む "140110-13 永平寺 参禅研修 3泊4日&140113 備忘録&140131 追記" »

140108-09 高野山~大神・狭井神社(奈良・桜井市)参拝&140109-10 備忘録

今年の道は、大丈夫でした~

 

 

Photo_5

 

 

さてさて、

またまたまーた、仏閣参拝の報告です

およそ、ギャラリーのブログとは思えない…

暫しお付き合い頂けたら、嬉しいです。

ゆこもりは基本、車移動なのですけど、

昨年2月の大雪の中、行ったのに比べたら、

今回は、峠に雪もほとんどなく天国(笑)

ただっ!!

やっぱり、国道371号線はやめた方がいいです

昨年通った時は、枝や落石がゴロゴロだったんですから

国道370号線~国道480号線の方が、まだまし(苦笑)

まあそれでも、かなりの山道なので、お気をつけて…

今回は、お礼参りメインということで、夕方に到着♪

周りに馴染むコンビニ発見

Photo_6

来年は、大きな行事が控えているということで、いろんな所で改修工事中。

Photo_7

今回お願いした宿坊は、恵光院(えこういん)さん。

Photo_8

Photo_9

ゆこもりにしてみると、お高めの宿なのですが、

写経をはじめ、阿字観体験も出来るということで迷わず決めました

お部屋にはコタツ広~い

Photo_11

ここにもやっぱり、切り絵がありました。

Photo_21

Photo_22

Photo_23

まず、着いて間もなく、16:30から阿字観体験を正味30分。

Photo_10

阿字観は聞いたことはありましたが、やったのは初めて

でも、結局、数息観(すそくかん)がメインな感じでした。

ゆこもり自身は、数息観も初めてでしたが

そして、あっという間に夕食

勿論、精進料理。しかも、かなりゴージャス

Photo_12

食後、これまた、広いお風呂に入ったのち、ゆっくり写経もしました♪

Photo_13

ちなみに翌日、朝一で奥の院に、納経しましたよー。

で、翌朝は、7時から(冬時間)、本堂にて朝の勤行。

Photo_14

そして、驚いたのが、そのあとすぐ、

隣にある毘沙門堂の勤行にも参加させてもらえました~~

Photo_15

いやー、護摩焚きもあったので、すごかった…

Photo_16

Photo_17

Photo_18

ありがたや~、ありがたや~

恵光院さんは、外国の方も多数、宿泊されていたのですが、さぞ驚いただろうなー。

で、朝食後、早めに出立し、朝一の奥の院へ。

そうそう、恵光院さんは、天候などが良ければ、

夜の奥の院ナイトツアーっていうのもやってるそうで、

今回は、あいにくの雨模様で残念ながら、お流れ…

昨年同様、凛とした空気の中、お礼参りへ…。

Photo_19

Photo_20

手先・指先にビンビン感じるものがありました…

 

高野山 HP

http://www.koyasan.or.jp/

そして、このあとは、奈良・桜井市の大神(おおみわ)神社・狭井(さい)神社へ~。

やっぱり昨年伺ったので、お礼参り

三が日はとっくに過ぎたのに、駐車場前で渋滞…

15日過ぎまでは、いつもらしい…。

まあでも、10分位で駐車できて、お礼参りへ

Photo_24

Photo_25

檜皮葺、葺き替えのご寄附をさせて頂きました。

ありがとうございました…。

 

にほんブログ村 美術ブログへ

    

ぜひポチっと、お願いします

続きを読む "140108-09 高野山~大神・狭井神社(奈良・桜井市)参拝&140109-10 備忘録" »

140108 東寺参拝&140108 備忘録

東寺は初めてでした~

 

 

Photo

 

 

さてさて、

神社仏閣参拝の報告 その3です

お好きな方は、引き続きお付き合いくださいませ♪

近江八幡散策の後、京都に移動

気になるギャラリーさんに伺ってから、

東寺 洛南会館にて宿泊しましたー♪

Photo_41

Photo_42

Photo_43

徒歩10~15分で京都駅という立地にもビックリ 

なので、京都タワーも近く、まさに新旧饗宴です

Photo_46

Photo_45

次の日に、高野山に行くということで、

「そうだっ!東寺に行かなきゃ」と思い立ち、急遽予約しました 

会館自体はごく普通の快適な宿泊施設

メリットは、何といっても、東寺がすぐ目の前と近いこと 

おかげで、朝6時~7じ過ぎのお勤め(生身供:しんじょうく)@御影堂にも伺えました♪

Photo_44

朝から、おじさまおばさまが、慣れた感じで、ひたすら読経をされます…

今回は初めて、自分のためのご祈願をしました。

20分?ほど待って、他の方と一緒に受けたのですが、

ご祈願というのが初めてで…、とても丁寧にして頂きました。

ありがたや、ありがたや…。

五重塔、金堂、講堂は、有料で8:30からの公開。

当日は残念ながら、特別公開日ではなかったので、

五重塔内部は見られませんでした…

写真でお裾分け♪

Photo_4

Photo_3

東寺 HP

http://www.toji.or.jp/

 

 

にほんブログ村 美術ブログへ

    

ぜひポチっと、本当にお願いしますm(_ _)m

続きを読む "140108 東寺参拝&140108 備忘録" »

140107 比叡山参拝

今回も、いい道でした~

 

Photo_28

Photo_34

さてさて、

寺社参拝の旅の続きです

去年に引き続きの比叡山参拝。

お礼参りー♪

ありがたや、ありがたや…。

今回は、雪も全くなく、比叡山ドライブウエイも快適でした~♪

相変わらず、お金は、かかりましたが…。

(ちなみに、こちらのホームページで印刷していくと、

すっごい割引になりますよー!!

比叡山ドライブウエイ HP

http://www.hieizan-way.com/coupon.html

今回は、お礼参りメインなので、短時間で切り上げ。

根本中堂

Photo_29

Photo_33

三面出世大黒天さま~♪

Photo_35

横川(よかわ)エリア

Photo_30

このアングルは去年と変わり映えしないけど、つい撮っちゃう

Photo_31

元三大師(慈恵大師(良源さん))堂♪

おみくじで有名なのに、まだお願いしたことない…

どうも、これぞっという時にしてもらうものらしい…。

Photo_32

道元禅師の得度の地♪

今年も、このあと永平寺の参禅研修に伺うので、ご報告♪

龍神様の池は、水がなかったナ…。

昨年伺い、今年お礼参りできることに感謝…

比叡山 HP

http://www.hieizan.or.jp/

にほんブログ村 美術ブログへ

    

ぜひポチっと、お願いします

140107 近江八幡散策&140107 備忘録

近江八幡にやっと行けました~♪

 

Photo_7

さてさて、

冬季休業中のゆこもりは、

作家さんの工房へお邪魔がてら、昨年に引き続き、寺社巡りなどしました~

まずは、近江八幡の日牟礼八幡宮へ。

Photo

近江八幡巡りにちょうどいい所にあるんですよー♪

周りには、お洒落なケーキ屋さんなどもあって…

Harie

そんな中、ゆこもりは、「たねや」さんへ

Photo_2

Photo_3

Photo_4

ひの入っているおくどさん

Photo_5

重厚な古民家に、正月飾りが落ち着きます

この時季限定の「黒ごまぜんざい」おいしかった~

Photo_6

熱くて、口の中、やけどしましたけど(苦笑)…

境内では、猫たちが日向ぼっこ

Photo_8

Photo_9

近くには、水路があって、風光明媚♪

Photo_10

Photo_11

水路近くや街道沿いには、お店もあり、

苗村堆肥店という代々続くお店の建物がステキでした

Photo_12

Photo_13

屋内も、特別に撮影オッケー♪

奥の長い、典型的町屋作り

Photo_14

店主のおじさまが、まあ、おしゃべり好き(笑)

雰囲気のいい建物なので、テレビでもよく使われるようで、

「誰々が来たゾ」自慢(苦笑)

ちょうど、年末にモヤモヤさまぁ~ず2総集編で見た!と思ったら、

「さまぁ~ずも来たぞ~(ニヤリ)」と(爆)

玄米のポン菓子、素朴でおいしかったです

他に、麩のお店もありました。

Photo_15

残念ながら、最近ハマった生麩は置いてなかった…。

で、散策の目当ての一つが、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA。

Noma_2

滋賀は、アール・ブリュットに力を入れているようで、

古民家を改装したこういう施設も運営しています。

行ったときはちょうど、第十回滋賀県施設合同企画展を開催中(~2/23まで)で、

いろんな作品を拝見できましたー♪

Noma

身障者の美術というと、ゆこもりは、

平面での「繰り返し」のすごさを思い起こすのですが、

それだけではなく、土やテキスタイルでやっている方も居て、

その「ある一定の」素材に魅かれるのは、

誰でも同じなんだなーと認識でき、奥深さを感じました。

でも、なんで、執拗に繰り返すのだろう…??

確かに、「繰り返し」の心地よさって、ありますよねー

、今回のメインは、

なんといってもヴォーリズ建築

実は、松本にもあったらしいのですが、数年前に壊されてしまったそう…

近江八幡に残ったのは、近江兄弟社という大旦那が居たからかな…。

写真でちょっとだけお裾分け

Photo_16

Photo_17

Photo_18

この塀だけでも欲しい…

Photo_19

Photo_20

Photo_21

Photo_22

Photo_23

ヴォーリズの建築でないモノも混ざっているかも…。

どれも現役、というわけではなさそうですが、

しっかり「残す」ことで、ゆこもりのように見に行く訳ですから、

素晴らしいことですよねー

実際、平日でも、他に見学している方もいらっしゃいましたー。

(さてさて、ヴォーリズ建築をつぶしてしまった松本は、

貴重な文化遺産をどうするんでしょうね…)

このあと、比叡山巡りに続きま~す

近江八幡観光ナビ HP

http://www.omi8.com/

にほんブログ村 美術ブログへ

    

気になる~って方は、是非ポチッと、ねっ♪

続きを読む "140107 近江八幡散策&140107 備忘録" »

140118 武蔵野美術大学卒展@武蔵野美術大学(鷹の台)&YOSHiNOBUワークショップなど140118 備忘録

二年連続♪

 

Photo

Photo_7

 

Photo_8

さてさて、

武蔵野美術大学 鷹の台キャンパスで開催中の

武蔵野美術大学卒展を拝見しました

昨年行って以来、二度目の訪問

武蔵野美術大学(以下ムサビ)は、

工芸・クラフトで作家活動をしている卒業生が少ない印象…。

ギャラリーサイドとしては、

鷹の台までわざわざ行くのは効率が悪いのですが(苦笑)、

でもでも、誰か(何か)に会えるかもと、ついつい期待しちゃいます

昨年同様、

高速バスで、日野バス停下車→日野駅まで歩く(15分)→

JRで国分寺駅→西武線で鷹の台駅→大学まで徒歩20分

ちょうど近所の高校の通学時間でゾロゾロすごかった

玉川上水は相変わらずいい風情

Photo_2

それでは、気になった学生さんを挙げていきますと…

①伊藤咲穂(工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻)『土へ還る』

Photo_3

Photo_4

Photo_5

Photo_6

テキスタイルといっても、「和紙」でした~♪

これは、目を引いたナ…

藤原新也のメメント・モリを引用したり、

九相図を使ったりして、「朽ちていく様」を表現したよう。

②大森梨桜(工芸工業デザイン学科 陶芸専攻)『ふくちゃづけ』

Photo_12

Photo_9

Photo_10

Photo_11

今回、一番即戦力な気がしました♪

なんといっても、ディスプレイなどのトータルパッケージングがいい

センスの良さを感じました~♪

③直江さゆみ(工芸工業デザイン学科 金工専攻)『チョイス』

Photo_13

Photo_14

Photo_15

Photo_16

Photo_17

Photo_18

ちっちゃいもん倶楽部♪

見る人が選ぶ自由を!と、こうしたらしい

確かに、見ごたえ、撮りごたえありましたねー

④小田さとみ(工芸工業デザイン学科 ガラス専攻)『envelope』

Photo_21

Photo_22

手紙とか「フクロ」モチーフがステキでした

⑤池谷三奈美(工芸工業デザイン学科 ガラス専攻)『ノスタルジック コレクション』

Photo_19

Photo_20

ずばり、「ケロリン」にやられましたー(爆)

⑥佐々木綾乃(工芸工業デザイン学科 ガラス専攻)『余韻』

Photo_23

Photo_24

この「結晶釉」みたいな風合いがステキでした~

どうやってるんだろう…。

⑦?(建築学科?)『?』

Photo_25

Photo_26

Photo_27

Photo_28

名前などチェックし忘れた… 

建築学科の建物だったので、多分、建築の人。 

目を引く展示だし、実用性もあって、

実際どこで、展示をやっているのかすぐにわかってよかったー♪

⑧小路かほ(工芸工業デザイン学科 木工専攻)『Drape Chair』

Photo_29

多分、天童木工とかの「曲げ」の技術と同じなんだろうけど、いいなあ~ 

ここまで、曲げられるんですねー♪

⑨菊地かおり(日本画学科)『光に騙されて生きよう』

Photo_30

タイトルがいいですねー

確かに、光に誘われるように、絵に行ったもんなー(笑)

⑩浅田潤(日本画学科) 無題でした

Photo_31

Photo_32

なんていうか…、「佇む感じ」がとても癒されました

このかすれたというか、モヤのかかった感じも岩絵具だからいいんだろうなー♪

タイトルはつけて欲しかったナ

⑪前成セツ子(日本画学科)『ターニング・ポイントⅠ・Ⅱ』

Photo_33

Photo_34

こんな日本画も

でも、この人は売れそうだなー♪

今年のウルトラとかで見そう。

⑫山本理美(日本画学科)『命』

Photo_35

こちらは、東山魁夷さんを彷彿とさせる「THE 正統派」ですねっ♪

⑬川崎彩瑞(日本画学科)『ふるさとの風』

Photo_36

Photo_37

『いつかは終わる道』

Photo_38

ほのぼのしていていいなあ~♪ 

いつかは終わる道っていうのもいい…。

⑭増田陽太(油絵学科)『アリ』

Photo_39

Photo_40

やっぱり立体ものに魅かれる(笑)

⑮税所直子(工芸工業デザイン学科 クラフトデザインコース)

『にほんのことば さきはふくにのことば れいはいすべきことば』

Photo_41

鉄なんですよー♪よくやったなー

⑯中川恵里子(空間演出デザイン学科 セノグラフィ)『夢で描く夢』

Photo_42

Photo_43

一番初めに見た。一生懸命、調整してたなー♪ 

全部が動く姿を見たかった…。 

⑰梅原恵(日本画学科)『5号倉庫』

Photo_44

Photo_45

マチエールが好きでした 

⑱飯塚彩(工芸工業デザイン学科 ガラス専攻)『Flower Petals』

Photo_46

Photo_47

Photo_48

⑲富松真秀子(工芸工業デザイン学科 陶芸専攻)『ATOLL』

Photo_49

Photo_50

白磁の鋳込み成形かな。 

⑳澁谷岳駿(工芸工業デザイン学科 木工専攻)『三日月』

Photo_51

キレイな作品でした♪

㉑愛須文也(工芸工業デザイン学科 ガラス専攻)『宇宙船』

Photo_52

かなり大きな作品なので、

スランピングとか大変だったろうなー

㉒関口太一(工芸工業デザイン学科 インテリアデザインコース)『Quartz』

Photo_53

Photo_54

Photo_55

工業製品に異素材ってのは、カッコいいけど、耐久性がどうなんでしょう…。

Photo_56

Photo_57

Photo_58

Photo_59

この中から、数年後にでも、

ゆこもりで展覧会を開催する作家さんが出てくることを期待して…。

この後、2/20~3/2に国立新美術館で、五美大展 です

武蔵野美術大学卒展 HP

http://www.musabi.ac.jp/sotsusei/

 

そうそう!!

昨年は気づかなかったけど、

エミュウというパン屋さんが校内にあって、

軒並み120円とかの安さで、しかもおいしかった~~

さすが大学!絶対、オススメですゾー

ゆこもり的には、フレンチトーストがふわっふわっで、おいしかったナ

Photo

にほんブログ村 美術ブログへ

    

気になる~って方は、是非ポチッと、ねっ♪

続きを読む "140118 武蔵野美術大学卒展@武蔵野美術大学(鷹の台)&YOSHiNOBUワークショップなど140118 備忘録" »

131226 生誕100年!植田正治のつくりかた@東京ステーションギャラリー(東京駅)&131226備忘録(140117追記)

明日5日までですっっ♪

1312263

さてさて、

東京駅構内にある東京ステーションギャラリーで今日まで開催中の

~生誕100年!植田正治のつくりかた~を拝見しました

1312261

1312262

丸の内南口のドーム型天井です♪

植田正治(1913-2000)さんは、

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

鳥取砂丘などで写真を撮影した写真家さん

やっぱり、ゆこもりど真ん中な写真家さんなのです。

植田さんは、自分で写真の構成要素を並べたり、

現像する際に、手を加えたりして、

「つくられた世界観」で一世を風靡した方で、

なんていうんだろう…、

いい意味で、素人臭さといいますか、

アマチュアリズム(いろんなものから自由な感じ)

があるんですよね。

ご本人自身も、

「だって、私は、今でも熱心なアマチュアだから。」

「アマチュア精神で、撮りたいものしか撮らないし、撮れない。」

とおっしゃっていますし。

私の勝手な印象ですけど、

そういうところが、どこか、光悦とも被るんです。

それと、画題に凝っているところも、ゆこもりど真ん中

これだけ作品が一堂に会したものを拝見するのは初めて♪

いやー、見れてよかった♪

いつもの通り、気になった作品を

展示順に具体的に挙げますと…

①cat.no.1 「花をくわえた自画像」(1949)

30代半ばの作品。

スーツを着た植田さんが宙を浮いていて、

花をくわえている(笑)

バックには、雲が映り、シュルレアリスムチック

写真に「自画像」っていうのも、面白いなー

②cat.no.3 「本をもつボク」(1949頃)

Photo

(WEBより拝借)

背中向きで傘をさしている植田さんは黒く、

開いた本は白のコントラストがステキ

雲も印象的だし、やっぱりシュルレアリスムっぽいんですよねー

③cat.no.15 「童暦より」(1955-70)

グラウンドで遊ぶ子供たち。

でも、ヒョッロっとしているのがミソ

面白い加工してるなー。

④cat.no.29 「童歴より 紙芝居屋が行く」(1960)

植田さん初写真集。

画面の3/4が、黒く見せた壁という構図がステキ

⑤cat.no.26 「童歴より 白い道」(1959)

Photo_2

(WEBより拝借)

単なるのっぱらの白い道なんですが、

何だか不思議な感じは、確実になにかしら加工しているからなのでしょう

⑥cat.no.26 「童歴より 小さな工場」(1960)

やっぱり工場が一軒ポツンとある写真なんですが、

わざと一軒にしたそう~

⑦cat.no.46 「秋(桑)」(1937)

ただの桑の葉が、凛!としています♪

⑧cat.no.54 「小狐登場」(1948)

Photo_3

(WEBより拝借)

もうこうなると、絵画の世界ですねー

⑨cat.no.67 「妻のいる砂丘風景」(1950)

Photo_4

(WEBより拝借)

影が何だか不思議な作品。

⑩cat.no.77 「ボクのわたしのお母さん」(1950)

Photo_5

(WEBより拝借)

今回、いちばんのお気に入り♪

もう一枚、同じ構図の作品があるのですが、

そちらの方が、お気に入りの一枚♪

みんなが笑顔でいいんです♪

残念ながら、WEB上に写真はありませんでした…。

⑪cat.no.78 「パパとママとコドモたち」(1949)

Photo_6

(WEBより拝借)

アットホームな作品ですが、いろいろやってる感がスゴイ(笑)

⑫cat.no. 85 (図録では89)「音のない記憶より」(1973)

植田さん初めての海外での写真。

そのせいか、なんだか空気感の違った雰囲気がします

⑬cat.no.108 (図録では110) 「白い風より」(1981)

植田さんのイメージにはないカラー写真。

ですが、そこはやはり植田さん!

カラーでも、詩的な空気感満載ですっ

⑭cat.no.114 (図録では113) 「砂浜モードより」(1985)

遠近法で、帽子の上に、小さな人を配置。

ほんと、シュルレアリスムです。

⑮cat.no.117 「砂浜モードより」(1989)

空を赤く加工し、人物を人為的に配置。

⑯cat.no.120 「砂浜モードより」(1993)

今度は、花火が上がっているように(多分)加工。

⑰参考作品 映像 ARB/affer'45 (1985)

あの石橋凌率いるロックバンドARBのプロモーションビデオまで、

植田さんは撮ってました~~~

しかも、砂丘でっ

年末年始でブログにアップし遅れてすみませんが、

明日1/5までです。

東京ステーションギャラリー HP

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html

にほんブログ村 美術ブログへ

    

気になる~って方は、是非ポチッと、ねっ♪

続きを読む "131226 生誕100年!植田正治のつくりかた@東京ステーションギャラリー(東京駅)&131226備忘録(140117追記)" »

131227 『モローとルオー』展@松本市美術館(松本市)

やっぱりルオーは素晴らしい…

1312271

1312272

さてさて、

松本市美術館で開催中の

『モローとルオー』展を拝見しました

やはり、ルオーはいいですね…。

この寒く、静かな季節に似合います♪

なぜモローとルオーなのかといいますと、

ルオーの美術学校時代の恩師がモローなのです。

二人は師弟であり、芸術上の父子でもあったそうです。

いつもの通り、気になった作品を

展示順に具体的に挙げますと…

①ルオー「人物のいる風景」(1897 パナソニック汐留ミュージアム蔵)

暮れゆく陽の中、沐浴する五人。

森の深さがいい…

②ルオー 「ヨブ」(1892 ルオー財団蔵)

聖ヨブを憐れむ友人エリファズ、ビルダド、ツォファルの雰囲気が泣けます

③モロー 「ユピテルとセメレ」(モロー美術館蔵)

Photo

(WEBより拝借)

まさに、神々しい神々の支配者ユピテル

眼差しがキョーレツ

一方のセメレは、顔が少し変…

バックの紺色が効いています

④ルオー 「聖顔」(1933 ポンピドゥーセンター蔵)

Photo_2

(WEBより拝借)

今回イチオシの作品

イコンのような厳格さで、作品に近寄りがたさが漂います…

⑤ルオー 「洗礼者ヨハネの頭部」(1929-39 個人蔵)

マチエールがスゴイ…。

絵の具というよりも、『岩』です、これは…

⑥モロー 「油彩下絵」(モロー美術館蔵)

この絵のあるコーナーは、壁全体を黒トーンに統一して、

カッコよかった

「油彩下絵」はある意味、モローの作品の中で、一番よかったかも…。

色彩のコントラストがステキでした~

⑦モロー 「一角獣」(モロー美術館蔵)

Photo_3

(WEBより拝借)

乙女と一角獣の「白」と、乙女の服・帽子の「赤」、背景の「青」が、

キレイです

この絵のあるコーナーは、一転して、壁全体を赤トーンに統一して、

さらにカッコよかったですっ

そして、パナソニックの持っている作品が、 

付け足しのように、最後に飾られていますが…。 

⑨ルオー 「冬 人物のいる風景」(パナソニック汐留ミュージアム蔵)

Photo_4

(WEBより拝借)

ゆこもりの好きな作品

小品ですが、何だか暖かくてイイんです…。 

⑩ルオー 「ミセレーレ」(パナソニック汐留ミュージアム蔵) 

版画作品。 タイトルがとてもいいんです♪

⑪ルオー 「マドレーヌ」(1956 パナソニック汐留ミュージアム蔵)

Photo_5

(WEBより拝借) 

マグダラのマリア。 

カラフルでステキ♪ 

⑫モロー 「ピエタ」(1854 岐阜県美術館蔵)

Photo_6

(WEBより拝借)

モロー28歳の時の作品

キレイ…。 

丁寧さ、繊細さ、生真面目さが出ています

3/23(日)までです。

なかなか見られない作品が目白押しなので、

ぜひ見に行ってほしいです

松本市美術館 HP

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-kikaku20.htm

にほんブログ村 美術ブログへ

    

気になる~って方は、是非ポチッと、ねっ♪

明けましておめでとうございますm(_ _)m 2014年企画展のご案内です♪

今年も宜しくお願いします♪

 

14

 

明けまして、おめでとうございます!

 

旧年中は、ゆこもりをご愛顧頂き、ありがとうございました。

本年も、変わらずのご愛顧のほど、よろしくお願い致します。

さて、早速ではありますが、今年のラインナップのご紹介

3月~4月 中川雅佳陶展Ⅳ

2011年以来、3回目となります。

土、釉薬を独自に使いこなし、

多彩な世界観を生み出す中川さん♪

今回も、楽しみです

4月~5月 長谷川正治陶展Ⅳ

Hasegawa4

実は、ゆこもりが初めて手掛けた企画展が長谷川さんなんです。

今回は、4年ぶり4回目となり、

前回までのご夫妻展と違い、また、お一人でして頂きます

ありとあらゆる技法を使いこなし、

「これも同じ作家さん!?」とよく言われる長谷川さんの

久々の個展をお楽しみに~

6月 女性作家グループ展 「佇む風景」

ゆこもりでは珍しいグループ展です。

ゆこもりはどちらかと言えば、「ウツワ」を取り扱っています。

ただ、年末に開催したトザキさんのような

「オブジェ」といわれるものも、とてもご紹介したいと思っています

昨今、女性作家さんのご活躍は、目まぐるしいものがあります。

ゆこもりでもまだお見せしたことがない方々を中心に

まさに「佇む」作品を創作されている6人の女性作家をご紹介します

参加予定作家(五〇音順)

梶田多恵(ガラス)、佐藤幸恵(ガラス)、下村順子(陶)、

盛林咲子(石などの彫刻)、諏佐知子(陶)、若松八重美(木などのミクストメディア)

7月 桑田智香子 白磁展

以前、「削るものたち」展でご紹介して以来、

なんと6年ぶりに、ゆこもり初個展でのお目見えです

常設展示でも、お問い合わせが多く、

やって頂けることとなりました~♪

削り跡を残す作風は勿論、新作も乞うご期待ですっ

8月 平林昇陶展Ⅱ

昨年、10月のゆこもり初個展がとても好評でした

春に焚かれる窯次第ですが、ご期待ください

9月 山田のや陶展Ⅳ

4年ぶり4回目の個展です。

いつも素晴らしい展示空間を演出されるのやさん。

展示空間を真っ暗にしたり、

ケルティックハープの演奏会など、いつもとてもステキです~

今回の展示も見逃せませんよ~~

10月 松浦唱子 陶展Ⅲ

4~5月開催の長谷川さんの奥さま。

前回まではお二人展でしたが、今回は、個展です。

陶器だけに収まらず、手ぬぐい、絵など、

「松浦ワールド」をゆこもりでどう展開してくださるか、楽しみです

11月 kino workshop木工展

なんと、2009年以来、5年ぶりとなります。

「ゆこもりで、木工展やってるの??」

なんて、お客様もいらっしゃるでしょうが、

イスや、カウチ(ベンチ風のイス)などの

家具まで出品されたこともあるんですよー

是非ぜひ、お楽しみに~

12月 こうや電気窯 石橋優 陶展

ゆこもり初お目見えの作家さんです

何も言いません。

絶対損はさせませんから、必ず見に来てください

ゆこもりに、巨大な街並みが出現するかも??

以上、初めての方から、久しぶりの方、

可愛らしい世界観から、実用性のウツワ、石彫まで、

様々な作家の「その方しか為し得ない」世界を

引き続きご紹介していきますので、

ゆこもり貯金をして、暫しお待ちください

にほんブログ村 美術ブログへ

    

今年初めのポチッと、お願いしますねっ♪

続きを読む "明けましておめでとうございますm(_ _)m 2014年企画展のご案内です♪" »

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

フォト
2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

にほんブログ村

  • にほんブログ村

facebook

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

バナー

  • 芸力
  • 個展なび
  • チルチンびと広場
  • ナガノナビネット

カウンター