« 130324 平成24年度信州大学美術科卒業記念展@松本市美術館 | トップページ | 130324 田中一光うつわ展 青の主題による変奏曲<第4変奏>@グレインノート »

130324 トーク&シンポジウム「ある五人による 豊かな響宴」@あがたの森音楽堂

とても示唆に富んでいましたー♪

 

Okinadou1

Okinadou

さてさて、

FMラジオや松本経済新聞さんや市民タイムスさんで見かけて、

行こうと思っていたイベントに行ってきましたー♪

当日、場所をてっきり、おきな堂さんだと思っていたら、

あがたの森だということで、少し遅れて到着

少し始まっていましたが、どうにか間に合いました…(田中君ありがとうー♪)。

イベントの詳細は、おきな堂さんのHP松経さんの記事を見てもらうとして、

今回、ゆこもりが気になったのは、チベット医”アムチ”の小川康さん

私もいろいろやってはいますが、まあ薬剤師として、

すっごい経験の持ち主で、唯一無二の存在でしょう。

ゆこもりには、「発心」とか「ちゃぶ台返し」とか、

心に染み入る”言の葉”が沢山でした…。

コーディネーターのおきな堂木内さんにも、

イベント終了後に全く別なところで、ばったりお会いしてびっくり♪

おきな堂の80周年記念と銘打って、

こんな素敵なイベントを企画した木内さん、素晴らしいです♪

おきな堂さんの自社農園でできた野菜の料理、食べに行かなきゃ

また、こんな企画楽しみにしています!!

3/28 続きに追記してあります。

にほんブログ村 美術ブログへ

    

ぜひポチっと、お願いします

経済性とやりたいことと…

 

さてさて、

今回の上記のシンポジウムと、

その晩偶然あった、知り合いの信大名誉教授さんたちとの

「ある方を偲ぶ会」の宴席で、

くしくも、同じテーマで、話が展開しました。

つまり、「やりたいことをやる際のお金」のこと。

一人の名誉教授さん(Mさんとします)は、

お釈迦様などを彫る仏師を素人として、やっています。

でも、いろんなところから、彫ってほしいとオファーが来る人。

で、Mさん曰く、

「責任からのがれたいから、お金は頂かないんだ」とのこと。

そこで、もう一人の信大名誉教授さん(Yさんとします)が、

「それは、ダメだ。ちゃんと、お金はもらわないと!」と。

Yさん曰く、お金をもらうということは、その仕事に責任を持つということ。

そして、世間から、自分の仕事が、どれくらいの評価があるかがわかる。

世間との関係性のためには、お金はもらわないといけない、と。

う~む。どちらも正論。そして、どちらも、間違っている、とゆこもりは思いました。

お酒の席だったので、最後は、水掛け論的になったのが、残念でしたが。

また、ちょっと特殊だと思ったのは、Mさんが仏様を彫っているということ。

これが、なおさら、金銭授受に関して、複雑なファクターを増やしています。

Mさんは、お金をもらわないことで、仏に魂が込めやすいのかもしれません。

はたまた、”逃げている”と自覚することによって、

彫った仏様に隙が出来、対象者が祈りやすい作風に寄与しているかもしれません。

話はずれますが、ある治療法の創始者は、その治療法を生業にするな、と戒めたそうです。

なぜなら、邪念が入るからだと(ゆこもりの”意訳”です)。

(これは、”アムチ”小川さんが、現代医学への警鐘として言っていたことに繋がります)

確かに、医もアートも(もしくは何にでも)、本人(制作者・施術者)の意識次第なのです。

お金を過剰に意識すると、思わぬ方向に行くということなのでしょう。

やはり、”ほどほど”、中庸ということになるのですね。

Mさんは、そのバランスを取るところが、

うまくイメージできない、折り合いを付けられないからこそ、

いっそのこと、お金というファクターは、一切除外しようと考えられたのではないか。

ゆこもりは、そう思うのです。

ただ、Yさんのいうことは、ギャラリストの端くれとしては、

勿論、痛いほど解ります。

というか、作家さんを見出し、お金を発生させる側なので(苦笑)

でも、お金と距離を置きたいと、頑なに行っている作り手に無理強いはいけません。

それこそ、” 碎琢同機(そったくどうき、さいたくどうき)”。

作り手が、”その気”になるまで、待たないと、ね。

そして、Yさんは、面白いこともおっしゃっていました。

フランスの文化人は、地主だったりして、

ほとんど稼がなくても、生きていけるそうで、

そういう人たちが、文化を形成しているらしいのです。

そういう人たちを、「高等遊民」と言うそうです。

いい響きですねー、「高等遊民」♪

あっ!今のゆこもりも「高等遊民」だっ!と思いました(苦笑)

というより「中の下 遊民」くらいかな(爆)

で、シンポジウムで、コーディネーターのおきな堂さんが、

飲食業という、生き物を殺していることで生計を立てていることに、

負い目を感じている、とおっしゃったんです。

すごいそんな風に感じるんだ、と思いました。

それで、自社菜園もやっている、と。

この意識が、大切なんでしょうねっ

少なくとも、こういうことを感じている人の料理を食べたいと、

最近、永平寺で参禅修行してきたゆこもりは、思いました

う~む、なんだか、取りとめのつかない書き方になりましたが、

これからもずっと、このことは、遡上にあがるのでしょう。

なぜなら、ゆこもり自身が、その呪縛に囚われているのだから…。

にほんブログ村 美術ブログへ

    

ぜひポチっと、お願いします

« 130324 平成24年度信州大学美術科卒業記念展@松本市美術館 | トップページ | 130324 田中一光うつわ展 青の主題による変奏曲<第4変奏>@グレインノート »

文化・芸術」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

« 130324 平成24年度信州大学美術科卒業記念展@松本市美術館 | トップページ | 130324 田中一光うつわ展 青の主題による変奏曲<第4変奏>@グレインノート »

フォト
2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

にほんブログ村

  • にほんブログ村

facebook

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

バナー

  • 芸力
  • 個展なび
  • チルチンびと広場
  • ナガノナビネット

カウンター