光る泥だんご作りに参加しました♪
さてさて、
三日目となりました~♪
引き続き、残りの松之山エリアからです~
松之山での車中泊は、山間のせいか、少し肌寒いくらいでした。
例の如く、とても早起きしてしまって、周りを散策。
斜面に、馬頭観音さんを発見♪
こういうものまで、アート作品に見えてくるのが、
妻有トリエンナーレですよね(笑)
車に帰ってみると、見慣れた方が、隣に駐車…。
んっ!!!昨日、生け花を習った、かとうさとる先生ではありませんか!!
何たる奇遇
でも、先生は、なんだか、当たり前のような普通の反応(苦笑)
思わず、昨日聞けなかったことをいろいろ質問♪
ご予定もあったでしょうに、1時間ほど、お話を伺えました。
いやー、びっくりですねー♪こういうこともあるわけです…。
そうこうしていると、駐車場の前の街道を自転車の一陣が、
駆け抜けていきますどうやら、本日はヒルクライムレースらしい♪
珍しいものを見れた!と思ったら、このあと、このレースのためにいたるところで、
道路封鎖に合い、迂回する羽目になりました…。
そして、三日目はまず、オーストラリアハウスから
前回行ったときは、ピンとこない展示だった印象なのですが、
今回は、なんだか場所を変え、新築して、新しいことをしているみたいです
早めに行って見ると、案の定、10時からしか開きません…。
仕方がないので、先にある大厳寺高原へ。
以前来たときは、祠の展示があったなあ、などと
思い出しながら、見たことのある展示を再確認。
こういう、一度やったことのあるところを
どう再活性化するのかも、今後の課題な気がしました。
で、ちょうど10時に、オーストラリアハウスへ。
三角形基調の黒いかっこいい建物
でも…、それだけでした…。
勿論、建築に興味のある人は、十分楽しめると思いますよ。
これは、出来たばかりだそうなので、
この建物を使って何をやるのか、今後のソフト面、イベントに期待ですね。
で、途中いろいろ見ながら、キョロロへ。
日曜日ということもあり、既に駐車場は一杯!
キョロロも、以前来ているので、既存の作品はパスして、
ここでは、富田菜摘さんの作品が、かわいかった
すでに、いろんなところでご活躍の富田さん。
どこにでもある素材で、独自の作品を作られます。
今回は、”キョロロの森のなかまたち”という
グループ展なので、昆虫や爬虫類を皆さん制作。
中は、子供連れですごかったです。
で、キョロロは、周りの森にも作品が点在しています。
それを見ようと、散策し始めたら…
なんと!!森の中で、迷子になってしまいました~~~(苦笑)
なんとも、わたしらしい…
それは、ジョニー・ホルツァーの”ネイチャーウオーク”という
森の中を歩く展示だったのですが、
多分、2003年に設置したものなので、もうなくなったのか、
途中からは、一通り歩いても、
倒れた表示板や使われていなさそうな管理棟があるのみの
手つかずの自然が、そこにはありました(爆)
こういう時は、引き返す勇気が必要なのに、
方向音痴のサガで、行ったら何とかなる!と思っちゃうんです(苦笑)
お陰様で、一時間ほど、森林浴を楽しみながら、
途中、同じところを何度か通り(それはわかりました)、
青木が原樹海へは絶対に行かないぞ、と
変なことを心に決めながら、どうにか脱出しました。
でも、ここは、使える!!
昨年、中之条ビエンナーレで紹介した
”今井尋也 「虚構の民族Gの遺構群」”なんかは、
まさにそうやって森を使った好例ですっ
そして、思わぬ時間ロスに慌てながら、
本日のメインイベント もぐらの館へ。
光る泥だんご作り開始のギリギリに到着。
予約不要なのですが、定員オーバーのこともあるらしいので、
内心ヒヤヒヤしながら…、でも、大丈夫でしたー♪
十数人、小学校低学年から定年迎えた感じの方まで、参加者も様々。
皆さん、お仲間で参加していらっしゃいましたね。
泥だんご作りの詳細は、続きで書きますが、
なかなか面白かったですよっ♪
で、1時間ほどで制作は終了し、もぐらの館の展示を拝見。
7組8名の作家が、いろいろ工夫を凝らして、
土にまつわるテーマで、展示をしていました~♪
まずは入口が凝ってます
日置拓人+本田匠”もぐらの土道”
日置さんは、土壁を扱う建築家。
入口や廊下の土壁の土は、
下条(げじょうと読みます)の山奥の土。
トラック8杯分を使ったそうで、粘性が弱く、大変だったようです。
内田剛一”ブラックボックス”
ちょうど、子供が写っていますが、比べると、結構大きな作品でしょー。
中は空洞で、厚さ4cm、重さは400kgにもなるそうです。
確かに、”ムク”なわけないですよねー。
とても、幻想的でキレイだったのが、
田中哲也”輝器”
中里和人”太古の光”は、展示スペースが凝っていました♪
本多裕紀”今度生まれてくる時も、また”は、
素材は土とは関係ないけど、ハスが泥土と関係するからかな?
そして、近くの”うぶすなの家”へ。
ここは、さんざん来ているので、
軽く見ていると、どうも小林武史っぽい人が…。
他の人で、気づいている人もいたけど、
とても、声を掛けられる勇気はなく、
代わりにではないけど、うぶすなの家の目の前で、
ちょうど畑を耕しているおじいさんがいたので、声を掛けました(笑)
最近、雨が全然降らなくて、大変だそうで、
昨日は、松之山辺りは、スコールがあったのに、
ここ下条辺りは、まったく降らなかったらしい。
ちなみに、畑は、うぶすなの家とは、関係ないそう。
”関係なかったら、外からお客さんが沢山来て、大変ですねー”、と
声を掛けると、方言がひどくて、聞き取りづらかったけど、
”若い衆の働き口が出来るからねー”みたいにお話しされた(多分)。
あと、隣で、植木を販売していたおじさんが、
かっこいいTシャツを着ていたので、写真を撮らしてもらいました
ここら辺では、体育祭などには、皆で着る用のTシャツを作るそうで、
オレンジ色は、昔から、学校で使っている色だそう。
”下条(げじょう)魂”!!
なんだか、とんねるずの石橋が気に入りそうなフレーズだと、
ふと思って、笑いそうになってしまった♪
地元の方は、皆さん、気さくで有難い
で、そのまま下条駅前まで降りて、
みかんぐみ+神奈川大学”下条茅葺きの塔”へ。
これは、地元から、使っていた民具・農機具を借りて、
塔の内部に展示するというもの。
ちょっとした、民俗資料館だっ。
説明してくれたおじさんが、
実際に、この道具を使っていたお百姓さんだったので、
説明がとてもわかりやすかった
土台は、しっかりコンクリのうちっぱなしで、
上は、職人さんに葺いてもらったそう。
また一つ、目玉が出来ましたねー。
で、さらに、
京都精華大学枯木又プロジェクト”循環する時”へ。
ここは、以前、来た覚えがないところ。
精華大の学部生や卒業生、先生が展示していました。
ここで、よかったのが、
中島伽耶子”静かに目を向けた”
あとで、受付をしていた作家さん本人から聞けたのですが、
一面に墨汁を溜めてあるそうです。
それにしても、油絵専攻の4回生の学生さんがこういうものをつくるんですねー。
素晴らしい
旧枯木又分校の二階全部を贅沢に使って、
タイトルの通り、静謐で、役目を終えた校舎の”静けさ”が染みました。
今回の妻有の五指に入る展示作品でしたよ
他にも、”いってこい窯”を作って、
窯焚きをしたりと、なんだかとても楽しそう♪
最終日辺りにも、焚く予定があるみたいです。
作家さんの”卵”と、少ない時間でしたが、
お話し出来て、楽しかったです♪
みんな、頑張って、制作してくださいねー
そして、本日の宿泊拠点 キナーレへ。
まだ、閉館まで1時間ほどあったので、早速、中を観ました。
ちなみに、パスポートがあれば、何度でも入場可ですよー♪
やっぱり、一番目立つのが、
クリスチャン・ボルタンスキー”No Man's land”
なにを表現したいかなど詳細は、わからないのですが、
”最後の教室”同様、訴え掛けるものは凄まじいものがあります。
圧倒的な数の古着…、でかいはずだけどそんな風に見えないクレーン…。
ほんと、すげーや
翌朝一に、再度見ようと待っていたら、係の人が、古着を開き直していたり、
なにやら液体の入ったポリタンクを持って、ウロウロ。
詳細は、聞かなかったのですが、
いずれも、ボルタンスキーさんのこだわりでやっていることだそう。
(9/19追記 後日、再度見ていると、古着の小山の中から、
白煙が出ていました。これをやりたかったのですねー)
やはり、ここまでやる人のこだわりは、半端でないな…。
他には、レアンドロ・エルリッヒ”トンネル”は、
トリックアートの技法で、シンプルだけど面白く、
他のお客さんと思わず盛り上がって、写真を撮りあいました♪
車は、実際は、写真のように小さい訳ですね。
以上で、三日目終了~。
夕飯は、残念ながら、適当なところが見つからなかったので、
弁当を買って、車内で済ませ、本日の温泉 千手温泉へ♪
毎日、いろんな温泉に入ったので、泉質を忘れてしまったけど、
ちょっと、ヌルッとする、いい温泉だった気がします♪
慣れないことをしているせいか、
そろそろ、体調黄信号の口唇ヘルペスが出来た…。
やっぱり、食事と車中泊は、負担なんだなー。
四日目~十日町エリアその2・中里・津南エリア~に続きます♪
(2012/09/12 追記)
紹介記事が載っていたので是非♪
日経電子版 HP
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO45307810T20C12A8000001/?df=3
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO45307810T20C12A8000001/?df=5
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