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MINO CERAMICS NOW 2012@岐阜県現代陶芸美術館(岐阜・多治見)

”今”の陶芸とは…

 

Mino20121

Mino20122_2

さてさて、

岐阜県現代陶芸美術館(以下セラパ)での展覧会です

MINO CERAMICS NOW 2012は、

前回2004以来、8年ぶりに、地元岐阜の作家を取り上げるもの。

前回は物故作家で、今回は、50歳以下の作家ということで、

かなり内容も違うものと言っていいのではないでしょうか。

93名の作家と、ギャラリートークも拝聴したので、

2時間半じっくり見ました~。

うちでお世話になっている三尾忍さん、服部竜也さんの新作も♪

心に残ったものは…

1)伊藤秀人”錬彩大鉢”

秀人さんのまあ大きい60cmはあるか?という意欲作♪

”揺らぎ”と練り込み具合がキレイでした…。

2)コウノサトシ”色振出”

25個の振出の”黒とカラフル彩色との対比”パターンのいろいろ♪

初めて拝見した作家さん。丁寧な仕事でした。

3)桑田卓郎”彩色碗 彩色蓋物”

飛ぶ鳥を落とす勢いの桑田さん。

今回は、カイラギのシリーズではなく、

白地に赤&黒の”猪熊弦一郎チックな”デザインのもので、

面白かったです♪

以下、気になった作品を羅列していきますねー(年齢・五十音順)

・加藤土代久”紅紫釉長皿”は、厚みのすごさ♪

・黒石久子”ごちそうさまの夜”は、紙のオーナメントのように磁器を扱う仕事。

・水野寿子”北の陶器の町”は、

10棟の白マット家群の中にオレンジ色の灯りがキレイ♪

・佐藤雅之”水の骨”のバリの感じが気になりました。

・林茂樹”00-Ⅶ”は、さらに仕事が精密になっていて、

幼稚園児?がバイクに寝そべり、ニヤッとしているのが(笑)

・中村崇心”6つの黒い匣と種子の行方”は、

黒い匣と中の白い磁器の実?と

さらにその中のガラスの種のコントラストが面白かった。

・大道宏美”雨雲”は、薄い磁器&青い細い線&

メルヘンチックなフォルムが独自の世界観を醸し出していました。

・高津未央”そこに棲息する0906”は、まるで、漆のような仕上げ♪

・大野裕之”燐”の先のフニャフニャのこだわり♪

・山下幾太郎”心箱2012~規則が生む不規則~”は、

さすが工学部卒だけあるラジエターのようなひだひだ♪

・北野勝之”drops-bowl"は、高台部についたゴムのような質感♪

・五味謙二”彩土器”の柔らかなフォルム♪

・中濵有紀”ウサギのオセロ”の駒のウサギ

・天羽羽衣(あも うい)”another world”の鍾乳洞な質感♪

・大久保陽平”SOJIKI”の白磁の掃除機に赤彩色の色味♪

こんなところかな…。

ギャラリートークの内容は、

このあとの”続きを読む…”でじっくりと。

そうそう!同時開催の

”岐阜県ゆかりの人間国宝ー美濃陶芸の系譜ー”も

荒川豊蔵さんの”志野水指”、”黄瀬戸竹花入”、”志野筍絵茶垸 銘隨縁”…など、

とてもよかったですよー!!

岐阜県現代陶芸美術館 HP

http://www.cpm-gifu.jp/museum/02.exhibition/02_1.exhibition.html

ミノ・セラミックス・ナウ2012 ツイッター

https://twitter.com/mino_cera

 

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舟越桂2012 永遠をみるひと@メナード美術館(愛知・小牧)

今回も行けました~♪

 

Hunakoshi1

Hunakoshi2

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さてさて、

舟越桂さんの2012年の展覧会です

2012年とわざわざ言うのは、

以前2008年の庭園美術館2010年の金沢21C美術館と紹介してきたから。

舟越桂さんは、

1951年生まれ、岩手盛岡出身の彫刻家です。

お父さんは、彫刻家の舟越保武さん。

1975年に東京造形大学彫刻科を卒業し、

1977年には、東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。

今回は、今までの作品でも、見たことがないものや

《ピノッキオ》 2009 紙 水彩(絵巻原画 全14点)、

そして!!最新作”月の降る森”(2012)を見れました♪

Funakoshitukinohurumori

これは、一点だけ、小さな展示室にて展示されていて、

入った途端、楠のいい香り♪

青い教会風の建物の上に、太ももから上の女性像。

影の部分に青彩色。

腰部分の布のたわみがなんとも柔らかで、

お尻や乳房の丸みと伴に、女性のやわらかさを象徴しているよう。

一方で、顔は精悍で、顎がシャープ、唇は少しうっ血した濃い赤。

(写真ではそう見えませんが…)なんとなく微笑みを浮かべているのが、

救いと思えました。

この”月の降る森”には、手の部分がないんですが、よく見ると、

展覧会に出ている彫刻23点の半数ぐらいは、手がないんですね。

舟越さんも「彫刻における手の表現は難しい」とおっしゃっているみたいですし、

手だけの彫刻もあるくらいですから、いろいろと”手”は意味を持つのでしょう。

そして、メナード美術館蔵の”長い休止符”(1993)も

初めて見たけど、よかったー♪

Funakoshinagaikyuusihu

(”長い休止符”(1993) メナード美術館より)

こちらは、手もある全身像で、バイオリンを持っていない奏者が、

口が少し開いて、呆然もしくは恍惚としている感じ。

で、この作品の面白い所は、影がついているところで、

人物の影とバイオリンの影がありました。

以前、21c美術館で感動した”青い遺跡”(2000)も2年ぶりの再会♪

前回のように涙することはなかったけど、やっぱりよかった…

それと、今回面白かったのが、メナード美術館蔵のコレクションを

桂さんが選んで、コメントを付けているところ♪

”続きを読む…”で、書いておきますが、コメントも示唆に富んでいました

11月25日(日)までですので、ぜひ是非♪

Hunakoshi4
(撮影:今井智己さん)

メナード美術館 HP

http://museum.menard.co.jp/exhibition/ex1204/index.html

 

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いのちの煌めき 田渕俊夫展@富山県水墨美術館(富山)

23日まででしたが…

 

Tabuchi1

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さてさて、

今回は、富山の展覧会です

富山県水墨美術館の田渕俊夫展です。

田渕俊夫さんは、

1941年東京生まれの日本画家です。

1961年藝大に入学、1965年卒後、大学院では、岩橋英遠教室。

1967年ナイジェリアに10か月、そのあとイタリアを回ります。

1970年には、平山郁夫に師事、愛知県芸で、片岡球子教授の元、助手に。

1984年愛知県芸助教授、1985年には藝大の助教授、1987年愛知県芸教授、

1990年千葉土気に転居し、1995年藝大教授就任。

その後、藝大副学長、名誉教授などを、歴任されています。

今回は、東日本大震災を目の当たりにして描いた”煌ⅠⅡ”(2012)が、

横10mはある水墨の大作で、”煌Ⅰ”は、風神雷神をイメージしたとのこと。

Tabuchikirameki1

確かに、雷のようにも、川の流れのようにも見えました。

20代半ばに描いた”神々とオスラ”(1969)は、青銅色がキレイだった♪

1970年代になると、画風が結構変わって、

現在の方向性の確立期なのかな、

”やまはぜの頃”(1974・今治市大三島美術館蔵)は、

緑、銀に薄く金で彩色して、渋かったし、

”流転”(1982・成川美術館蔵)は、すすきを四季に渡って写生し、

一つの画面に収めた”すすきの一生”を表現して、芸術院の大賞を受賞。

すすきの一生っていうのが、面白いし、色彩も様々に表現できるからいいですよね

私のお気に入りは、もうひとつの”流転”(1983・成川美術館蔵)で、

これは、あさがおがモチーフ。紫を金銀で挟んだ彩色が、とても綺麗でした♪

他には、”天山”(1992・成川美術館蔵)は、構図が面白く、

上半分が青色の山々、下がまるでイナズマのように川を描いてありました。

Tabuchitenzan

(天山:富山県水墨美術館より転載)

”爛漫”(2003・今治市大三島美術館蔵)も水墨というより、

まるでキラキラ銀彩の様で、よかったですねー。

(こう見ると、成川美術館と今治市大三島美術館のものばかりだ)

田渕さんの作品の面白い所は、

下書きというか素描というか、線を奥に見せたまま、彩色したところを前面に見せる遠近法♪

絵によっては、彩色をもやのようにしてたり。

でも、もちろん、(当たり前だけど)描きかけには見えないんです。

線と色彩が絶妙なんですよー。

あと、”大地悠久 洛陽黄河”や”濃尾三川”、”黒部S字峡”など、

結構、航空写真みたいな構図があって、実際、写真も使っているみたい。

技法を含めて、いろいろと楽しめました♪

富山県水墨美術館は終わってしまいましたが、

10月6日(土)~11月25日(日)に福島県立美術館を巡回しますので、よかったら是非♪

富山県水墨美術館 HP

http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/exh_1204.htm

巡回先、松濤美術館での感想が載ってました

http://cardiac.exblog.jp/18416020/

 

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土屋公雄展 -夢のあとに/交差する時間-@福井県立美術館(福井)

思い切って行った甲斐がありました♪

(ネタバレがありますので、注意

 

Tuchiya1

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さてさて、

今回は、なんと福井での展覧会です

知り合った作家さんの個展などを見がてら、

ちょっと足を延ばしましたー。

福井県立美術館の土屋公雄展 -夢のあとに/交差する時間-です。

土屋公雄(つちや・きみお)さんは、

1955年福井市生まれの彫刻家、環境造形アーティストです。

日芸の建築デザインを出ているということで、

確かに、単純な現代アートとも、勿論、建築とも思えない、

独自の、敢えて言えば”彫刻”分野に思えました。

(環境造形アーティストって、言い得て妙だな…)

いやー、面白かったですよー♪

福井県美は初めて行ったのですが

1977年に開館したとのことで、なかなかの古さ。

設計は、あのホテルニュージャパンや大隈講堂、

長野ゆかりの長野市民会館を設計した佐藤武夫さん。

吹き抜けや部屋ごとの天井高など、とても複雑に計算された建物でした♪

土屋さんは、それをうまく使って、そのスペースに合う展示をしてましたね。

ちょうど、妻有トリエンナーレを見終わったところでしたので、

ホワイトキューブでの現代アートの展示は、

(完成度が高くないと、がっかりしそうで)なかなかハードルが高かったのですが、

まあ、そんな杞憂はどこへやら(苦笑)、すっかり楽しめました~

特に面白かったのは、”雨の記憶/少年時代”(2012)

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一番大きな展示室に、トタン屋根の”群れ”

そこに、”トンッ!トンッ!!”という音…

よくよく見ると、さらに”ジュッ”という音と白い煙??

なんとそれは、”水蒸気”

いやー、水蒸気をこれだけマジマジと見たのは初めて(笑)

トタン屋根に、電熱線?が仕込んであって、

上から垂らした水が瞬時に蒸発していた、というわけ。

う~ん、なんでかなー、ついつい見入っちゃいました。

一応、映像を撮ってみたので、どうぞ♪

 

次は、”不在”(1992)

Tuchiya5

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ガラスの”家”の中に、家一軒分の灰が入っています。

ガラスは、懐かしいデザインの擦りガラス♪

建築デザイン科卒らしいテーマですね。

どこか八木一夫の”いつも離陸の角度で”思い出すフォルムでした。

”夢のあとに”は、ガラスの家の中に、

本と、椅子に鉛の板が掛けられていました。

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何を意図するものなのか…う~む。

”未現象の記憶”は、前方後円墳を思わせる部屋の中一面に様々な時計。

Tuchiya10

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動いているもの、止まっているもの…。

途中、振り子時計が鳴ったりして、ずっとは居られない独特の空間でした

やはり、映像を撮ってみましたので、どうぞ♪

まだまだ、紹介したい作品はあるのですが、

あまりネタバレするのもなんなので、ここらへんでっ!

10/21まで開催中で、

作家さんを交えたトークショーが10/8にあるので、行ける方は、是非ぜひ♪

追記 この展覧会は、一部を除き、写真・動画を撮れます♪素晴らしい!!

土屋公雄展 -夢のあとに/交差する時間- HP

http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/tenrankai/image/kikaku/h24-h25/h24_kikaku_tutiya_info.pdf

 

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越後妻有トリエンナーレ2012~十日町エリアその4・津南エリアその3~

はつがの家ワークショップに参加しました~♪

 

Huukei2

 

さてさて、

妻有トリエンナーレも昨日で終わってしまいましたが、

こちらもとうとう、妻有トリエンナーレ報告最終回です

前回よりも、結構大勢の人が、車中泊で、キナーレに駐車してましたねー。

時々、アイドリングしたまま、駐車している人がいて、

アイドリング音が結構うるさかったりして、どうも眠れず、今朝も、5時起きでした…

まだ、朝でも日が強いので、建物の影に駐車。

皆さん、心得ていて、キナーレの建物の影になる駐車スペースは一杯!

で、9時にキナーレへ。

昨日から気になっていた本棚…。

Awadu1

どんな人が、手がけたのか、どうしても知りたくなって、

開店メンテをしていた店員さんに聞いても、詳しいことはわからず…。

で、よくよく見ていると…、

なんとっ、これも”粟津潔文庫”という展示作品でしたっ!!

Awadu3_2

Awadu2

文明論関係までありました。

粟津潔さんといえば、

金沢21世紀美術館で2007冬~2008春に開催された

「荒野のグラフィズム:粟津潔」展を見て、

初めて知ったのですが、

皆さん、ピアノが燃えていく映像とか、どこかで見たことないですか?

あれは、「ピアノ炎上」という、粟津さんの実験映像で、

ジャズピアニスト山下洋輔さんが燃えるピアノに向かって演奏をするもの。

その粟津さんの蔵書が、ご遺族から寄贈されて、

こんなところに、さりげなく、しかも、自由に見られる状態でありました!!

後で知ったのですが、粟津さんは、2000、2003と妻有に参加されていたそうで、

そういうつながりで、ここに蔵書があるんですねー。

いやー、恐るべし妻有トリエンナーレ…。

チェックをし始めたら、この本棚だけでも、結構、時間使いますよー

そして、ちょっと話は逸れますが、

書庫の中に、故・黒川記章さんの書いたもので、”ノマドの時代”というものが。

Awadu4

今でこそ、ノマド的仕事の仕方とか、聞くようになりましたが、

黒川さんは、1989年時点で、それを本にして書いていました…。

ノマドって、20年以上前から存在していた言葉だったんですかねー。

他にも、気になる本がいくつかあって、本当に粟津さんの奥深さを垣間見ました

そして、いくつかの展示を回ってから、お昼頃に、絵本と木の実の美術館へ。

Tajima1

駐車するのに、すっごい渋滞で、速攻諦切り替え、路駐。

来る途中、車もすれ違わないド田舎なのに、ここだけ、駐車大渋滞(爆)

さすが、会期最終連休だけあります。

3年ぶりの展示は、ひどいこと(すみません…)になってました(苦笑)

2012バージョンの企画展示はこんな感じ。

Tajima2

Tajima3

前回の展示の方は、進化???して、足の踏み場もないほど、床までいろいろ展示。

で、本日のメインイベント

はつがの家プロジェクトの”臨床美術のプログラムワークショップ”へ♪

Hatuga1_2

はつがの家プロジェクトの場所は、

前回、2009年は、今回ワークショップをした部屋がまさに、

嵐を再現した、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー”ストーム・ルーム”が、

展示されていたところでした。

毎回、案内の看板が不十分で、

展示会場の場所に行くのに、若干手間取るんです(苦笑)

はつがの家は、

”臨床美術士が、認知症の改善や発達が気になる子どもへのケアとして、

1996年に実践研究をスタートさせた臨床美術”を紹介する展示空間。

いやー、そういうプログラムや

臨床美術士さんていう方がいること自体も初めて知りましたねー。

”続きを読む…”に、ワークショップの詳細を書きますが、

1時間位の間、10人強の参加者と、

楽しく、和気あいあのあっという間の時間でした~♪

Rinnsyoubijyutu11

同じ手順を踏んでも、結構、十人十色、千差万別になるんですよね。

Hatuga2

最後に、皆の作品の寸評会があったのですが、

”そんなやり方もあるのか…”とか、いろいろ発見があって、

やはり、素人作品に、魅了されちゃいました

例えば…

これは、幼稚園くらいの男の子の作品。

Rinnsyoubijyutu12

大人は、余白がないように描き込む方がほとんどなのですが、

この子のは、大胆な余白が新鮮でした♪

そして、若い男性の作品。

Rinnsyoubijyutu13

これは、ひたすら茶色を塗り込んだらしい。

まるで、木肌の様で、

最後に刷り込んだシッカロールが木目感をうまく引き出してましたねー♪

そして、今回二度目、連日の車座おにぎりへ~♪

Kurumaza21

すっかり、ご馳走になっちゃってますが、本当に、おいしいんですもの♪

すでに、始まっていて、ササっと混じっちゃいました(笑)

今回は、さすがに新米ではなく、

昨日の津南が、いかに特別であったのかがわかりました。

ここで、おいしかったのが、食用のほおずき

Kurumaza22

一般的なほおずきよりも小ぶりで、実は黄色く、

食べると、なんとも甘いんです

ここら辺では、当たり前の食材とのこと。

こういうイベントだからこそ、わかる情報ですねー。

そして、前回ご紹介した京都精華大の展示へ。

窯は、炊き終えていて、ちょうど窯出しの最中♪

Seika21

残念ながら、妻有の土だけで作ったものは、

ドロドロになっているものが多く、耐火性が低いようでした。

Seika22

そして、五指に入るとお伝えした

中島伽耶子さんの展示と再開♪

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Nakajima22

Nakajima23

やっぱり、落ち着くとともに、なんだか切なくなります…。

それと、この作品は、昔も見た気がするんですよねー…。

デジャヴというやつでしょうかね…。

ちょうど、中島作品に魅了されたおばさまとも、

作家さん交えて、話に花が咲きました。

そして、今トリエンナーレ最後のイベント、

アン・ハミルトン”A Cloud of Sound”へ。

17:45からという、夕闇迫った時間で、

ギリギリにどうにか間に合いました。

既に、100名くらいのたくさんの人が、

ドラゴン現代美術館のあの狭い所にいました。

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皆さん、いろいろ役目を担っているようで、

パラシュートを動かす人、紙ひこうきを持って飛ばす人、

息を吹き込むチューブを持っている人、アコーディオンを準備している人…。

で、指揮者の合図で一斉に開始すると、いろんな所から音が鳴りだし、

パラシュートは上下し始め、最後には、紙ひこうきの乱舞で終了~。

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まあ、なかなかうまくいったとは、言えない出来でしたが、

なんだか、やりとげた一体感がありました♪

これで、妻有トリエンナーレ2012報告は、以上です。

結局、5泊6日となりましたが、

以前から見ているものを省いても、これだけかかるので、

本当にすごい規模です。

とても、(今回から)公的助成金なしでのイベントとは思えませんでした。

だがしかし、前回より、小粒になったのは、確か。

今回、いろいろなイベントにお邪魔して思ったのは、

今後はさらに、こういう体験イベントを充実させれば、

あまり有名な外人作家に(少しはお願いしても)

そんなに頼らなくてもいいんじゃないかなー、ということ。

それぞれの展示を設置して終わり、という段階では、

かなりエキセントリックなものでない限り、

物足りなくなっている自分に気が付きました。

そういう”仕掛け”は、(一概には言えませんが)どうしてもお金がかかります。

ちょうど、世の中は、一極集中から、分散拡張の流れ。

いろんなものが、そういう方向に向かっていることを

アートの世界でも感じました。

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ちょうど、刈り取りの頃となっていました…。

 

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越後妻有トリエンナーレ2012~十日町エリアその3・津南エリアその2~

車座おにぎりおいしかった~♪

 

Huukei3

 

さてさて、

またまた、行ってきました~♪

今回は、見逃した展示とイベント参加のため

まずは、このあいだ、大間違いをしたグリンピア津南へ。

9/15、16とクラフトフェアがありました。

5回目だということで、120ブースくらいの出店。

Tumaricraft1

Tumaricraft2

秋晴れのなか、開始の10時ころに行ったら、すでに、大勢の客さんが。

以前、ブログに載せた糸魚川クラフトで見かけた作家さんもいましたが、

初めて見る作家さんばかりでした。

残念ながら、買いたいものはなく、出会いもなかったので、1時間で妻有の展示へ復帰。

今回の目的の一つ、車座おにぎり

Kurumaza13

これは、現地の方々が、

地元のお米でおにぎりを握って、ふるまってくれるというイベント♪

津南の外丸矢放神社という立派な杉木立のある神社の

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畏れ多くも社内で、おにぎりをはじめ、ちまき、漬物などを頂きました

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しかも、現地の方が頑張ってくださり、採れたての新米でした~~

素晴らしく美味

漬物もおいしく、いとうりの漬物を初めて食べました

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ここらへんの産直で、でっかい瓜を売っていて、どう食べるのか…、と思ってました。

ちまきも、ここら辺では、きなこをかけて食べるそうで、甘くておいしかったー!!

ちまきを作ってくれたのは、

ここの展示の”ミカドゲーム”の携帯版を作っているおじさま。

車座おにぎりは、何か出来ることでお返しをするルールがあって、

Kurumaza14

小学生は空手の型の演武を見せてくれたり、

変わったところでは、本能寺の変の一人再現劇をする御仁も(笑)

で、私は、本日(妻有トリエンナーレ最終日)になってしまいましたが、

ブログにて宣伝をすることにしました♪

津南の新米は、本当においしかったので、是非

で、やはり、行きそびれていた

アン・ハミルトン”金属職人の家”へ。

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ここも、次回のブログで報告するイベントを含めて、

今回のトリエンナーレの五指に入る展示でしたよー

テーマは、”息吹き”かな?

とにかく、ロープを引っ張ったり、ペダルを踏んだりすると、

風が送られ、連結されたアコーディオンが、鳴り出すんです。

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この柱に、リードが埋め込まれていて、ホースの先をつけると音が鳴りました♪

二階には、職人が使っているらしき道具・材料と、

ゴム動力式紙ひこうきが…。

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エントランスには、紙のパラシュートと、薪にはハーモニカ>のリードが…。

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これらは、イベントで使われるものでした。

次は、劉ジャジング”在るべき場所”

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もうすぐ刈取りの田んぼの中に、赤と青の目立つ看板群。

よく見ると場所の名前とそこまでの距離?が表示され、

中には、つっこみたくなる地名も(笑)

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そんなに遠いのか?というか、どうして、これを選んだ…。

最近は、なかなかユーモアの通じない中国ですが(苦笑)、

この中国出身の作家さんは、面白そうです。

次は、マウンテンパーク津南の頂上にあった

滝沢達史”山の頂きへ”

これは、ガイド本で気になる写真だったので、行って見たら…。

やられた―(爆)

写真だと、リフトに何か大仕掛けをしているのかっ!!という感じだったのですが、

いざ見てみると、山頂の展望室内に作ったジオラマだった…。

くっそー、そういうことか(大笑)

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で、本日のメインイベント

ミエレル・レーダーマン・ユケレス”snowworkers ballet(スノーワーカーズ バレエ)2012”へ♪

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一台だけ緑色の雪上車は、荒くれ者?役でした(笑)

妻有大橋河川敷ということだったのですが、

看板があまりなく、迷いながらもどうにか到着。

すでに、駐車場にはすごい車の数。帰りやばそう…と思いながら、会場へ。

snowworkers、つまり、雪上車がなんと演者です!

13台の雪上車が、一糸乱れぬ行進から、

Snowworkers5

なんと”ロミオとジュリエット”モチーフのパフォーマンス(笑)

Snowworkers6

確かに、そう見ようと思えば、そう見えました(爆)

だって、雪をかくショベル部分が、

ロミオは紫、ジュリエットはピンクと、塗り分けられていましたし(多分…笑)

それにしても、すごい操縦テクニックと、連帯感でしたー

先頭は、なんとも可愛い歩道用?の雪上車

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Snowworkers8

そして、当ブログ初めての動画を貼ってみます♪

見られますかねー??

(クリックしたら、直接見られるのが理想だったんですが…)

帰りは、早々に退出して、本日の”宿(勿論、車中泊♪)”キナーレへ。

美術館内も、閉館間近にもかかわらず、展示によっては行列してましたねー。

二階の喫茶にある書棚(これについては次回詳しく!)を見ていると、

ちょうど、脇のFMとおかまちブースに入ろうとしている人がいたので、

本当に、何気なく、”この書棚はどなたが集めた本なんですか?”

ついつい聞いちゃいました。

Awadu1

その方は、あとで、パーソナリティの佐藤広樹さんだと知ったのですが、

お話上手だったので、総合ディレクター北川フラムさんのことや、

地元のこと全般など、立ち話で、1時間半!いろいろ聞いちゃいました(苦笑)

いやー、さすが話しのスペシャリスト、

あっという間の1時間半でした♪

夜は、キナーレ内の明石の湯へ。

ジャン=フランソワ・ブラン”空の水”が中から見れます。

そして、とうとう、最終回、

十日町エリアその4・津南エリアその3に続きます。

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越後妻有トリエンナーレ2012~十日町エリアその2・中里・津南エリア~

ひたすら廻りましたー♪

 

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さてさて、

最終日の四日目となりました~♪

引き続き、残りの十日町エリアからです

十日町での車中泊は、キナーレ

やっとのこと、携帯などが繋がった…。

やはり、早朝に目が覚め、周りを散策。

商店街の店舗内にある作品群は、10時からなので、

その先にある十二社神社の

昭和女子大杉浦ゼミ”山ノウチ”を見に行きました。

やはり、境内がすごいことに…(苦笑)

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狛犬さんも、呆れて見ているような気がしました

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10時目がけて、旧赤倉小へ。

ここは、唯一ガッカリ…。

何を言いたいかわからず、仕事量も少なく、手抜きにしか見えない…。

だいたいの外人さんは、やはり慣れていて、

うまい展示をするし、そういう人だからこそ、

わざわざ日本まで、招聘されるわけだけど、

時々、外人さんで、波長が合わないとき、こうなるんですよねー。

3年前は、松澤有子 ”enishi”とてもすごい展示だった場所。

今回は、その体育館には何も展示がなかったので、

図らずも、体育館の大きさが分かり、改めて松澤さんのすごさが分かりました。

行くのに大変なところほど、展示に気を付けないと、ガッカリ具合が半端ないですね…。

そして、朝のうちにリサーチしておいた中心商店街に戻り、

十二社神社の駐車場に停め、すぐ近くの

上西エリカ”Growing Memories”へ。

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Kaminisi2

Kaminisi3
”「イカ」のピース”は、北川フラムさんが書いたらしいですよ♪

これは、参加型の作品で、ジグソーパズルのようなピースに

それぞれが、夢を”藍色”で書いていくというもの。

既に、イベントは終了していて、作品も完成していました。

こういうのは、結構、細かく見ていくと面白い♪

受付のこへび隊のお姉さんが話し好きで、

作品のことをいろいろと教えてくれたので、結構長居しちゃいました。

次は、酒百(さかお)宏一”みどりの部屋プロジェクト”

Sakao1

Sakao2

Sakao3
この部屋は、酒百さんが、冬をイメージして、手がけたそうです。

酒百さんは、3年前、別の部落でこのプロジェクトをしていて、

その時、お話をした作家さん。

今回は、以前と別の場所になったのですが、

前の場所の方が、風情があったし、土着感があったなー。

どうして、ここになっちゃんだろう…。

作品は、変わらず、みんなで参加して葉っぱをフロッタージュしていくもの。

既に、かなりの壁が埋まっていました。

次は、豊福亮”金色茶屋”

Toyohuku7

この作家さんも、6年前に、

違う場所で展示していた時に、お話し出来た作家さん。

当時の展示は、会期終了後、

所有者の意向で、壊すと聞いていました。

あれから6年。

今回は、あのときより、大きめの建物ですが、

やはり、いつ潰れても仕方がないようなバラック…。

Toyohuku1

でもでもでもー、中は、すごいことになっていました~~~♪

以前同様、キンキンキラキラ

Toyohuku4

Toyohuku6

しかも、ロフトのような二階では、作家手製の道具での茶会も開かれるそう。

Toyohuku8

Toyohuku9

行ったときは、やっていなくて残念!!

いやー、圧倒的な仕事量とその迫力に大満足

遠くまで来た甲斐があるってもんです♪

十日町エリアの遠いところを廻り、

あまり面白いものがなくて少しがっかりしながら、

次は、中里エリアへ。

まずは、河口龍夫”未来への航海”

富山で使われていたという廃船を黄色に塗り、展示。

Kawaguti1

Kawaguti2

さらに奥には、”水から誕生した心の杖”

Kawaguti3

う~む…。THE 現代アートです。

で、共立女子大”なじょだい?”へ。

Kyoritujyosi1

ここら辺は、時間が取れずに、今までなかなか来られなかったところ。

今回は、時間を取ったのに、思ったほど展示がパッとせず、

昼過ぎに、ここまで廻れてしまいました…。

でも、ここでは、手紙を書くというイベントをやっていて、

会期中、展示をして、会期後、送ってくれるというもの。

Kyoritujyosi2

皆さん、なかなか力作ぞろいで…

Kyoritujyosi4

Kyoritujyosi5

Kyoritujyosi6

いろんな形にパンチできるものや、ペンもいろいろあったので、

受付の女子大生とお話ししながら、私も書いてきました♪

時間を忘れて思わず、手紙の制作に熱中してしまいましたー。

こんな感じです♪

Kyoritujyosi3

ここは、関越自動車道の塩沢石打インターを降りた、トリエンナーレの初めの展示だそうで、

先週末とかは、大変なお客さんだったとのこと。

私が行ったときは、夏休みが終わったこともあり、

私以外、ほとんどお客さんはいませんでした。

で、次に行った青木野枝”空の粒子””空の水”は、

昔から気になっていて、やっと行けたけど、う~ん…。

鉄素材の作品ひとつだけで勝負する潔さは、

素晴らしいけど、あの場所では、力負けしている気がしました。

(なんだろう、青木さんは別に”勝とう”なんて思ってないと思いますが、

”力負け”している…、と思っちゃったんですよ…)

そして、なんだか、今日中に帰れそうな感じになってきたので、津南エリアへ。

ここは、いくつかの展示それぞれで迷ってしまい、時間切れ…。

特にひどかったのは、マウンテンパーク津南に行こうと思って、

グリーンピア津南に行ってしまった!!!(苦笑)(爆)

疲れているとはいえ、ひどすぎる

前回、絶賛した 瀧澤潔”津南のためのインスタレーション”は、

特に変わってはいなかったけど、相変わらず素晴しかったです

Takizawa1

Takizawa2

本日の温泉は、竜ヶ窪温泉 竜神の館へ♪

ここの泉質は、とても面白くて、

泡風呂なんかは、温泉成分のせいで、

まるで石鹸が入っているみたいに泡が立っていましたよ。

とてもいい温泉だったです♪

ということで、最終日は、ちょっと拍子抜けになりましたが、

以上で、レポート終了です。

私は行けませんでしたが、

マウンテンパーク津南は、是非行った方がいいと思いますよっ。

 

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越後妻有トリエンナーレ2012~松之山エリアその2・十日町エリアその1~

光る泥だんご作りに参加しました♪

 

Horikawa

 

さてさて、

三日目となりました~♪

引き続き、残りの松之山エリアからです

松之山での車中泊は、山間のせいか、少し肌寒いくらいでした。

例の如く、とても早起きしてしまって、周りを散策。

斜面に、馬頭観音さんを発見♪

001

こういうものまで、アート作品に見えてくるのが、

妻有トリエンナーレですよね(笑)

車に帰ってみると、見慣れた方が、隣に駐車…。

んっ!!!昨日、生け花を習った、かとうさとる先生ではありませんか!!

何たる奇遇

でも、先生は、なんだか、当たり前のような普通の反応(苦笑)

思わず、昨日聞けなかったことをいろいろ質問♪

ご予定もあったでしょうに、1時間ほど、お話を伺えました。

いやー、びっくりですねー♪こういうこともあるわけです…。

そうこうしていると、駐車場の前の街道を自転車の一陣が、

駆け抜けていきますどうやら、本日はヒルクライムレースらしい

Photo_11

珍しいものを見れた!と思ったら、このあと、このレースのためにいたるところで、

道路封鎖に合い、迂回する羽目になりました…。

そして、三日目はまず、オーストラリアハウスから

前回行ったときは、ピンとこない展示だった印象なのですが、

今回は、なんだか場所を変え、新築して、新しいことをしているみたいです

早めに行って見ると、案の定、10時からしか開きません…。

仕方がないので、先にある大厳寺高原へ。

以前来たときは、祠の展示があったなあ、などと

思い出しながら、見たことのある展示を再確認。

こういう、一度やったことのあるところを

どう再活性化するのかも、今後の課題な気がしました。

で、ちょうど10時に、オーストラリアハウスへ。

三角形基調の黒いかっこいい建物

Australia_house1

Australia_house5

Australia_house2

Australia_house3_2

Australia_house4

でも…、それだけでした…。

勿論、建築に興味のある人は、十分楽しめると思いますよ。

これは、出来たばかりだそうなので、

この建物を使って何をやるのか、今後のソフト面、イベントに期待ですね。

で、途中いろいろ見ながら、キョロロへ。

Kyororo1

Kyororo2

日曜日ということもあり、既に駐車場は一杯!

キョロロも、以前来ているので、既存の作品はパスして、

こでは、富田菜摘さんの作品が、かわいかった

すでに、いろんなところでご活躍の富田さん。

どこにでもある素材で、独自の作品を作られます。

Tomita1

Tomita2

Tomita3

今回は、”キョロロの森のなかまたち”という

グループ展なので、昆虫や爬虫類を皆さん制作。

中は、子供連れですごかったです。

で、キョロロは、周りの森にも作品が点在しています。

それを見ようと、散策し始めたら…

なんと!!森の中で、迷子になってしまいました~~~(苦笑)

なんとも、わたしらしい…

それは、ジョニー・ホルツァーの”ネイチャーウオーク”という

森の中を歩く展示だったのですが、

多分、2003年に設置したものなので、もうなくなったのか、

途中からは、一通り歩いても、

倒れた表示板や使われていなさそうな管理棟があるのみの

手つかずの自然が、そこにはありました(爆)

Kyororo4

Kyororo5

Kyororo3

こういう時は、引き返す勇気が必要なのに、

方向音痴のサガで、行ったら何とかなる!と思っちゃうんです(苦笑)

お陰様で、一時間ほど、森林浴を楽しみながら、

途中、同じところを何度か通り(それはわかりました)、

青木が原樹海へは絶対に行かないぞ、と

変なことを心に決めながら、どうにか脱出しました。

でも、ここは、使える!!

昨年、中之条ビエンナーレで紹介した

今井尋也 「虚構の民族Gの遺構群」”なんかは、

まさにそうやって森を使った好例ですっ

そして、思わぬ時間ロスに慌てながら、

本日のメインイベント もぐらの館へ。

光る泥だんご作り開始のギリギリに到着。

予約不要なのですが、定員オーバーのこともあるらしいので、

内心ヒヤヒヤしながら…、でも、大丈夫でしたー♪

十数人、小学校低学年から定年迎えた感じの方まで、参加者も様々。

皆さん、お仲間で参加していらっしゃいましたね。

泥だんご作りの詳細は、続きで書きますが、

なかなか面白かったですよっ♪

で、1時間ほどで制作は終了し、もぐらの館の展示を拝見。

7組8名の作家が、いろいろ工夫を凝らして、

土にまつわるテーマで、展示をしていました~♪

まずは入口が凝ってます

日置拓人+本田匠”もぐらの土道”

Mogura1

Mogura2

日置さんは、土壁を扱う建築家。

入口や廊下の土壁の土は、

下条(げじょうと読みます)の山奥の土。

トラック8杯分を使ったそうで、粘性が弱く、大変だったようです。

内田剛一”ブラックボックス”

Uchida

ちょうど、子供が写っていますが、比べると、結構大きな作品でしょー。

中は空洞で、厚さ4cm、重さは400kgにもなるそうです。

確かに、”ムク”なわけないですよねー。

とても、幻想的でキレイだったのが、

田中哲也”輝器”

Tanakatetuya

中里和人”太古の光”は、展示スペースが凝っていました♪

Nakazato1

Nakazato2

本多裕紀”今度生まれてくる時も、また”は、

素材は土とは関係ないけど、ハスが泥土と関係するからかな?

Hondayuki1

Hondayuki2

そして、近くの”うぶすなの家”へ。

ここは、さんざん来ているので、

軽く見ていると、どうも小林武史っぽい人が…。

他の人で、気づいている人もいたけど、

とても、声を掛けられる勇気はなく、

代わりにではないけど、うぶすなの家の目の前で、

ちょうど畑を耕しているおじいさんがいたので、声を掛けました(笑)

Ubusuna2

最近、雨が全然降らなくて、大変だそうで、

昨日は、松之山辺りは、スコールがあったのに、

ここ下条辺りは、まったく降らなかったらしい。

ちなみに、畑は、うぶすなの家とは、関係ないそう。

”関係なかったら、外からお客さんが沢山来て、大変ですねー”、と

声を掛けると、方言がひどくて、聞き取りづらかったけど、

”若い衆の働き口が出来るからねー”みたいにお話しされた(多分)。

あと、隣で、植木を販売していたおじさんが、

かっこいいTシャツを着ていたので、写真を撮らしてもらいました

ここら辺では、体育祭などには、皆で着る用のTシャツを作るそうで、

オレンジ色は、昔から、学校で使っている色だそう。

”下条(げじょう)魂”!!

Ubusuna1

なんだか、とんねるずの石橋が気に入りそうなフレーズだと、

ふと思って、笑いそうになってしまった♪

地元の方は、皆さん、気さくで有難い

で、そのまま下条駅前まで降りて、

みかんぐみ+神奈川大学”下条茅葺きの塔”へ。

Mikangumi1

これは、地元から、使っていた民具・農機具を借りて、

塔の内部に展示するというもの。

ちょっとした、民俗資料館だっ。

Mikangumi3

説明してくれたおじさんが、

実際に、この道具を使っていたお百姓さんだったので、

説明がとてもわかりやすかった

土台は、しっかりコンクリのうちっぱなしで、

上は、職人さんに葺いてもらったそう。

Mikangumi2

また一つ、目玉が出来ましたねー。

で、さらに、

京都精華大学枯木又プロジェクト”循環する時”へ。

Imamura1

Imamura2

Komatutosihiro

ここは、以前、来た覚えがないところ。

精華大の学部生や卒業生、先生が展示していました。

ここで、よかったのが、

中島伽耶子”静かに目を向けた”

Nakajimakayako2

Nakajimakayako3

あとで、受付をしていた作家さん本人から聞けたのですが、

一面に墨汁を溜めてあるそうです。

それにしても、油絵専攻の4回生の学生さんがこういうものをつくるんですねー。

素晴らしい

旧枯木又分校の二階全部を贅沢に使って、

タイトルの通り、静謐で、役目を終えた校舎の”静けさ”が染みました。

今回の妻有の五指に入る展示作品でしたよ

他にも、”いってこい窯”を作って、

窯焚きをしたりと、なんだかとても楽しそう♪

最終日辺りにも、焚く予定があるみたいです。

作家さんの”卵”と、少ない時間でしたが、

お話し出来て、楽しかったです♪

みんな、頑張って、制作してくださいねー

そして、本日の宿泊拠点 キナーレへ。

まだ、閉館まで1時間ほどあったので、早速、中を観ました。

ちなみに、パスポートがあれば、何度でも入場可ですよー♪

やっぱり、一番目立つのが、

クリスチャン・ボルタンスキー”No Man's land

Boltanski1

Boltanski3

Boltanski2

なにを表現したいかなど詳細は、わからないのですが、

”最後の教室”同様、訴え掛けるものは凄まじいものがあります。

圧倒的な数の古着…、でかいはずだけどそんな風に見えないクレーン…。

ほんと、すげーや

翌朝一に、再度見ようと待っていたら、係の人が、古着を開き直していたり、

なにやら液体の入ったポリタンクを持って、ウロウロ。

詳細は、聞かなかったのですが、

いずれも、ボルタンスキーさんのこだわりでやっていることだそう。

(9/19追記 後日、再度見ていると、古着の小山の中から、

白煙が出ていました。これをやりたかったのですねー)

やはり、ここまでやる人のこだわりは、半端でないな…。

他には、レアンドロ・エルリッヒ”トンネル”は、

トリックアートの技法で、シンプルだけど面白く、

他のお客さんと思わず盛り上がって、写真を撮りあいました

Leandro1

Leandro2

Leandro3

車は、実際は、写真のように小さい訳ですね。

Leandro4

以上で、三日目終了~。

夕飯は、残念ながら、適当なところが見つからなかったので、

弁当を買って、車内で済ませ、本日の温泉 千手温泉へ♪

毎日、いろんな温泉に入ったので、泉質を忘れてしまったけど、

ちょっと、ヌルッとする、いい温泉だった気がします♪

慣れないことをしているせいか、

そろそろ、体調黄信号の口唇ヘルペスが出来た…。

やっぱり、食事と車中泊は、負担なんだなー。

四日目~十日町エリアその2・中里・津南エリア~に続きます♪

(2012/09/12 追記)

紹介記事が載っていたので是非♪

日経電子版 HP

http://www.nikkei.com/article/DGXBZO45307810T20C12A8000001/?df=3

http://www.nikkei.com/article/DGXBZO45307810T20C12A8000001/?df=5

 

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越後妻有トリエンナーレ2012~松代エリアその2・松之山エリアその1~

いけばな里山学校に参加しました♪

 

Matudai_no_asa

 

さてさて、

引き続き、残りの松代エリアからです

気ままな車中泊は、寝初めは少し暑かったけど、

朝方は少し肌寒いくらいでした。

なかなかの車泊日和となりましたね(笑)

朝まったり散歩しながら、

1時間位かけて、農舞台周りの作品群鑑賞へ。

Kabakov1

Kabakov2

Lapie

Simon

一度拝見している作品でしたが、森の中に設置してあるので、

森林浴がてら、気持ちよく見れました♪

クモの巣にかなり引っかかったり、朝露にかなり濡れましたけど。

駐車場に戻ると、昨日、見かけた車も車中泊のご様子。

思い切って声をかけると、神戸から来たというカップル♪

しかも、元信大生で、松本に在住経験あり!

まあ、奇遇ということで、いろいろ情報交換しましたー♪

こういうことがあるから、面白いですねー

そして、二日目はまず、日大芸術学部(日芸)の脱皮する家から

前回行って、とても感動した展示です♪

Nitigei1

朝9時前だったのですが、係の学部生が、入れてくれました

ありがとう蛭田くん!

オープン準備中だというのに、ついつい、四方山話をしてしまいました。

2回生で、鉄の彫刻をやりたくて、”鉄の”日芸に入ったという素晴らしい目的意識!

是非、制作頑張ってくださいね~!!

で、ひとつ、視野に入った不思議な軽トラ…。

よく見ると、自転車で漕ぐようになっていました(爆)

Nitigei2

Nitigei3

後で聞くと、イベントで使った、とのこと。

坂道だと、6人でも大変だったそう。

いつか是非、乗ってみたい

そして、お次は、

地震、大雨、豪雪などの影響で、今回で取り壊される

中瀬康志”儀明劇場”

はじにあるせいか、今まで行ってなかったですね。

特長的な赤い桟橋?セリ?が、

自然の中で、ひときわ異彩を放っていました。

Nakasekoji1

Nakasekoji2_2

Nakasekoji3

ロンシャンの礼拝堂みたい♪

Nakasekoji4

さらに、次の展示は、

川俣正”中原佑介のコスモロジー”

Kawamata2

Kawamata3

Kawamata4

Kawamata5

これは、今回、五指に入る展示でしたよっ

故中原さんの蔵書約3万冊を川俣さんらし展示で、

一部、読めるコーナーもあったので、

中原さんも解説している勅使河原蒼風の画集なんかを見たりして、

思わずマッタリしちゃいました。

後々、こへび隊の詳しい人から聞いたところによると、

本当は、全て読めるようにしようとしていたそうなのですが、

整理が追い付かず、今回はやむなく一部のみの閲覧とのこと。

全て読めるようになったら、

ここだけで、丸一日費やすことになりそう…。

中原さんは、恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、

とても、興味が湧きました。

それにしても、蔵書を見るって、

その人の頭の中を見るみたいですね

それにしても、やはり川俣さんすごいわー。

こういう展示のやり方もあるわけねー。

しかも、CIAN(Center for Interlocal Network)という情報センターに。

Kawamata1

情報センターだけあって、全国各地のアートフェア情報も

しっかりアーカイブスがしてあり、常駐の方も展示に詳しかったです。素晴らしい♪

そして、二日目のメイン、

蓬平いけばなの家での、かとうさとる先生のワークショップへ♪

Ikebanaworkshop1

途中迷って、ギリギリに到着(苦笑)

10人ほどの受講生が、2時間ほど生け花の手ほどきを受けました♪

先生のことは、詳しく存じ上げないのですが、

とてもお話し好きで、珠玉の言葉を幾つももらいました♪

(ここには、書ききれないので、続きで…)

今回のメインは、カサブランカ

前回、先生が参加したとき、奥様がカサブランカを気に入ったそう。

カサブランカは、妻有の名産だそうです。

私は、生け花は習ったことはないのですが、

やっぱり、最低限の”則”は知ってて、損はしないですよね。

先生は、さすがに手品のように、素晴らしい生け方を披露してくれました♪

例えば…

初めは、これから…

Ikebanaworkshop2

こうなっちゃいます。

Ikebanaworkshop3

次も、これから…

Ikebanaworkshop4

こうなっちゃいました~。素晴らしい~♪

Ikebanaworkshop5

ちなみに私が生けたのは、こんな感じ。

Ikebanaworkshop6

言い訳をさせてもらえば、咲いているいいお花がなかったんですよ…。

それで、展示の方ですが、

これまた、相変わらず、素晴らしい展示の数々

かとうさとる”妻有降臨”

Katosatoru1

Katosatoru2_4

日向洋一”植物に語らせるもの”

Hinatayouiti

長井理一”花のわらしべ・手探りの間”

Nagairihito1

Nagairihito2

大塚理司”モスラの時代”

Otukarisi1

Otukarisi2

宇田川理翁”明日のために”

Udagawariou

いけばなの家は、毎回、はずれがありません!

ここも、是非、見て欲しい所ですよー♪

そして、同じ集落にある

古巻和芳”養蚕プロジェクト”

以前展示していた家が

豪雪でつぶれてしまい、今回の場所にお引越しとのこと。

糸ぐるまを大きくしたような

4本の柱に、来たお客さんたちで、

水に浸した4つの繭から、生糸を紡ぎだし、巻いていくというもの。

Yousanproject1_2

Yousanproject2

なかなか切れないものなんですねー、生糸って。

思わず、2周しちゃいました♪

ここ蓬平も、以前は、部落中で、

お蚕さんを飼っていたそうで、

多い時だと、5回/年も育てたそうですよ。

繭と繭糸で”繭”の字。

Yousanproject3

次の展示は、

クロード・レヴェック”静寂あるいは喧噪の中で”

以前も来ましたが、この”赤”は印象的です。

Leveque2

Leveque3

今回は、新たに野外に、ステンレス製モビールが風に揺れていました。

Leveque1

そして、松代エリアを後にして、松之山エリアへ。

礒崎真理子”Flower2012「We are here!」”

Isozaki1

Isozaki2

やはり、神社の境内に展示。

夕立が降ってきたが、ぎりぎりセーフ

この旅の間、結構、夕立が降ったんですが、

地元の人にこの後の温泉で聞いたら、

ずっと降っていなくて、秋冬野菜の種まきが出来ずに困っていたらしい。

まさに、恵みの雨だったよう。

二日目はこれにて、終了~

夕飯を松之山温泉郷内で済ませ、

定食屋のおばちゃんオススメの鷹の湯へ♪

松之山温泉は、日本三大薬湯と言われ、

(あと二大はどこ??(笑))

わたしも、2003,2006と来たけれど、

どうしても、温泉の匂いが、油臭くて馴染めなかった。

おばちゃんに言うと、怪訝そうな顔で

”いいお湯だよ…。毎朝、鷹の湯入ってるわよ”と言われてしまった。

鷹の湯さんには、まだ入っていなかったので、早速行ってみました。

確かに、源泉が違うからか、

さほどの匂いは感じられず、

先に露天に入っていた地元のおじさんも、

このお湯で、病気が治ったということで、

片道40分弱かけて、毎日通っているとのこと!

すげー、ファンがたくさんいるみたい。

ここら辺は、いろんな泉質の入浴施設があるみたいで、

湯田温泉など、シンプルな泉質のところもあるらしい。

で、本日は、松之山温泉入口の駐車場にて、車中泊。

かなり本降りの夕立があったので、快適だ♪

いけばなでもらったカサブランカ一輪を早速、車内で生けてみた。

いい香りだ~~

三日目~松之山エリアその2~に続きます♪

(2012/09/12 追記)

紹介記事が載っていたので是非♪

日経電子版 HP

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越後妻有トリエンナーレ2012~松代その1・川西エリア~

盛況でしたよ~♪

 

Rikigosan1

 

さてさて、

やっとこさ、9月に入りかけで、行けました

ゆこもり一押しのアートイベント 越後妻有トリエンナーレ

今回は、3回目にして、初めて純粋に一人で見に行ったので、

勝手気ままな車中泊(苦笑)

ただ、慣れないことをしたせいか、体調不良のサイン・口唇ヘルペスが…。

3泊4日で、一部気になっているもので見逃したものはありますが、

イベントなどは除いて、見たいものはほぼ網羅できました♪

もう会期わずかのこの時期なので、

ネタバレありで、行った順に、

気に入ったものをどんどん書いていこうと思いますねー

まず、最初は、松代エリアの農舞台から

3回目にもなるので、そろそろ少しはゆったり楽しもうと、

イベントも視野に入れて、行くことにした今回。

毎週金曜日に、まつだい農舞台の”里山アート動物園2012”で、

ギャラリートークをしているということで、

まず、それに間に合うように、出発♪

まあ、ワクワクして眠れず(苦笑)、

4時前に出発して、ギャラリートーク2時間前に着いてしまった…。

そうそう、話は逸れますが、

農舞台など、主要なセンターは9時から、

他の建物は、10時からしか開きません!!

(勿論、屋外にある作品は、勝手に見て、

近くにスタンプもあるので、押して行っていいのですが)

そんなわけで、まだ、スタンプ帳を持っていなかった私は、

じっくり当日の作戦を練りながら、待った次第です(苦笑)

仕方がないのでしょうが、

出来れば、1時間位早めて開けてもらえると、嬉しかったな…。

ちなみに、夕方はどこも17:30閉館ですよー。

なので、計画的に回ろうと思う人は、

そのボトルネックを考慮に入れて、

パズルのように組み合わせると、結構面白いかもー。

で、ギャラリートークですが、

事前に問い合わせたときには、わからなかったのですが、

説明してくださる方が、今回この”動物園”を

ディレクションされた平出さんという方で、

な、な、なんと、ご本人曰く、「素人です」とのこと。

どうして、20人強の作家陣を素人一人でここまで…、と

いろいろ疑問が湧きつつも、

本当に、作家さんのことをよくご存じの方で、いろいろ聞いちゃいました♪

で、作品で、目を引いたのは、

中里勇太”夜の獣”です♪

Nakasatoyuuta2

Nakasatoyuuta3_2

Nakasatoyuuta1

現在、藝大修士という中里さん。

写真の通り、かなりの大作です。

平櫛田中、高村光雲の流れをくむ藝大木彫の

”伝統”とでも言うのでしょうか、

豪快かつ繊細で、毛並みを見事に表現していましたー

藝大買い上げにもなったとのことです。

農舞台に入る際に、まず目に留まる

高橋賢悟”家守~大地に息衝く生命~”

Takahasikengo1

あまりにも精巧に、鋳金で作られているので、

嫌いな人は、通路を通れないかも(苦笑)

案の定、変わったところにも”生息”していたので、

探すのも面白かったです♪

Takahasikengo2

柔らかそうで、気持ち良さそうだったのが、

川崎みなみ”HOME SWEET HOME”

Kawasakiminami1

Kawasakiminami2

会期初めは、触れたらしいのですが、

毛並みがダメになってしまい、

作家さんが改めて、丹念に毛羽立てたそう。

子犬なのに、かなり大きいことで、

また違った感じに見えるのは、ロン・ミュエックと同じですねー。

お尻の”プリッ”と感が堪りませんでした

屋外彫刻では、

稲葉友宏”数えられなかった星たち”

Inabatomohiro1

Inabatomohiro2_3

面白いことを考えるものですよねー♪

まだまだ、いろいろあるのですが、

アート動物園は、とりあえずここまで。

ちなみに、ギャラリートーク中、

柴田美千里さんの”尾っぽ”作品を装着していました。

子供たちに「生えてきたの??」と聞かれちゃいました(笑)

Sibatamitiri

後で知ったのですが、この”しっぽ”販売しています(笑)

別のところで、装着?しているカップルに出会いました。

なかなか可愛かったですよー♪

Sibatamitiri2_2

次は、一旦松代エリアを後にして、川西エリアへ。

まず、杉浦康益”畦(あぜ)の花館”へ。

ここも、前回来たことを思い出しました。

花をモチーフに、陶で制作する作家さん。

鏡や和室の陰影を巧みに使うなど、展示がとても素敵でした♪

Sugiurayasuyosi1

Sugiurayasuyosi2

Sugiurayasuyosi3_2

Sugiurayasuyosi4_2

そして、3回目にしてやっとのナカゴグリーンパーク♪

まずは、関口恒男”レインボーハット2012”

Sekigutituneo1

Sekigutituneo2_4

Sekigutituneo3

なんか、原始的な何かを呼び起こされそうな空間。

プリズムがキレイでした。

8/19にやったイベントに行って見たかった…。

そして…

今まで、いつでも行けると、後回しにして、行けなかった

ジェームズ・タレル”光の館”へ♪

Turrell1

本当は、夜間のライトアップがキレイな写真を見ると、

宿泊したいんですが、なにせ一人だと、お高い…。

素泊まりで、2万+3千円/人…。

お茶を点てることもできるそうで、宿泊の方が点てたこともあるそう。

数人だったらリーズナブルなので、

いつか、ツアー組みたいですね~~~

ちなみに、夜間は、連絡道路の下の方でクローズするので、

外観も見られないらしいです。

やっぱり、泊まるしかないですねー。

で、中はというと、やっぱり面白い♪♪

谷崎潤一郎の”陰翳礼讃”から着想を得たとのことで、

外見は、ちょっとお寺の金堂っぽい。

屋根は、開閉式!!で、写真のように、

純和風の屋根が、電動でスライドします(笑)

Turrell2

Turrell3_3

そして、本日最後は、

力五山”祭「還るところ」

これは、今回の五指に入る展示でした

メインの道路が、通行止めになっていて、

行くのがとても大変でした……。

Rikigosan5

これは、作家さんも予想だにしないことだったろうと思いますが、

でも、夕方いった頃でも、他に二組も来ていましたね。

皆さんも、道路封鎖に負けず、是非見に行って欲しいです!!!

力五山は、加藤力・渡辺五大・山崎真一のユニット名。

前回も、体育館に巨大な赤いバルーンを展示したり、

建物まるごと銀彩にしたりと、記憶に残る展示だったのですが、

それが今回、十二社という

この地方ならではのお社の内外で展開しているものだから、

まあ、十二社の神々もさぞや大変…(爆)

とても、賑やかで、晴れやかな空間でした~

Rikigosan2

Rikigosan3_2

作家デザインの絵馬があったのですが、

私は思わず、書かずに持って帰ってきました(笑)

Rikigosan4

これで、一日目は、終了~。

松代に戻り、芝峠温泉へ♪

ここは、前回も行って、良かったところ。

高台にあり、昼間なら絶景なんだろうな。

そして、まつだい駅前にて、3年ぶりの車中泊となりました。

二日目~松代エリアその2~に続きます♪

越後妻有トリエンナーレ HP

http://www.echigo-tsumari.jp/

(2012/09/12 追記)

上記の平出さんが、記事を教えてくれたので是非♪

日経電子版 HP

http://www.nikkei.com/article/DGXBZO45307810T20C12A8000001/

http://www.nikkei.com/article/DGXBZO45307810T20C12A8000001/?df=2

 

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