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130718 開館10周年企画展 シュルレアリスムと高橋節郎展@安曇野高橋節郎記念美術館(安曇野)&130831 漆ワークショップ(追記)

高橋節郎は、奥深い…♪

 

H2511

Seturou1

Seturou2


さてさて、

安曇野高橋節郎記念美術館の展覧会に行ってきました~

以前も紹介した節郎美術館

今回は、シュルレアリスム をテーマにしています。

実は節郎さん、シュルレアリスムに傾倒した時期があって、

日本の初期のシュルレアリスムの代表的な洋画家 古賀春江

アトリエまで、訪問していたみたいです。

そう言われれば、

独特の図柄、モチーフだなあ…、と思っていました

近美や横須賀美術館、豊田、岡崎から、

古賀春江をはじめ、

ミロ、エルンスト、アルプ、マグリット、マン・レイ、ダリなどなども、

出品されています

節郎さんのエッチングや漆絵、花器や灰皿までありました~

9/1(日)までですので、是非♪

安曇野高橋節郎記念美術館 HP

http://www.city.azumino.nagano.jp/setsuro_muse/01_topics/H25-11.html

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130831-0901 漆ワークショップ by 東京藝大漆芸研究会 (130831-0901 追記)

 

Setsuro2

さてさて、

安曇野高橋節郎記念美術館のワークショップに行ってきました~

節郎さんが、藝大の先生だったということもあって、

開館当時から、東京藝大漆芸研究会の方が、教えてきているそう

中には、もう何回も来ている人もいました~。

私は、広報かなにかで偶然、初めて知った…。

横浜や名古屋方面からも来ていたので、ビックリ

いやー、面白かった…

漆の奥深さを実感した次第です

場所も、節郎さんの茅葺き屋根の生家でしたっ

Setsuro1

手順の詳細をお伝えすると…

まず、右の227mm*158mmに彫っていきます♪

Setsuro3

左は、試し彫り用と、至れり尽くせり

①まず、考えて来た図案を転写します。

Setsuro4

私は、ゆこもりのネームプレートを作りました

写し取った後は、こんな感じ。

Setsuro5

(漆は、写真家泣かせうまく撮れず…)

②四種類の沈金刀を使い、ひたすら彫っていきます。

Setsuro6

後でわかったのですが、彫り方により、

そのまま、手跡というか彫り跡が出るんですよねー。

Setsuro7

Setsuro8

節郎さんは、ある意味それを逆手にとって、

縦線と横線を綺麗に残して見せていたりします。

私は、ボカシたかったので、線を彫るというよりも、

点描で線に見えるようにしました。

Setsuro9

だから、と~っても、手間がかかり、大変(苦笑)

ここからは、先生がやってくれました

③漆がしっかり定着するように、ベンジン系の溶剤で、

脂分をきれいにふき取ります。

④生漆(きうるし)を全体に塗り、

彫っていない所の余分な生漆は、ティシュなどでふき取る。

つまり、金粉などの接着剤になるわけですね

Setsuro10

⑤場所によっては、他の色を入れました♪

Setsuro11

Setsuro12

Setsuro13

Setsuro14

⑥「室(むろ)」に入れ、漆を固化します。

節郎美術館には、なんと!室までありました

Setsuro15

Setsuro16

漆は、水分と結びついて固まるんですね。

なので、湿気の多い北陸地方には、

輪島などの漆器の産地が多い訳です

明日(明けて今日)は、螺鈿細工をします♪

そうそう、

シュルレアリスムと高橋節郎展は明日、

9/1(日)までですので、是非♪

追伸 鈴虫まで飼っていて、風流でした~

Setsuro20

(0901 追記)

二日目は、螺鈿(らでん)です。

螺鈿というのは、貝を使って、装飾していく技法。

さらに、伏せ彩色といって、貝の内側に色を塗って、

色味を出す方法も併用しました~♪

①細工をしやすいように、貝を紙(今回は、コピー紙)にのりで貼る。

Setsuro30
これは既に、先生がしてくれてましたー

②紙の方に、切り抜きたい形を描き、はさみで切りぬく。

Setsuro31

Setsuro32

③伏せ彩色を施す。(今回は、マジックインキ)

Setsuro33

④彩色した方に、今回は接着剤を塗り、貼る。

Setsuro34

Setsuro35

⑤重しなどを置き、しばらく待つ。

⑥紙に水を含ませて、暫く待ってから、はがす。

Setsuro36

完成

Setsuro37

なかなかうまくいきました。

皆さんも、素晴らしかったですよー

Setsuro38

安曇野高橋節郎記念美術館 HP

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安曇野高橋節郎記念美術館は、高橋節郎の生家の敷地に2003年6月に開館し、本年開館10周年を迎えます。漆芸の分野から、型に縛られない自由な表現方法を見出し、現代的な芸術作品を制作し続けた高橋節郎の人とその作品世界を顕彰するため、当館は年1回の企画展と年3~4回の常設展示を開催してきました。 高橋節郎の漆芸術には、伝統工芸の漆芸の形式にとらわれない独自の世界が表現されています。星空から想起された動物、少年時代に親しんだ安曇野の山々や遺物が、画面となる漆黒のパネルに金や貝を用いた漆芸の技法で大胆に描か... [続きを読む]

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