130324 トーク&シンポジウム「ある五人による 豊かな響宴」@あがたの森音楽堂
とても示唆に富んでいましたー♪
さてさて、
FMラジオや松本経済新聞さんや市民タイムスさんで見かけて、
行こうと思っていたイベントに行ってきましたー♪
当日、場所をてっきり、おきな堂さんだと思っていたら、
あがたの森だということで、少し遅れて到着
少し始まっていましたが、どうにか間に合いました…(田中君ありがとうー♪)。
イベントの詳細は、おきな堂さんのHPや松経さんの記事を見てもらうとして、
今回、ゆこもりが気になったのは、チベット医”アムチ”の小川康さん。
私もいろいろやってはいますが、まあ薬剤師として、
すっごい経験の持ち主で、唯一無二の存在でしょう。
ゆこもりには、「発心」とか「ちゃぶ台返し」とか、
心に染み入る”言の葉”が沢山でした…。
コーディネーターのおきな堂木内さんにも、
イベント終了後に全く別なところで、ばったりお会いしてびっくり♪
おきな堂の80周年記念と銘打って、
こんな素敵なイベントを企画した木内さん、素晴らしいです♪
おきな堂さんの自社農園でできた野菜の料理、食べに行かなきゃ
また、こんな企画楽しみにしています!!
3/28 続きに追記してあります。
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経済性とやりたいことと…
さてさて、
今回の上記のシンポジウムと、
その晩偶然あった、知り合いの信大名誉教授さんたちとの
「ある方を偲ぶ会」の宴席で、
くしくも、同じテーマで、話が展開しました。
つまり、「やりたいことをやる際のお金」のこと。
一人の名誉教授さん(Mさんとします)は、
お釈迦様などを彫る仏師を素人として、やっています。
でも、いろんなところから、彫ってほしいとオファーが来る人。
で、Mさん曰く、
「責任からのがれたいから、お金は頂かないんだ」とのこと。
そこで、もう一人の信大名誉教授さん(Yさんとします)が、
「それは、ダメだ。ちゃんと、お金はもらわないと!」と。
Yさん曰く、お金をもらうということは、その仕事に責任を持つということ。
そして、世間から、自分の仕事が、どれくらいの評価があるかがわかる。
世間との関係性のためには、お金はもらわないといけない、と。
う~む。どちらも正論。そして、どちらも、間違っている、とゆこもりは思いました。
お酒の席だったので、最後は、水掛け論的になったのが、残念でしたが。
また、ちょっと特殊だと思ったのは、Mさんが仏様を彫っているということ。
これが、なおさら、金銭授受に関して、複雑なファクターを増やしています。
Mさんは、お金をもらわないことで、仏に魂が込めやすいのかもしれません。
はたまた、”逃げている”と自覚することによって、
彫った仏様に隙が出来、対象者が祈りやすい作風に寄与しているかもしれません。
話はずれますが、ある治療法の創始者は、その治療法を生業にするな、と戒めたそうです。
なぜなら、邪念が入るからだと(ゆこもりの”意訳”です)。
(これは、”アムチ”小川さんが、現代医学への警鐘として言っていたことに繋がります)
確かに、医もアートも(もしくは何にでも)、本人(制作者・施術者)の意識次第なのです。
お金を過剰に意識すると、思わぬ方向に行くということなのでしょう。
やはり、”ほどほど”、中庸ということになるのですね。
Mさんは、そのバランスを取るところが、
うまくイメージできない、折り合いを付けられないからこそ、
いっそのこと、お金というファクターは、一切除外しようと考えられたのではないか。
ゆこもりは、そう思うのです。
ただ、Yさんのいうことは、ギャラリストの端くれとしては、
勿論、痛いほど解ります。
というか、作家さんを見出し、お金を発生させる側なので(苦笑)
でも、お金と距離を置きたいと、頑なに行っている作り手に無理強いはいけません。
それこそ、” 碎琢同機(そったくどうき、さいたくどうき)”。
作り手が、”その気”になるまで、待たないと、ね。
そして、Yさんは、面白いこともおっしゃっていました。
フランスの文化人は、地主だったりして、
ほとんど稼がなくても、生きていけるそうで、
そういう人たちが、文化を形成しているらしいのです。
そういう人たちを、「高等遊民」と言うそうです。
いい響きですねー、「高等遊民」♪
あっ!今のゆこもりも「高等遊民」だっ!と思いました(苦笑)
というより「中の下 遊民」くらいかな(爆)
で、シンポジウムで、コーディネーターのおきな堂さんが、
飲食業という、生き物を殺していることで生計を立てていることに、
負い目を感じている、とおっしゃったんです。
すごいそんな風に感じるんだ、と思いました。
それで、自社菜園もやっている、と。
この意識が、大切なんでしょうねっ
少なくとも、こういうことを感じている人の料理を食べたいと、
最近、永平寺で参禅修行してきたゆこもりは、思いました
う~む、なんだか、取りとめのつかない書き方になりましたが、
これからもずっと、このことは、遡上にあがるのでしょう。
なぜなら、ゆこもり自身が、その呪縛に囚われているのだから…。
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