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130625 浮世絵 Floating World-珠玉の斎藤コレクション@三菱一号館美術館(有楽町)&130625 備忘録

またまた行って来ましたっ♪

 

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さてさて、

前回の漱石展でお話した、

ブロガー内覧会に再び当たり、行ってきました~

いやー、今回も写真撮影可、

しかも、接写オッケ~by(話題の人)ローラ(爆)

なので、以下の写真は、許可を得たものです。

普通は勿論、撮影不可ですから、念のため…。

三菱一号館美術館は、実は初めて行きました!

え~って、感じですが、

ゆこもり、実は印象派は敢えては見ないんですよね…。

(三菱一号館美術館は、印象派が売りなんです)

まずは、美術館の外観♪

明治期に設計された建物を復元した重厚感!

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そして、館内もステキ♪

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そんな三菱一号館美術館が、今回は浮世絵を展示しています

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なんで、”印象派売り”の三菱一号館美術館が浮世絵かというと、

学芸員の野口さんと、

美術系ブログの巨塔 青い日記帳 中村さんとの対談で触れていたのですが、6

「印象派に影響を与えた浮世絵を

三菱一号館美術館らしく展示しよう」という趣旨だそう。

なので、三菱一号館美術館所蔵のロートレックとかボナール、ピサロと、

歌麿、春信とかが一緒に展示されていました~11

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展示館内には暖炉があり、

「19世紀欧米人が、浮世絵を飾っていた室内風景を

追体験するかのような展示」というのも”売り”のひとつ。14

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そして、斎藤コレクションというのは、

元参議院議員 斎藤文夫氏が収集した浮世絵コレクション。

特徴・見どころとしては…

①喜多川歌麿 「青楼十二自 続」(寛政六年頃 1794)の十二揃いや20

鈴木春信 「風流やつし七小町」(宝暦後期 1764)の七揃いなど、

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他にはない”揃いもの”がとても珍しい(唯一!だ)そうです。

②初代 歌川豊国 「役者地頭六玉川」(文化六年 1809)22
これは、日頃、化粧姿の歌舞伎役者が素顔で、

しかも、役者の直筆・手書きの句までという、ファンサービスのもの。

③菱川師宣 「韃靼人休息図」(元禄前期)24
新発見の作品だそうです。

④勝川春章 「東扇 初代中村富十郎の娘道成寺」(安永六年 1777)21
元々、扇にするための図案なので、扇形に線が入っていますねー。

⑤展示ケースも

普段なら陶器などを展示するものを掛け軸の展示にに流用!10

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⑥ミュージアムショップも

モネの部屋を模して、黄色の壁に商品を展示したり、

江戸時代からの老舗の商品を置いたり、と工夫されてましたー。30

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今回は、第一期の展示で、7月15日(月)まで。

第二期、7月17日(水)~8月11日(日)、

第三期、8月13日(火)~9月8日(日)。

それぞれ、150点超の計500点余りのボリューム

浮世絵と浮世絵の影響を受けた洋画とのコラボレーションを

是非楽しんでほしいです

三菱一号館美術館 ー浮世絵Floating Worldー HP

http://mimt.jp/ukiyoe/

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130601 スカイツリー観光へ♪

おのぼりさんっ♪

 

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さてさて、

上野辺りで、用事を済ませ、

南千住で泊まることにしたのですが、

夜景で、やけに目立つ塔が…。

近くに、スカイツリーがあるじゃああ~りませんか

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そりゃ、行くっしょ

ということでっ、朝一で、宿から30分くらいてくてく歩いて、スカイツリーへ。

歩いてよかったのは、途中通った、

言問橋(ことといばし)からのスカイツリーがよかったこと

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7:30に到着。

既に、結構な人が並んでいました。

8時から、当日チケット売り場へ入場開始

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お姉さまの制服は、こんな感じ♪

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何故、スタンガン…

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20分ほどで、購入で来て、エレベーターで、展望デッキへ。

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一通り見学後、その階で、

展望回廊へのチケットを購入して、エレベーターでさらに上に♪

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本当に、開廊でした

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上の端っこで、何をしているかと思ったら…

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回廊の”高低差”を利用した、記念撮影でした

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これだけ、”らせん状”に降りていく訳ですねー

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税務署もなかなかやります(笑)

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つくづく、東京は「川」の街だと思います。

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アサヒビールの”泡”?は目立ちます

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もうすぐ世界遺産の富士山もどうにか見えました

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最高地点は、こんな表示が…。

どうやって表示しているのか分かりませんでした…。

結局、土曜の朝で、50分ほど並んだわけですが、

まあ、これくらいなら…、と思います。

でも、朝早いと、ソラマチは開いていないので注意ですよー。

あと、強風などの天候には要注意

こうして、ゆこもりも、

都内の電波状況の改善に貢献したわけでしたー(苦笑)

(関係ないかっ!

スカイツリー HP

http://www.tokyo-skytree.jp/

追伸 駅まで、”スカイツリー駅”に変わってましたー。

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ゆこもりの2013年 後半の予定です♪

お待たせしています…

 


さてさて、

ゆこもり 2013年は、

9月から毎月、企画展を月替わりで、開催いたします。

2013/9/7(土)~29(日) 栢野紀文(かやののりふみ)陶展Ⅳ

2013/10/5(土)~27(日) 平林昇陶展

                    &同時開催

                    ~新進気鋭作家シリーズ 30~ 阿曽藍人(あそらんど)陶展

2013/11/2(土)~24(日) 田中一光(たなかかずみつ)陶展Ⅳ

2013/11/30(土)~12/25(水) ~新進気鋭作家シリーズ 31~ トザキケイコ展

(平日の連続二日間を定休日にする予定でいます)

まだ、予定ではありますが、

今後順次、詳細をお伝えいたします。

いづれの企画展も、作家さんと最終の詰めをしていますが、

ワクワクする内容ですので、お楽しみに~

追伸 9月までは、常設展示をお見せできます。

覧になりたい方は、あらかじめ、ご予約ください。

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130608 特別展 陶芸の魅力×アートのドキドキ@岐阜県現代陶芸美術館(土岐市)&130607-8 備忘録

奈良美智さんだけじゃない♪

 

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さてさて、

岐阜県現代陶芸美術館(以下、セラパ)の展覧会に行ってきました~

いやー、今回も、面白かった

世界中の現代陶芸の「今」をセラパさんらしく、

思い切って切り取って、

これでもかーっと展示しています

ゆこもりが今回、一番気に入ったのは、

最後の方に、どっかーんと展示してあった

高橋治希 育花雨 (Ikukau 2013 作家蔵)

いやー…、絶句……。

素晴らしい………。(ここには、←これは似合わない…)

圧倒的な仕事量…

どうやって制作して、展示したんだろう…。

ほんと、これだけでも、見て欲しいです

②ジョアン・ミロ 「女」 (1962 滋賀県立陶芸の森蔵)

入って最初の展示品。

大きい…。

どこが「女」???

穴は開いていましたけども…

ミロも、陶彫やってたんだなー。

舟越桂 「頭部習作」 (1970頃 作家蔵)

桂さんが陶芸???と思ったら、

学生時代のものでしたー。

にしても、学芸員さん面白いなー。

なぜ、桂さんの学生時代のものを展示しようと思ったんだろう…。

是非、知りたい…。

桂ファンなのは、間違いないなっ(笑)♪

桂さん曰く、

「木彫は、削っていく所で、プラスにできないところが怖いところ。

その怖さを感じているとだめ。

粘土の仕事は、時々やった方がいいと思っている。

粘土だと、思いきって削ったり、粘土をつけて元に戻したり、

本当に必要な形を探すようになる」とのこと。

なるほど…。

福岡道雄 「波」 (1994 滋賀県立陶芸の森蔵)

多分、初めて見た作家さん。

結構大きい黒陶の箱の上に、表面を浪間に見立てて、

小舟を浮かべ、人が釣りをしてる、というもの。

とても、「詩的」で、素敵な作品でしたー

八木一夫 「陶筒 鳥雲に入る」 (1968 岐阜県現代陶芸美術館蔵)

八木一夫にしては、

シンプルなカタチ、陶筒なんですが、

そこはやっぱり八木一夫

さりげなく描いているものが、poetryでいい…。

八木一夫曰く、

「絵画や彫刻の世界の現代的な発展だとか展開みたいなものが、

我々の仕事の大きな力づけになった。

自分自身の内部に忠実になることを目指し、土にゆだねた。」

八木さんの言葉は、本当にステキ…

陶芸家、いや、作家さんで、

作品だけでなく、文章まで、素晴らしいものを残している稀有な方です

今回は、ここまでにしますが、

海外の作家さんの作品も数多く出品されています。

是非、現代陶芸の面白さを体感してほしいですっ

8/25(日)までです。

岐阜県現代陶芸美術館 HP

http://www.cpm-gifu.jp/museum/02.exhibition/02_1.exhibition.html

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130608 開館35周年・新名称記念 特別企画展 ―日本・中国・韓国―@愛知県陶磁美術館(瀬戸)

まさに、名品揃いですっ♪

 

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さてさて、

「THE 陶芸名品展」ともいえる展覧会に行ってきました~

いやー、久々に見る代表作揃い

すっげーな、陶磁資料館、

いや、名称変わって、愛知県陶磁美術館

ゆこもりが今回、一番気に入ったのは、

①須恵器「装飾付台付壺」(6C前半 愛知県陶磁美術館蔵)♪

鹿?、キツネ?、馬?がついているー(笑)

六世紀に既に、こんなデコラティブな

カッコいいカタチのものが出来たなんてステキ…

それと、今回の収穫は、名品の数々!

②重文 鼠志野亀甲文茶碗 銘「峯紅葉」(16C末~17C初頭 五島美術館蔵)は、

見たのは、何時ぶりだろう…。

相変わらず、カッコいい「カクカク」なカタチ

③重文 光悦作 黒樂茶碗 銘「時雨」(17C前半 名古屋市博物館蔵)は、

やっぱり、以前見た覚えあり

あの口縁部の飲みづらそうな厚みは、忘れません(苦笑)

外側は、カセていて、内側は、ツルッと釉がかかって使いやすそう♪

なんていうか…、光悦っぽい(笑)

瀟洒な感じっていうんでしょうか、どこかおしゃれさん

で、今回、初めて見れたのが、

④重文 建窯 曜変天目茶碗( 南宋時代 MIHO MUSEUM蔵)

こないだ静嘉堂文庫の曜変天目を見たばかりだったので、

対比して見れたのが、ラッキー♪

静嘉堂文庫と同様ですが、曜変が少ないver.でしたね。

でもでも、正面右側、外側の

釉の垂れている部分の曜変の発色は負けていませんでしたよー

つくづく、こんなものが全て、

生産地の中国ではなく、日本にある奇跡をすごいと思います。

他にも…

⑤龍泉窯 青磁鳳凰耳花生 (南宋時代 13C 五島美術館蔵)

もう、よく教科書にもでている花生ですねー。

ほんと、カタチも素晴らしいけど、青磁の色がキレイ…

⑥白磁壺 (朝鮮時代 17C~18C 個人蔵)

展示の最後に、これを、もってくるのがいいですねー。

相変わらずの「ゆがみ」具合がいい~~

上下それぞれを轆轤でひいて、合わせています

多分、白磁だからいいんだよなー。

信楽とか備前が、この大きさで、

これだけゆがんでいたら違和感が出そう…。

まだまだあります!

⑦重文 奈良三彩蓋付壺 (奈良時代 8C 京都国立博物館蔵)

奈良三彩という、緑、褐、白の骨壺!

⑧重文 猿投窯 灰釉多口瓶 (平安時代初期 8C末 愛知県陶磁美術館蔵)

名前の通り、口が沢山ついていて、カタチが面白い

⑨重文 湖西窯 五輪塔 (平安時代末期 1146(久安2) 愛知県陶磁美術館蔵)

宝珠、半月、三角、円、方の五つが重なっています。

うちの庭に、欲しい…

⑩重文 美濃窯 大名物 白天目 (室町時代 16C初頭 徳川美術館蔵)

武野紹鴎所持の天目!

⑪重文 美濃窯 鼠志野草花文鉢 (桃山時代 16C末~17C初頭 文化庁蔵)

女郎花(おみなえし)の図柄を、掻き落としで表現

⑫重文 唐津窯 唐津茶碗 銘「三宝」 (桃山時代 16C末~17C 和泉市久保惣記念美術館蔵)

石がはぜてるのが、いい感じー

⑬青磁陽刻筍形水注(高麗時代 12C前半 大阪市立東洋陶磁美術館蔵)

本当に、たけのこのカタチの注器(笑)

60点ほど出品されていましたが、

まだまだ、紹介したいものだらけっ!

しかも、ここを含めて全部で、第7展示室まであるんです…。

もう、おなか一杯(大笑)

ちなみに、同時テーマ展示の

「コレクションでたどる愛知のやきものー学芸員の眼と、想いー」では、

瀬戸で、昔、制作された

”ノベルティ” 「self portrait」(S54年 丸山製陶作)が、

アメリカ ノーマン・ロックウエルの原画そのままに、

磁器の型もので、精巧に作られていたのが素晴らしかった~~

是非、時間に余裕を持って、見てほしいですねー

愛知県陶磁美術館 HP

http://www.pref.aichi.jp/touji/exhibition/2013/t_meihin/index.html

(作品によっては、展示期間が限定されていますので、ご注意を!!)

追記

今回は、いろんな所から、

名品を持ってきたのに、絵ハガキは何一つないっっ!!

各館の名品なんだから、一緒に委託販売するのは…

「今でしょう!」

まったく…

早く本当の意味で、

「資料館」から「美術館」になってほしいものです!!

プンプン

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130531 河鍋暁斎の能・狂言画@三井記念美術館(日本橋)

今週末までですっ♪

 

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さてさて、

河鍋暁斎の能・狂言画に絞った展覧会に行ってきました~

いやー、今回の暁斎は「真面目」でした(苦笑)

五年ほど前、京都で見たときなどは、

そのある種”異形”な雰囲気に圧倒されたのですが、

今回は、その卓越した精緻な筆致に圧倒されました~

ただ単に、”変わった絵描き”っていうだけではない!ということがわかりますっ

ゆこもりが今回、一番気に入ったのは、

暁斎の弟子でもあった

建築家ジョサイア・コンドル(暁英)が所蔵していた作品「浦島太郎」♪

今は、どこが所蔵しているんだろう…。

三幅の掛け軸に、右:浦島太郎、中央:鶴、左:亀が

描かれています。

その中でも、鶴の迫力がすごかったー

それと、今回の収穫は、下絵図!

「下絵帳」(河鍋暁斎記念美術館蔵)は、

線が細く、細やかで、スッと迷いなく太細の強弱が素晴らしい…。

「紋画帖」(河鍋暁斎記念美術館蔵)は、

縫箔製貼り込んであり、キレイでしたねー。

暁斎没半年前に装丁したとか。

暁斎のお気に入りだったのかもしれませんね。

他にも、

「石橋図屏風」(千代田区立日比谷図書館蔵)は、

画面を横断する”赤”の緋毛氈(ひもうせん)に

金や青、牡丹のピンクと、とてもカラフルでしたー

長野・須坂の田中本家博物館からも

「猩々図」の出品があり、三幅一対で、

左右の掛け軸の幅が半分という面白い構成でした

ほんと、暁斎さんには、タブーとかがないですねー

あと、「狂言づくし」(河鍋暁斎記念美術館蔵)という作品は、

小さいはがき大の画面に、

それぞれの狂言の一場面が描かれているものが、

9~10枚セットになって貼られているのですが、

欲しかった~~~

いまでも、こういう風にしたら売れると思うんですよねー

今回の展覧会は、暁斎の緻密さや技量の素晴らしさの発見でした

今週末までと、終了が迫っているのですが、

是非、暁斎のすごさを実感してほしいですね

三井記念美術館 HP

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

140223 追記

画像つき詳細リポート見つけました♪

http://www.museum-cafe.com/report/9669.html

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130602 光と風をかんじて展@ホキ美術館(千葉・土気)

写実!写実!写実!~♪

 

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さてさて、

千葉巡りの中、二年半経ってやっと行けました~

写実絵画という、まるで写真のような”そのもの”の絵だけを

蒐集した珍しい(というか唯一の)私設美術館・ホキ美術館。

建物を含めて、なかなか凝ってました

私の大好きな磯江毅作品三点と、諏訪敦作品一点もありました~

おもに現役の、ご存命の作家作品を扱っているんですが、

さすがに、磯江さんは外せませんよねっ

スペースは9つあって、それぞれのギャラリースペースで展示を変えています。

ゆこもりが今回一番気に入ったのは、ギャラリー⑧

照明を落として暗がりで、ガラスをなしにして、直接、絵が見れます

座るクッションの椅子まで黒かったです

その中で、今回一番気に入った作品がありました。

島村信之 「西窓」

窓辺に、ソファーに寝そべって、微睡む若い女性…。

島村作品は、結構、熟女?の絵が多くて、

手のしわとかが、熟女ならではの感じで、

だから、熟女を描くのか!?というくらいの描写なのですが、

この「西窓」は、若い女性でしたねー。

若い女性ならではの肌質とか、

カーテンの柔らかさとか、もたれるソファーの柄とか、

窓辺に置かれたビー玉とか、本当に精緻でした…。

素晴らしかった…

ギャラリー⑧には、

諏訪敦 「untitled](2010)もあり、

この絵だけ館内で唯一、(お父様の)死体でした。

諏訪さんは、お父さんの「死」を契機に

写実を始められた経緯があり、

お父さんが亡くなってかなり経ってから、描いているそう。

なので、参考になるのは、その時の遺体の手触りと、自分の「顔」とのこと。

この絵は、「未来の自画像」ともおっしゃっていて、

なるほど…と思いました。

それにしても、創設者の保木さんは、

森本草介さんとか、野田弘志さんを多く収蔵されているのですが、

私は、う~ん…。

磯江さんと諏訪さん、そして、今回初めて知った島村信之さんがいい

写実でも、作家さんによって、全然違うんですよねー

これは、発見でした

写実はどうしても、そのキレイさに目が行きますが、

どうして?、何故?、それを描いているのか…。

ゆこもりは、そこに興味があります

磯江さんの作品には、

見れば見るほど、いろんなものが見えてきて、

「どうしてそこに、輪ジミが…」とか、「セロテープの跡??」など

不思議なものが描かれています。

是非、見に行って、

皆さんのお好みの写実絵画を見つけてほしいですねっ

ホキ美術館 HP

http://www.hoki-museum.jp/index.html

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130602 アート&クラフトフェアちば にわのわ@川村記念美術館(千葉・佐倉)&6/2備忘録

最近、クラフトフェアづいているゆこもりです(笑)

 

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10時までは、ゲートが開かず、結構の人たちが待ってました。

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JR・京成 両千葉駅から、シャトルバスも出ていました♪

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80名強の作家さんが出店

さてさて、

先週末の事後報告です

千葉・佐倉市にある川村記念美術館

以前も、マーク・ロスコジョセフ・コーネル作品

所蔵の美術館として、オススメしていましたが、

実はその庭がとても広かったんですねー

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夏には、ひまわり畑になるんですかねー

知らなかった…。

で、その庭で、アート&クラフトフェアちば にわのわが

6/1、2に開催されましたー

去年、プレオープンで一日だけあって、今年から本格的に開催

千葉に所縁の作家さんが多いみたいで、

なんと、選考委員に画家の田窪恭治さんというゴージャスさ!

田窪さんといえば、

以前、香川・金毘羅宮の襖絵やカフェ壁面作品を拝見しましたが、

何故、にわのわの選考委員??と思ったら、

今は、千葉にいらっしゃるんですねー。

でも、画家さんを選考委員に据えるところなどは、

アート&クラフトフェア”と名乗っていることといい、

実行委員さんの意気込みを感じます

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ゲート脇にすぐ、アーティスティックな作品♪

先々週のクラフトフェア松本に続いて、

カキノジンさんに会ったり、

松クラ中に、来店してくださったお客様と奇跡的に出会ったり、

うちからそんなに遠くないところで制作している作家さんに会ったり、

その作家さんのお友達が、

以前、来店してくださったお客様だったりして、ちょーびっくりー♪

いやー、出会うときには出会うものですね…。

川村記念美術館には立ち寄らないという、

とてももったいないことをしつつ、時間がなく慌てすぎて、

予約した作品を買い忘れるという大失態までしてしまった…

また、あの作家さんに会えるといいけどなー

来年もあるみたいなので、是非、行ってみてくださいねー!

にわのわ HP

http://niwanowa.info/

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130531 ミヤケマイ「白粉花」おしろいばな@ポーラ ミュージアム アネックス(銀座)

いやー、面白かった~♪

 

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さてさて、

6月いっぱい開催中の展覧会のご案内

銀座にある、ポーラ ミュージアム アネックスの企画展

ミヤケマイ「白粉花」おしろいばな Little Lily-White Lie

とっても、面白い展覧会でしたよ~~~

いやー、ポーラはいつも面白い作家さんをやるんですっ

ミヤマケイさん自体は、名前くらいしか知らなかったんですが、

「白」にこだわった展示で、

壁にわざわざ、さらに石膏ボード(かな?)を設えて文字を彫ったり、

(出入り口のドアにまで、細工がしてあったのに、キュン

茶室風の空間を作ってしまうなど、かなり手間もかかっています。

ゆこもりが今回一番気に入ったのは、その茶室

あまり言ってしまうと、ネタバレしてしまうので…なんですが、

二対の掛け軸をスクリーンに見立てて、

4ヶ所のオブジェ作品辺りに行くと、センサーが反応…。

ゆこもりが分かっただけでも、4×2パターンの映像が流れる仕組み

内容まで、深くは理解できなかったんですが、

その映像にも、なにか哲学的なメッセージが込められているんです♪

素晴らしい…

頭でっかちなゆこもりは、

そういう「メッセージ性」により魅かれてしまうんですよね

もちろん、それを見せるための仕組みが素晴らしいことで惹きつけられるわけですが

これは、唯一、撮影オッケーの作品で、

人が入ることで、完成する作品だそう。

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受付のお姉さまが、撮影してくださいます

是非、見に行ってほしい展覧会ですっ

ポーラ ミュージアム アネックス HP

http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/

追記 (6/14)

知り合いから、報告ですっ♪

どうやら、茶室の掛け軸の展示が、その時々で変わるそうですっ!

うーん、映像との兼ね合いはどうなるのだろう…。

いやー、一度行っただけでは、許してくれないんですね…。

深い、ミヤマケイ…

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130531 幸之助と伝統工芸展@パナソニック 汐留ミュージアム(汐留)

よかったです…♪

 

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さてさて、

8月25日(日) まで、

前期、中期(~7月9日(火))、後期(7月11日(木)~8月25日(日))と、

長期開催中の展覧会のご案内です

松下幸之助が収集した、工芸作品についての企画展

いやー、幸之助さんって、工芸の蒐集家だったんですねー

知らなかった…。

伝統文化に理解を示して、

多年にわたり絵画から工芸作品にいたるまで美術品を収集したり、

公益社団法人日本工芸会などの団体の役員を務めるなど、

文化支援活動を続けていたそうです。

初出品作品約60点を含む

工芸作品計約90点(作家数計約65人)は見応えバッチリ♪

ゆこもりが工芸の展覧会を見始めた

二十数年以上前には、こういう工芸を一覧できる展覧会が

デパートなどで、結構あったのですが、

そういえば最近、あまり見かけませんね…。

工芸初心者の方には、是非ぜひ、見て欲しいです

具体的には…

①四代 樂一入 黒茶碗「閑談」(17c)

カワイイ♪小ぶりな、茶色に見える朱釉の茶碗

胴の真ん中にあるくぼみが、

スカイツリーの天空開廊のように、

ずれているように見えるのが面白い♪

②一四代 樂覚入 赤茶碗「常盤」(20c)

幸之助さんと同世代、当代のお父さんの作品。

ほんと、一四代の赤はキレイ…

赤に、黒と白の釉が、まるで朝焼け、夕焼けの雲間のようで、幽玄

③藤原啓 備前徳利形壺(1980ころ)

以前もお話した、ゆこもりが真っ先に影響を受けた

備前人間国宝の陶芸家。

上口部のゆがみの感じなど、

素朴でおおらか、だけど、計算されている美。

上半分の胡麻釉がキレイ…

他にも、

永楽善五郎、荒川豊蔵、魯山人、楠部彌弌、三輪休和、松田権六、

石黒宗麿、今泉今右衛門、金重陶陽、河井寛次郎、清水卯一、近藤悠三、

浜田庄司、富本憲吉、芹沢銈介、音丸耕堂、黒田辰秋などなど…という、

名立たる作家陣が目白押し

そんな中、実は一番面白かったのが、映像!!

1969.12.28 毎日放送で放送された「木工 黒田辰秋」(26分)

画像は荒くて、色も褪せていて、

BGMもなんだかオドロオドロしかったのですが(苦笑)、

黒田辰秋の動いている映像は初めてだったので、新鮮でしたー♪

黒田さんは、塗師の父がいたのですが、

幼少のころ、体が弱くて、塗りを教えてもらえず、独学で習得したそう。

まさしく、展示中の作品 「欅拭漆飾棚」の

制作風景が映像に収められていて、

作品自体には触れないので、仕組みがわかって、素晴らしかった

特に、正面の「戸」が、「引き戸+開き戸」という、珍しいものと分かり、びっくり

是非、見に行ってくださいねー!

幸之助と伝統工芸展 HP

http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/13/130413/index.html

追伸 パナソニック 汐留ミュージアムは、

館内全てが、写真撮影禁止で、写真はまったくありません…。

今どき、珍しいよね…。

せめて、美術館の前くらいは、撮らせてほしい

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130531 夏目漱石の美術世界展@東京藝術大学大学美術館(上野)&5/31備忘録

初体験…♪

 

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さてさて、

ちょっと報告が遅れましたが、現在開催中の展覧会のご案内です

上野の東京藝術大学大学美術館にて開催中の

「夏目漱石の美術世界展」のブロガー内覧会に

初めて行ってきました~

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別に、ゆこもりが関係者だからっ!エヘン!というわけでは(残念ながら)なく(苦笑)、

そういう企画に応募したら、偶然当選しちゃったわけです

いやー、写真オッケーだったので、撮影しまくっちゃいましたー♪

それにしても、みんなで、撮影していると、一種異様な光景でした…。

だって、普段撮影なんてありえない所で、パチパチしちゃってるなんて…。

(注;今回の写真は、特別に許可されたものなので、

普通は、撮影はダメですから、お間違いなきよう…)

ただ、作品そのものだけの撮影はNGなので、

主に、展示風景になりますが、皆さんにもお裾分け♪

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これは、「虞美人草」の一節に出てくる仮想?の作品を”具現化”したもの♪

漱石は、美術評論の先駆けだそう!

知らなかった…。

お恥ずかしい話なのですが、

ゆこもりは、しっかりと漱石作品を読んだことがありません…。

今回の展覧会は、

作品中に出てくる絵画作品をピックアップしているので、

”「ちょっと、何言ってるかわかんない」byサンドイッチマン” 状態(苦笑)

漱石作品を読んでいる人は、とても楽しめると思います

でも、漱石がこんなにも、美術に造詣が深かったことがわかり、

作品にも興味が持てました

7/7(日)までですので、是非!

夏目漱石の美術世界展 HP

http://www.tokyo-np.co.jp/event/soseki/

追伸 ゆこもりに所縁のある”石井柏亭”さんの

渡欧時の作品「チョチャラ」(1911)が出展されていたのが、嬉しかったー

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