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130727 はた織り体験教室@馬場家住宅(松本)

はた織り面白いっっ~♪

 

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松本の伝統の七夕飾りがしてありました♪


さてさて、

馬場家住宅にて、

「はた織り体験教室」に初めて行ってきました~

馬場家住宅に行くのは、実は初めて

馬場家住宅は、かねてから馬場屋敷と呼ばれ、

江戸時代には広大な田畑を持ち、高島城主と親密な関係を保ち、

特別な地位を有していたそう。

平成4年に松本市に寄附され、平成8年度にようやく改修が完了。

平成9年4月から松本市の博物館として一般に公開されています。

なんていうのかな…、農家とか商家とはまたどこか違う、

「家風」というか、品格を感じさせる建物でした

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皆さん、はた織りってやったことあります?

昔は、農家では農閑期によくされていたみたいですね

以前も、当ブログで、小谷(おたり)ぼろ織りをご紹介しました

実際にやってみると、なかなか面白い

手順としては…、

(経(たて)糸は、既に準備されていました)

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①横糸となる「緯(ぬき)糸」を選び、

杼(ひ:シャトルともいう)に、八の字状に巻きつける。

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②緯糸を通したら、筬(おさ)を一回打ち込む(トン♪)。

③直後に、踏み板を片足だけ踏み、綜絖(そうこう)を動かして、

筬(おさ)を二回打ち込む(トントン♪)。

④ ②と③を繰り返し、織り上げていく。

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⑤緯糸を「糸」に変えて、同じように織り上げる。

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⑥ボンドで留めて乾かしてから、切断して完成

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詳細は、こちらがわかりやすいかも。

単純作業だけど、リズミカルにはなかなか出来ませんでした…

反省点としては、

まず、緯糸が短い場合、ちょっとした手間が必要で、

それにちょっと手こずったこと。

それと、端を綺麗に仕上げるには、

経糸と緯糸にトン♪とやる前に、テンションをかけるといいのですが、

それを忘れたり、かけ方を間違えたりして、端の始末が綺麗にならなかったこと。

まあでも、初めてにしては、上出来ではないでしょうか

それにしても、一講座五名の定員だったのですが、

私以外はおばさまばかりで、作業中もなんとも賑やか

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でも、この雰囲気が、「THE はた織り」なのかもしれないと思いました。

やっぱり、女性が似合うお仕事なのかなー

あと、轆轤などと同じように、単純作業が気持ちよくなる気がしました。

ちなみに、他の生徒さんの作品♪

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皆さん、すごいっ!!

経糸の色や本数でも雰囲気が全く違ったものになるし、

緯糸の素材や太さでも、緻密な感じのものから、荒い感じのものにも。

中には、ストッキングや布団地の布なんかも!

奥深さを感じましたねー

とても、楽しめました~~

はた織り体験教室は、

このあと、8/24、9/28、10/26、11/23の

午前の部10~12時、午後の部13~15時(各六名まで)

あるそうです。

詳細は、馬場家住宅 まで。

馬場家住宅 HP

http://www.matsu-haku.com/maruhaku/guide/babake/

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130718 開館10周年企画展 シュルレアリスムと高橋節郎展@安曇野高橋節郎記念美術館(安曇野)&130831 漆ワークショップ(追記)

高橋節郎は、奥深い…♪

 

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さてさて、

安曇野高橋節郎記念美術館の展覧会に行ってきました~

以前も紹介した節郎美術館

今回は、シュルレアリスム をテーマにしています。

実は節郎さん、シュルレアリスムに傾倒した時期があって、

日本の初期のシュルレアリスムの代表的な洋画家 古賀春江

アトリエまで、訪問していたみたいです。

そう言われれば、

独特の図柄、モチーフだなあ…、と思っていました

近美や横須賀美術館、豊田、岡崎から、

古賀春江をはじめ、

ミロ、エルンスト、アルプ、マグリット、マン・レイ、ダリなどなども、

出品されています

節郎さんのエッチングや漆絵、花器や灰皿までありました~

9/1(日)までですので、是非♪

安曇野高橋節郎記念美術館 HP

http://www.city.azumino.nagano.jp/setsuro_muse/01_topics/H25-11.html

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130717 大人の美術講座(オトナ美) 第一回 フレスコ画@松本市美術館

珍しい経験が出来ました~♪

 

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さてさて、

松本市美術館にて、

大人のための美術講座というものに初めて行ってきました~

第一回は、フレスコ画

講師は、エクセラン高校の洋画担当の小林先生

皆さん、フレスコ画ってご存知です?

ゆこもりは、ちょっと前、イタリアでおばあちゃんが

キリスト像を勝手に修復したのを思い出しました…

まあ、いろいろ調べてみると、

おもにイタリアで発展した、壁画に使われる描き方ですね。

ミケランジェロが描いた、バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画とか。

紀元前何万年のラスコーの壁画もこの部類になるそうです!

すごいっ

つまり、それだけ、保存性がいいってことですねー。

本式のフレスコ画は、漆喰ですけど、

今回は、(セメント+モルタル:以下、モルタル)を使いました。

で、実際にやってみると…、

まあ、面倒くさい!!!(苦笑)

手順としては、

①下地ボードに、モルタル素材を3~8mmの厚さに塗る。

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②適度に乾いたら、下絵(=カルトーネ)にニードルで”穴”を開けたものを作り、

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顔料(ライトレッド)で当たりを付ける。

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③”当たり”を目印に、下書きをする。(下地絵=シノピア)

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④速乾性があるので、短時間で描ける範囲に、モルタルを塗る。

⑤顔料(今回は、暗赤、明赤、青、黄、緑、白)を水で溶き、生乾きのところにのせ、描く。

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⑥乾いたら完成

文章だと簡単だけど、いろいろ難しかった…。

まず、モルタルの乾く速度が結構早いので、

水で練っておいたものが、すぐ使えなくなるということ。

なのに、描くときは、乾きづらく、ドライヤーで乾かしたりしました。

濡れているままだと、顔料が滲むんですね…。

太い筆しかなかったので(言い訳…)、

私の場合、初めこんな花模様を描こうと思って…

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下地ボードに、モルタルを塗り、(ここら辺は、楽しかった♪)

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下書きまでしたけど…、

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途中で、時間的にも(制作時間は、正味90分)、

技量的にも、とてもとても無理!!!(笑)と気づき、

結局、クレー、もしくは、熊谷守一辺りに着地しようとモガイテ、

大ケガをしました(爆)

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考えてみたら、描くことなんて、ここ何十年、

やったことがないのに!

フレスコ画も描き方のひとつだったよねー

それと、今回はモルタルだったから、

地の色が、当たり前だけど灰色なので、

どうも、仕上がりのイメージが湧かなくて苦戦…

まあでも、昔の人が、いかにすごいか、

改めてわかりましたねー

ちなみに、他の生徒さんの作品♪

皆さん、すごいっ!!

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とても、楽しめました~~

大人の美術講座(オトナ美)は、

このあと、8/28に、アニメーション基礎講座、

9/4に、発想力養成講座、9/18に日本画講座があるそうです。

詳細は、松本市美術館 まで。

オトナ美 HP

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/sisetu/oshirase/otonabi.html

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130713 ファインバーグ・コレクション展 ―江戸絵画の奇跡―@江戸東京博物館(両国)

またまた、鈴木其一を見られました~♪

 

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さてさて、

江戸東京博物館の展覧会に初めて行ってきました~

すっごい建築物

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何かに見えるナ…。

すぐお隣は、両国国技館。

ファインバーグ・コレクションは、

化学者であり実業家でもあったロバート・ファインバーグ氏が一代で蒐集した、

米国メリーランド州にある江戸絵画を中心とする日本美術のコレクション。

バーンズさんも、そんなかんじだった気が…

鈴木其一(きいつ)の作品で、

「群鶴図屏風」が見られて、よかったー

リストナンバー順にピックアップすると…

①酒井抱一 柿に目白図(江戸時代 catno.7)

柿の朱色がキレイ

②鈴木其一 群鶴図屏風(江戸時代 catno.10)

琳派らしい川の構図と鶴の配置、首の向きが秀逸

③鈴木守一 平経正弾琵琶図屏風(江戸~明治時代 catno.13)

前回のパラミタの展覧会でも紹介した守一♪

これ一点しかなかったが、やっぱりいい!!

お父さんの其一とはまた違って、とにかく端正で

龍も、平経正も、月も、「置いている」感が、

則をしっかり踏まえている感じ。

で、なんていうのかな…、とにかくキレイなんですよねー 

背景は、黒茶だったんですが、

元々銀箔なので、当時は、キラキラ華やかだったんでしょうね。

その時、見てみたかった…

④鈴木其一 松島図小襖(江戸時代 catno.15)

波の密度がスゴイ

もしかしたら其一は、細かいものほど、すごかったのかも…

と思える作品でした

⑤山本梅逸 畳泉密竹図(1845 catno.35)

初めてみた画家。

線が細かい!それと濃淡がいい

⑥渡辺玄対 武陵桃源図(1792 catno.37)

やっぱり初めてみた画家。

青のみの彩色が、鮮烈!!

⑦谷文晁 秋夜名月図(1817 catno.39)

落款デカッ(笑)!!

作品自体が横170cmあったけど、落款も30cm四方あったんじゃ??

⑧円山応挙 鯉亀図風炉先屏風(江戸中期 catno.47)

今回一番お気に入りの作品

さすがは応挙

キレイ、端正で、ため息…。

⑨森狙仙 滝に松樹遊猿図(江戸時代 catno.50)

猿の表情がとても豊かだった

⑩柴田是真 二節句図(1889 catno.55)

是真の直筆!

細かく、緻密でしたー

⑪鈴木松年 月に雲図(明治~大正時代 catno.56)

雲のたらしこみの表現がよかったー♪

⑫竹内栖鳳 死んだ鶴図(明治~昭和時代 catno.57)

とても西洋写実的な画風。

栖鳳は、1900年に渡欧しているので、さもあらん。

⑬曾我蕭白 鉄拐仙人図(江戸時代 catno.62)

鉄拐という、口から魂を抜け出す仙人の絵というのが蕭白らしい(笑)

仙人を描く線が細いけども、しっかりしている。

口から白煙の構図がいい!

⑭曾我蕭白 宇治川合戦図屏風(江戸時代 catno.63)

蕭白らしい顔つき

⑮曾我蕭白 大黒天の餅つき図(江戸時代 catno.65)

どうやら、宴席で、即興で描いたものらしい。

なので、とてもほがらかで、

「鉄拐仙人図」と対照的なボーっとした良さ

⑯勝川春章 文を破る女図(江戸時代 catno.79)

何か不思議な絵。

表装に家紋が二つというのも不思議…。

⑰歌川豊春 春景遊宴図屏風(江戸時代 catno.81)

22人の人物と、右手前の建物の屋根の

遠近法がとても新鮮!!

⑱祇園井特(せいとく) 化粧美人図(江戸時代 catno.93)

初めて見た画家。

個性的な顔というには、あまりにもヘン!!

顔デカっ!!眉太っ!!面白い(爆)

今回は、初めて見た画家も多かったなー

じつは…、本日までで、終了してしまいました…。

報告遅れてすみません…

江戸東京博物館 HP

http://www.edo-kiseki.jp/highlight.html

追伸 ここからも、スカイツリーが見えました

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130711 生誕 100年佐藤太清展@富山県水墨美術館(富山市)&130711備忘録

初めて拝見しました♪

 

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さてさて、

富山県水墨美術館の展覧会に行ってきました~

ここは、既に何度もご紹介している、ゆこもりお気に入りの美術館。

今回の佐藤太清さんは初めて知りました。

佐藤太清さんは、京都福知山の出身。

文化勲章受章など日本画家としての栄誉を全て手にしたけど、

出生直後の両親との死別、戦中招集後の病による闘病生活、

30歳でようやく迎えた日展初入選までの苦悩など、

決して順風満帆なものではなかったみたいです。

今回は、京都・福知山の佐藤太清美術館所蔵作品をメイン

何故、富山かと思ったら、

太清さん、富山の常願寺川辺りでも、写生したみたい。

いやー、急遽だったけど、見てよかった…

リストナンバー順にピックアップすると…

①芝園所見(1955 catno.21)

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福知山市佐藤太清記念美術館HPより)

単純化した構図がいい

川面に住宅と緑が映える

②寂(1959 catno.25 佐久市立近代美術館蔵)

黄金色のシダ、赤色の彼岸花と白鳥二羽の

色のコントラストがニクイ

③風騒(1966 catno.31 日本芸術院蔵)

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(日本芸術院HPより)

文部大臣賞、日本芸術院賞受賞作品。

これは、とてもお気に入り

よかった…

プラチナ箔を使っているそう。

下半分の緑色のグラデーションと

鷺(さぎ)の白~黒のグラデーションが素晴らしい…。

太清さんは、鷲とか鷺、カワセミ、スズメ、鶴といった

鳥のモチーフが多かった印象。

④燄(1967 catno.32 那覇市民ギャラリー蔵)

炎が圧巻!野焼を表現したそう。

⑤清韻(1973 catno.38)

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(福知山市佐藤太清記念美術館HPより)

日展特選作品。

水戸弘道館の老梅とのこと。

背景の青がキレイ

⑥朝霧(1978 catno.43 板橋区立美術館蔵)

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(富山県水墨美術館HPより)

これが今回、ゆこもり一番のお気に入り

鷺(さぎ)六羽(白3羽、白黒2羽、茶1羽)。

野田の鷺山で写生したそう。

鷺が、凛としていて、何かを訴え掛けてくるよう…

⑦雨あがり(1991 catno.53)

水面に映る冬木が、

画面の全面にあるという面白い構図

8/4(日)までですので、是非!!

途中、展示替えがあるみたいです

富山県水墨美術館 HP

http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/exh_1303.htm

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勇気づけられます!!

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130707 琳派・若冲と雅の世界展@パラミタミュージアム(三重・菰野)&130707備忘録(8/20追記)

最近、鈴木其一が気になります…

 

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さてさて、

三重・菰野のパラミタミュージアムの展覧会に久々に行ってきました~

ここは、現代陶芸がメインの美術館。

過去に3度ほどお邪魔していますが、そういえば紹介していなかったなー

パラミタ陶芸大賞展は初めて行けました~♪

詳細は、”続きを読む”にて。

で、同時開催の「琳派・若冲と雅の世界展」は、

京都・細見美術館所蔵作品からの展示。

前日にちょうど、鈴木其一(きいつ)の良さを

テレビで観たところだったので、ドンピシャ

いやー、よかった~

リストナンバー順にピックアップすると…

①渡辺始輿 簾に秋草図(江戸中期 catno.8)

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(web上より拝借)

珍しい構図。

すだれが左上半分の前面にあり、

そこにある草木が、簾から透けて見えるところステキ

②鈴木其一 水辺家鴨図屏風(江戸後期 catno.18)

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(web上より拝借)

アヒルの足とかくちばしの歯のリアルさと

琳派らしい構成の組み合わせがニクイ

③鈴木其一 紫陽花四季草花図(江戸後期 catno.19)

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(web上より拝借)

ぼかしとくっきりした線との描き分けがステキ♪

④鈴木其一 朴に尾長鳥図(江戸後期 catno.20

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(web上より拝借)

朴の葉っぱのたらしこみ表現がいい

⑤鈴木守一 楓桜紅葉図(江戸末期 catno.25)

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(web上より拝借)

其一の長男。

表現からは、シンプルで、生真面目さが滲み出ています

楓の”赤”のさし色が効果的

なんとはない作品でしたが、魅かれました

⑥鈴木守一 桜下花雛図(江戸末期 catno.27)

守一は、表装を描くのが得意だったそうで、

このしだれ桜?の描表装は、メインの絵よりよかった

⑦神坂雪佳 金魚玉図(明治時代 catno.28)

この人のヨシズの描表装もよかったー

⑧伊藤若冲 雪中雄鶏図(江戸中期 catno.32)

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(パラミタミュージアムHPより)

若冲30代前半の作品。

既に、ほぼ完成されていた…。

まだ、青物問屋引退前だから、すげーな

今回は、琳派の絵だけを紹介しましたが、

土佐光吉の源氏絵や蒔絵、能装束も出品されています。

前期は8/4までですので、是非!!

8/6からは、展示替えして後期展示で、9/1(日)まで。

パラミタミュージアム HP

http://www.paramitamuseum.com/plan/exhibition2.html

追記 二階ホールには、からくり人形があって、一日二回電動で動きます。

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ある意味、電動にしたところがすごかったー♪

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130625 エミール・クラウスとベルギーの印象派@東京ステーションギャラリー(東京駅)

これも印象派なのね…

 

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さてさて、

東京ステーションギャラリーの展覧会に行ってきました~

ここは、リニューアル後の展覧会もお伝えしましたが、

本当に、面白い、素晴らしい展覧会をします♪

いやー、今回も、素晴らしかった…

ゆこもりは、あまり「THE 印象派」の展覧会は見ないのですが、

今回は、印象派というくくりでは、収まらない感じです。

確かに、時代的にも印象派の影響は大なのでしょうが、

なんでもかんでも「印象派」をタイトルに入れるのは、どうなんでしょうねえ~

一般受けするからなのでしょうけれども…

ゆこもり的には、ミレーとか

以前、お伝えしたセガンティーニ@損保ジャパン

のような、「風景画家」のイメージでした。

もしくは、ルミニスム(光輝主義)と言われる、

「光」の表現に関心を寄せた画家というくくりの方がしっくりきました。

まあ、どっちでもいいんですけどー、

ファーストキャッチで、「見ない!」と判断してしまうこともあるので、

ちょっと、気にしちゃいました

ゆこもりは天邪鬼で、印象派ってだけで、食傷気味なので…(苦笑)

それでも今回、魅かれたのは、この絵のおかげ

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なんていうか…、

この牧歌的で、身近な風景を切り取った感じ

何で今まで、

クラウス単体の展覧会がなかったんだろう(・_・)....?という感じです。

確実に、日本人受けする雰囲気ありありで~す

カタログno.順にピックアップすると…

①昼休み (1887-1890頃 catno.1)

手前に草花、そして大きく女性の背中。

空と大地の比率がステキ

② そり遊びをする子どもたち(1891 catno.4)

雪、氷の色が、ピンク、ブルー、茶、緑…でステキ♪

③レイエ湖畔に座る少女(1892頃 catno.5)

湖面の表現と、土手の花。それらの比率の妙♪

④野の少女たち(1892頃 catno.6)

すすき?や野の表現と少女の陽の当たり方

ルミエールの真骨頂

⑤落ち穂拾い(1894頃 catno.8)

ミレーモチーフだろうなー。

でも、手前に子供を配置する妙

畑の手前緑と奥赤のコントラストもステキ

⑥夏の日中(1895 catno.11)

いろんな緑の色がキレイ…。

⑦レイエ川の水飲み場(1897 catno.12)

水面が画面のほとんどで、その水面が緑のグラデーション

牛の”白”が効果的です。

⑧レイエ川を渡る雄牛(1899かそれ以降 catno.16)

これだけ、タッチというかテイストが違って、荒々しい。

⑨レイエ川の黄昏(1911 catno.24)

林に沈む夕日の木漏れ日の表現がステキ

⑩月昇る(1912 catno.25)

水面に映る風景とその比率の妙♪

⑪ウォータールー橋、黄昏(1918 catno.26)

夕日のオレンジ、白、赤、黄…。

もやった教会が素晴らしい…

全体的に、ディテールの表現とともに、

水平線など、画面構成の素晴らしさを実感しました

今回は、エミール・クラウスだけを紹介しましたが、

モネ、シニャック、ピサロなど、印象派の作家作品も出品されています。

是非!!

7/15(月・祝)まで。

そのあと、金沢、碧南と巡回します。

東京ステーションギャラリー HP

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html

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