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光と影の旅人 藤松博展@松本市美術館(松本)+竹森公男の漆芸@諏訪市美術館(諏訪)+131016 備忘録

ある画家の軌跡

Hujimatu3

Hujimatu1

Hujimatu2

さてさて、

10/12より開催中の

光と影の旅人 藤松博展@松本市美術館(松本)に行って来ました~♪

松本は、台風一過の晴れ♪

Eki

藤松博(1922~1996)さんは長野県飯山市生まれ

なんと、1941年6月には、本郷国民学校(多分、浅間温泉辺り)で、

図工の代用教員として、着任しています。

無審査・無賞の公募展「読売アンデパンダン展」へ連続出品し、

瀧口修造をはじめ多くの批評家から高く評価されました。

一言で言うと、これぞ「THE 絵画展」

途中から入ってきた姦しいオジサンオバサンご一行が、

「難しい!」、「私にはわからない…」と

いちいち言いながら見ていましたが(苦笑)、

でも、わからないではないです

印象派のように分かり易い風景画ではないですし、

宗教画のように題材が、見て取れるわけでもないから。

でも、だからこそ、個人が好きなように「感じ取る」ことが出来ます

ゆこもりのお気に入りは、

①花火と娘(cat no.19 1953 東京都現代美術館蔵)

1954年のタケミヤ画廊での個展出品作。

分かり易い構図で具象。

このころはまだ、普通に人を描いています。

②無題(cat no.30 1954)

嵐を表現したものか…?

タッチが荒々しく、面白かったです。

③化石(cat no.31 1954-55 千葉市美術館蔵)

油彩を厚くすることで、マチエールの「土」感がすごい

④ローソク(cat no.90 1964 南天子画廊蔵)

大きなローソクに藤松さんの特長のひとつ

「ひとがた」といわれる人をかたどった赤いカタチの模様が、

「人」、「human」などの文字とともに書いてあります。

⑤都市(cat no.92 1965)

やはり「ひとがた」で、カラフル

混沌としています

他にもいろいろやっていて、

ロウソクの油煙を使ったものなどは、

東郷青児チックに見えました。

(ちょうど、この後行った諏訪市美術館で東郷青児作品を見ました

「ひとがた」をメインに、だんだん動きが出てきたり、

月やはさみ、ビンなどと合わせたりして、

いろいろな変遷が見て取れます♪

絵がお好きな方は是非

松本市美術館 HP

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-kikaku19.html

彫漆の大作が目白押し♪

Suwabi1

Suwabi2

そして本日二本立て(笑)

10/27まで開催中の

竹森公男の漆芸@諏訪市美術館に行って来ました~♪

彫漆という、漆を積層して彫り出し、図柄を描く技法

彫漆と言えば、以前もご紹介した音丸耕堂さんを思い浮かべます

音丸さんが器で表現していたのに対し、

竹森さんは、平面で彫漆を試みています。

初めて見たなー♪

「彩明」(1983 第15回日展出品作 諏訪市美術館蔵)が、

とてもカラフルで、靉嘔(あいおう)を彷彿とさせる感じで素敵でした

諏訪市美術館では他にも、

マチエールのゴツゴツした感じがすごい

野村千春「みだれ咲く(萩)」(1979)や、

竹森さんの先生である小口正三の彫漆もすごかった…

一見の価値ありですので、是非

諏訪市美術館 HP

http://www.city.suwa.lg.jp/scmart/

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131016 備忘録

本当は、台風26号が来なかったら、

東京に行ってました…

で、来週以降と思っていたところに急遽行くことに!

①松本民藝館

前回ブログの通り。

いやー、浜田庄司も絶賛していたという染屋焼…。

奥深いところに、手を染めてしまった…(苦笑)

②藤松博展@松本市美術館

上記の通り。

まあ、五月蠅いオジサンオバサン集団がいた…。

ずっと、「わからない」「難しい」の連発&関係ない話で大笑い

係の人に注意されてもやめないってのは

まあ確かに、今回の展覧会は難しいけども。

パン屋ヴェグリさん

久々に、やっと行けた~

前回食べられなかったアンパンなどを取り置きしてもらいました♪

でも、小倉トーストの方が、あんこが甘く感じられておいしかった♪

やっぱり、バゲットはイチオシです

④佐藤透コアグラス展&長野県工芸展@北澤美術館(諏訪)

Kirazawa2

Kirazawa1

ひっさびさに行ったなー。

第33回長野県工芸展も一緒に拝見。

⑤竹森公男の漆芸@諏訪市美術館(諏訪)

上記の通り。

ほんと、漆の世界は深いなー

⑥パン屋はっぴーおじさん(岡谷)

131016
移転後初めて行けた

ほとんど売り切れていて買えなかった…

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