« 130531 夏目漱石の美術世界展@東京藝術大学大学美術館(上野)&5/31備忘録 | トップページ | 130531 ミヤケマイ「白粉花」おしろいばな@ポーラ ミュージアム アネックス(銀座) »

130531 幸之助と伝統工芸展@パナソニック 汐留ミュージアム(汐留)

よかったです…♪

 

130531

さてさて、

8月25日(日) まで、

前期、中期(~7月9日(火))、後期(7月11日(木)~8月25日(日))と、

長期開催中の展覧会のご案内です

松下幸之助が収集した、工芸作品についての企画展

いやー、幸之助さんって、工芸の蒐集家だったんですねー

知らなかった…。

伝統文化に理解を示して、

多年にわたり絵画から工芸作品にいたるまで美術品を収集したり、

公益社団法人日本工芸会などの団体の役員を務めるなど、

文化支援活動を続けていたそうです。

初出品作品約60点を含む

工芸作品計約90点(作家数計約65人)は見応えバッチリ♪

ゆこもりが工芸の展覧会を見始めた

二十数年以上前には、こういう工芸を一覧できる展覧会が

デパートなどで、結構あったのですが、

そういえば最近、あまり見かけませんね…。

工芸初心者の方には、是非ぜひ、見て欲しいです

具体的には…

①四代 樂一入 黒茶碗「閑談」(17c)

カワイイ♪小ぶりな、茶色に見える朱釉の茶碗

胴の真ん中にあるくぼみが、

スカイツリーの天空開廊のように、

ずれているように見えるのが面白い♪

②一四代 樂覚入 赤茶碗「常盤」(20c)

幸之助さんと同世代、当代のお父さんの作品。

ほんと、一四代の赤はキレイ…

赤に、黒と白の釉が、まるで朝焼け、夕焼けの雲間のようで、幽玄

③藤原啓 備前徳利形壺(1980ころ)

以前もお話した、ゆこもりが真っ先に影響を受けた

備前人間国宝の陶芸家。

上口部のゆがみの感じなど、

素朴でおおらか、だけど、計算されている美。

上半分の胡麻釉がキレイ…

他にも、

永楽善五郎、荒川豊蔵、魯山人、楠部彌弌、三輪休和、松田権六、

石黒宗麿、今泉今右衛門、金重陶陽、河井寛次郎、清水卯一、近藤悠三、

浜田庄司、富本憲吉、芹沢銈介、音丸耕堂、黒田辰秋などなど…という、

名立たる作家陣が目白押し

そんな中、実は一番面白かったのが、映像!!

1969.12.28 毎日放送で放送された「木工 黒田辰秋」(26分)

画像は荒くて、色も褪せていて、

BGMもなんだかオドロオドロしかったのですが(苦笑)、

黒田辰秋の動いている映像は初めてだったので、新鮮でしたー♪

黒田さんは、塗師の父がいたのですが、

幼少のころ、体が弱くて、塗りを教えてもらえず、独学で習得したそう。

まさしく、展示中の作品 「欅拭漆飾棚」の

制作風景が映像に収められていて、

作品自体には触れないので、仕組みがわかって、素晴らしかった

特に、正面の「戸」が、「引き戸+開き戸」という、珍しいものと分かり、びっくり

是非、見に行ってくださいねー!

幸之助と伝統工芸展 HP

http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/13/130413/index.html

追伸 パナソニック 汐留ミュージアムは、

館内全てが、写真撮影禁止で、写真はまったくありません…。

今どき、珍しいよね…。

せめて、美術館の前くらいは、撮らせてほしい

にほんブログ村 美術ブログへ

    

読んだらポチっと、お願いしま~す♪

« 130531 夏目漱石の美術世界展@東京藝術大学大学美術館(上野)&5/31備忘録 | トップページ | 130531 ミヤケマイ「白粉花」おしろいばな@ポーラ ミュージアム アネックス(銀座) »

文化・芸術」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

ゆこもりのお勧め」カテゴリの記事

その他の企画展情報」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

« 130531 夏目漱石の美術世界展@東京藝術大学大学美術館(上野)&5/31備忘録 | トップページ | 130531 ミヤケマイ「白粉花」おしろいばな@ポーラ ミュージアム アネックス(銀座) »

フォト
2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

にほんブログ村

  • にほんブログ村

facebook

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

バナー

  • 芸力
  • 個展なび
  • チルチンびと広場
  • ナガノナビネット

カウンター