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【雑談】 行ってよかった美術館 2011

ゆこもり版を言いたくなりました♪

 

 

さてさて、

WEBの口コミのサイトで、

行ってよかった美術館 2011

というのがありました。

(博物館ver.もあります)

http://www.tripadvisor.jp/pages/MuseumArtmuseum.html

まあ、普通に観光地として、

行ってよかったということのようですので、

建物自体が特長的だったり、

個性的な常設展示だったりするところが、

上位20位にランクインしていた感じです

ちなみに、

1位 大塚国際美術館(徳島県・鳴門市)
2位 安曇野ちひろ美術館(長野県・北安曇郡)
3位 三鷹の森ジブリ美術館(東京都・三鷹市)
4位 信濃美術館(長野県・長野市)
5位 青森県立美術館(青森県・青森市)
6位 東京都現代美術館(東京都・江東区)
7位 熊本市現代美術館(熊本県・熊本市)
8位 国立西洋美術館(東京都・台東区)
9位 国立新美術館(東京都・港区)
10位 大原美術館(岡山県・倉敷市)
11位 ブリジストン美術館(東京都・中央区)
12位 島根県立美術館(島根県・松江市)
13位 箱根ガラスの森美術館(神奈川県・箱根町)
14位 箱根彫刻の森美術館(神奈川県・箱根町)
15位 森美術館(東京都・港区)
16位 山梨県立美術館(山梨県・甲府市)
17位 京都国際マンガミュージアム(京都府・京都市)
18位 沖縄県立博物館・美術館(沖縄県・那覇市)
19位 横浜美術館(神奈川県・横浜市)
20位 十和田市現代美術館(青森県・十和田市)

上位5位に二つも長野県内の美術館が、

入っているとは、素晴らしい!!

でも、松本市美術館(松美)は入ってないんだよな。。。

松美は昨日まで、ジブリ レイアウト展をやってたんですが、

すっごい入場者数で、いつも駐車場満杯!

ゆこもりの周りでは、不評なんです(苦笑)

無論、こういうのも、”アリ”ですけど、

人気者の力を借りないで!!、

松美ならではの、松美でしかやらないことをしないとっ!!

実際、信濃美術館は、

東山魁夷さんの人気もあるでしょうが、

こないだまで、菱田春草やってましたし(渋い♪)、

ちひろ美術館もいつも

いろんなイベントをやって頑張ってますよー。

そういう企画力も評価されたのだと思います。

とまあ、愚痴っぽくなっちゃいましたが、

で!何を言いたいかというと、

ゆこもり版 行ってよかった美術・博物館です♪

ゆこもり版は、企画力がすげーなー

珍しい”もの・こと・作家”を扱っているなー

こだわりがあるなー

というところをご紹介したいと思います♪

1位 東京都庭園美術館(東京都・港区)

2位 神奈川県立近代美術館・鎌倉(神奈川県・鎌倉市)

3位 発電所美術館(富山県・入善町)

4位 金沢・21C美術館(石川県・金沢市)

5位 練馬区美術館(東京都・練馬区)

6位 東京都近代美術館・工芸館(東京都・竹橋)

7位 梅野絵画記念絵画館(長野県・東御市)

8位 東京国立博物館(東京都・上野)

9位 信濃美術館(長野県・長野市)

10位 大山崎山荘美術館(京都府・大山崎町)

11位 京都国立博物館(京都府・京都市)

12位 ヴァンジ彫刻美術館(静岡県・長泉町)

13位 佐川美術館(滋賀県・琵琶湖畔)

14位 五島美術館(東京都・上野毛)

15位 川村記念美術館(千葉県・佐倉市)

16位 アルテピアッツァ美唄(北海道・美唄市)

17位 室生山上公園(奈良県・宇陀市)

18位 ハーモ美術館(長野県・諏訪市)

19位 河井寛次郎記念館(京都府・京都市)

順位は、実のところ、あまり関係ありません。

本当のところはつけようがないというか・・・。あしからず(苦笑)

一つずつ触れていくのは、ちょっと大変なので、

過去の記事にリンクを張っておきました♪

で、今後行ってみたい注目の美術館は、

* ホキ美術館(千葉県・)

超写実絵画三昧を見てみたい~~~。

* 十和田市現代美術館(青森県・十和田市)

建物・周辺環境とアートの融合がすごいらしい。

* 足立美術館(島根県・安来市)

庭がすごいらしい。

結構、以前NHKでやっていた

”ミューズの微笑み”っていう番組で

紹介していた美術館とカブるんです(苦笑)

以上。あとで、追記・改定するかもしれません(笑)

まだ、すごい所、オススメの美術館があったら、

是非、教えてくださいナ

 

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ゆこもり’11 12月の企画展は…

クリスマスプレゼントの一品を是非♪

Xmas_collection_dm

 

 

さてさて、

12/3(土)からは、

ゆこもり クリスマスコレクション展 2011

を開催します

ゆこもりには

ここにしかない”一点もの”がひしめいています(笑)

作家さんが、その時の個展のためにだけ作ったものなので、

二度と同じものは出来ないのです

灯りや飾り物(置物・オーナメント)、ふたもの、

花器、酒器から、勿論、食器類もいろいろとあります

売り切れ御免なさい!!です♪

是非、見に来てくださいねー!!

 

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111124 松本市美術館アートレクチャーby竹内館長③

松本市美術館は、こんなこともしています♪

1111201

初花です♪

さてさて、

ご紹介が遅れてしまいましたが、

松本市美術館では、

竹内順一館長による

桃山陶器研究についての

アートレクチャーが月一回、

計7回シリーズで行われています。

今回は、三回目

唐物茶入 ー侘び茶の湯の時代ー

がありました。

(ちなみに、既に受講受付は締め切っています)

竹内館長は、藝大で工芸史を専攻後、

五島美術館の学芸部長ののち、

藝大美術館茨城陶芸美術館の館長を勤められ、

現在は、永青文庫と松本市美術館の

館長を兼任されている工芸界ど本流の方

このレクチャーも、

分かりやすく、文献を読み解きながら、

桃山時代に誘ってくださいます

で、今回は、唐物(中国製)茶入れについて。

茶入れは、戦国時代、

一国に匹敵するほどの価値を持つほど、

珍重された茶道具。

千利休の弟子 山上宗二が、

侘び茶の湯の規範を記した名物記「山上宗二記」には、

茶道具212点中、茶入42点が出てくるそうで、

その中の14点が、現存しているとのこと。

結構、本能寺の変で、焼失してしまったらしく、

つくづく残念ですねー。

その本能寺の変でも、火中から損傷しながら現存するのが、

まず初めに挙げられている”新田肩衝”

室町時代、新田なにがしさんが、持っていたから”新田”だそうで、

秀吉、徳川水戸家所蔵後、現在は、徳川ミュージアム蔵。

本物が、見てみたいですねー

次が、”初花肩衝”

これは、秀吉、家康と引き継がれ、

今は、徳川宗家(徳川記念文化財団)が所蔵

いいものの基準は、

形(ナリ、かたちのこと)・比(コロ、大きさのこと)・

様子(釉薬の掛かり具合など)の三つがいいものだそう。

形は、口のつくり(折り返しなど)から、肩、胴体のふっくら加減から

底(盆付)が、竹べらで削ったのか、糸切なのかまで、

詳細に記述されています。

比(コロ)は、高さが8.5~8.9cmが基準だそうで、

重さも130gまでがいいんだそうです。

それにしても、細かい描写!!

様子なんかも、まあ、細かくて、

釉薬が二重掛けしてあるんですが、

下薬が、気包くみ(けくくみ:掛かりすぎて)も

脛高(はけたか:掛かっていない)でもなく、

さらーに、上薬の垂れ方が、

露先(釉薬の垂れた先)が、

盆付までいかずに、ギリギリである。

”初花”は、これを満たしているそう!!

そして、この”初花”が唯一、

いろんな災害から免れ、

当時からの釉薬そのままだそう♪

そうですよねー、火の中に入っちゃったら、

釉薬も変性しちゃいますもんねー。

こんなこと聞いちゃうと、さらに見たくなります

ちなみに、”新田”、”初花”と明暦の大火で焼失した”楢柴”は、

天下三肩衝と言われてますね♪

あとは、”津くも茄子”(静嘉堂文庫所蔵)などは、

宗二が、字数860字!もかけて、拝見記を書いています。

よくそれだけ、書くことがあるもんですよね。

竹内館長曰く、当時の茶会は、

研究会の要素も強かったそうで、

これだけ、大きさがちゃんと書いてあるのは、

亭主から聞いたり、自分で物差しで測ったり、

畳の目で推測したりしたから、だそうです。

”切形”という実寸の紙(桐だったりもする)で

切り取った型まであります。

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”勢高肩衝”は、

やはり本能寺の変の焼け跡から、

見つけ出されたもので、

古田織部が手に入れたものだそう。

兵庫の潁川(えいせん)美術館所蔵で、

潁川さんが、奥さんがお茶を習うに当たって、

長次郎 赤楽無一物!!!とともに買ってあげた!!!

という、一品だそう。。。

すげーなー。。。奥さん、びびったんじゃないかな(苦笑)

潁川美術館も行かなきゃ♪

とまあ、余談も含めて90分、

いろいろとあっという間のレクチャーでしたー。

次回は、花入とのことで、楽しみですっ♪

 

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ゆこもりコレクション展2011 作品紹介 その6

26、27日で終わりですよー♪

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さてさて、

ゆこもりコレクション展2011

引き続き、作品のご紹介です~。

急須・ポット・注器、いろいろです

もっとあったのですが、

8年もやっていると、

皆さん、いろんな急須を制作されています

すべて、一点もの

売り切れ御免なさい!!です♪

是非、見に来てくださいねー!!

 

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ゆこもりコレクション展2011 作品紹介 その5

23日(祝)、開廊日ですよー♪

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さてさて、

ゆこもりコレクション展2011

引き続き、作品のご紹介です~。

届いたばかりの土鍋、他です

ちょうど一昨年のこの時季に

個展をして頂いた松橋かおりさん

ホワ~っとした柔らか雰囲気のうつわを

作る作家さんです

いろいろな種類があります♪

是非、見に来てくださいねー!!

 

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111118 高山登 退任記念展 「枕木―白い闇×黒い闇」@藝大美術館

素材にこだわるということ

 

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さてさて、

藝大美術館で開催中の

高山登 退任記念展 「枕木―白い闇×黒い闇」

に行ってきました

ちょっと気にはなっていたのですが、

行く前に、宮島辰男さんがツイッターで、

”これから、高山登さんの退官記念展へ。

枕木一本で世界を構築し、もう40年以上。

若い頃は、同じ素材を使って飽きないのかと思ったりした。

しかし、この頃、ようやく、反射神経では同じ素材、

同じコンセプトで作品の展開はできないことを知った。

同じことは強靭な意志によってしか続かないことを。”(原文のまま)

と言っていて、そんなに枕木だけの人なら是非!!

といろいろ廻ってから、ぎりぎり滑り込みましたー、ふう。

30分ない位だったので、

記録映像とかはあまり見れませんでしたが、

ど~~んと、枕木を積んで、並べ、映像を絡めた

インスタレーションがメインにあり、

奥に、映像コーナーとドローイングなど。

多分、本物の枕木なんでしょう。

クレオソート(コールタール)の臭いが立ち込めていましたよ。

最近だと、発がん性が疑われて、

違うものに置き換えたりすることもあるみたいですが、

やっぱり、なんか惹きつけられる臭いですよね~。

高山先生も、ドローイングにもコールタールを使ったりしていて、

やはり、気になる素材なんでしょうね

それにしても、宮島さんがつぶやいていたように、

ず~~~~~っと、枕木一筋みたいです。

ちょっと、図録でみたのですが、

高校時代の催しもの?で、使ってからだということで、

ほんと筋金入りですよね。

陶芸家さんで、ずーっと”聖書”だけを作っていた作家さんが居て、

”よく飽きないものだなあ”と思ったものですが、

それだけ本人にしか知りえない、

奥深いものがあるんだろうな、、、と薄々感じたものです。

でも、作家人生をずっと供にできる、

(もしかしたら、その素材・題材があったから、

作家になったかもしれない??)

そういう”もの”や”こと”に出会えたのは、

幸せのことなのかもしれませんよねっ!!

ゆこもりが、いつもお話しする、

作家さんがその素材を選ぶ”必然性”

どうしてか、どうしても、

”それ”に惹かれてしまう、そうしてしまう。。。

まあ、そこに”何か”は、

きっと!!あるんでしょう。

高山先生は、”何か”を見ること・感じることは

出来たのでしょうか。

12/4までです。

単純に、圧倒的たくさんの枕木が、

並んでいるさまだけでも一見の価値ありますよ

入場無料です。

退任記念展 HP

http://www.ima.fa.geidai.ac.jp/

 

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111118 表現する葦 吉田哲也・若林砂絵子展@多摩美術大学美術館

二人にもっと時間があったなら。。。

 

 

111118

さてさて、

初めて行ったのですが、

多摩美の美術館にて開催中の展覧会に行ってきました~

てっきり、多摩美の学内にあると早合点して行ってみたら、

何故か、美術館だけが、ポツンとありました。

所要があり、

ちょっと気になって行ってみたのが、

本当のところだったのですが、

いやー、行って良かった、、、。

吉田哲也さんと、若林砂絵子さんの

二人展なのですが、

吉田さんは40歳、若林さんは35歳で、

ここ数年で夭折した作家さん。

一階の展示の若林さんは、

若林奮さんの娘さんというサラブレッド。

「空間内の有機的考察」という姿勢で、

線をひたすら重ねた版画や

オレンジを原型にして、昆虫の卵が連なったような

樹脂・グラスファイバーの作品などなど。

増殖することによって、

自分のテリトリーを広げるといった感じ?

すごい試行錯誤している生々しさがありました。

そして、二階の展示の吉田哲也さん。

これが、よかった~

もの派っていうんですかねー。

ゆこもりは、あまりそういうの好きじゃないんですが(苦笑)、

でも、やはりいいものはいい(爆)

見に行った時は、まだだれもいない展示室に

針金やブリキ、石膏の小片単体の素材で、

最小限の加工をした”断片”が白い台にポツンと置いてあるか、

もしくは、壁に一定間隔で、釘で固定されている。。。

とても静謐で、ストイック。

静かだけど、凛として、ときとして雄弁。。。

これも美術品?って感じに思えるけど、

まあ”もの派”の影響もあるんでしょう、それがもの派。

やったもの勝ち♪

ただ、”なんじゃそりゃ!!”とは思わなかったなー。

よく見ると、絶妙なんですよ、手の掛け方が。

1~2cmだけ端を90°に折り曲げた作品があったのですが、

なぜか端の折り曲げたところが、

ちゃんと立っているんです。

なんというか、茶杓をおいているような感じ。

あとで、係りの人に聞いたら、

接着したりせずに、ただ置いてあるのみで、

吉田さんが計算して、成形しているとのこと。

特に、手が混んでいるようには見えなかったのですが、

そういうこだわりが”凛”といた雰囲気を

漂わせているのでしょうか。

たらればですけど、

お二人が今も生きて、制作していたならば、

どういう風になられているのでしょう。。。

私は、制作の一途さ、ストイックさを

まざまざと見た感じがしたので、

この先が見たかった。。。

特に、若林さんは、これから!

という感じがしたので残念。。。

やはり見た人で、

詳しく書いている方がいらっしゃったので、参考まで。

http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20111103

こういうシンプルな作品が好きな人

最近多いんじゃないかなー♪

近くにサンリオピューロランドとかがあって、

ショッピングモールとしては賑わっているところではありますが、

食指が伸びるような文化施設は

見当たらないところですけどよかったら。

12/4までです。

多摩美術大学美術館 HP

http://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition/default.htm

【12/17 追記しました】

後日、今回の展覧会について

面白いことを書かれているブログを発見♪

美術家 大村益三さんのブログ

http://d.hatena.ne.jp/murrari/20111213

どこに”価値”を見出すのか。。。

それが問題です。。。

 

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ゆこもりコレクション展2011 作品紹介 その4

19、20、23日(祝)、開廊日ですよー♪

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十二支全部が一度に手のひらに乗る位の可愛らしい大きさです

 

 

さてさて、

ゆこもりコレクション展2011

引き続き、作品のご紹介です~。

干支作品いろいろです

今年の夏、個展 して頂いた村田肇一さん

梅田かん子さんの干支作品とともに

いろいろな種類があります♪

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ゆこもりコレクション展2011 作品紹介 その3

12,13日、開廊日ですよー♪

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さてさて、

ゆこもりコレクション展2011

引き続き、作品のご紹介です~。

服部竜也さんの作品いろいろです

今年の春、個展 して頂いて

大好評だった服部さん

既に、急須や湯呑みは、

なくなってしまいましたが、

まだまだ、いろいろあります♪

個展をご覧にならなかった方々、

是非、見に来てくださいねー

 

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111108 木津川アート 2011 その3 ~上狛(かみこま)エリア~

3エリアの三つ目 最後です♪

 

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さてさて、

京都府木津川で開催中の

木津川アート 2011のご紹介の最後 上狛エリアです

木津エリアを見た後、

車で5分ほどの上狛エリアへ。

最後に回ったということもあるかもしれませんが、

結構歩かなくてはいけなくて、ちょっと、疲れました。

このエリアは、

あの福寿園をはじめとした製茶所が並ぶ問屋街で、

お茶を焙じているいい香りが、

街中に漂っていましたよー

ここで目を引いたのは、

中橋祥行 「光の臨界 ながれのーすくい」

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やはり、お茶屋さんだった民家で、

茶箱や室内を使った、光のインスタレーション。

和室の床や違い棚を生かした、

こういうインスタレーションもいいですねー

他には、

山城JA倉庫の

小板橋慶子 「ささめく」

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加茂エリアのJA倉庫同様、3つのスペースで、

3人の作家さんが、展示している中のお一人。

群馬の富岡出身ということで、

繭から解きほぐした絹糸と

LEDの光との綺麗な共演。

ちょうど、見学客が多くて、

ゆっくりできなかったけど、

あのスペースで、椅子を置くなど、

何かゆっくり滞在できる仕組みがあるとよかったなー。

あと、このエリアを丁寧に描いた

円満字洋介 「かみこま茶問屋ストリート絵地図」

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タイトル通り、絵地図とともに、

ちょっとした風景を切り取った風景画に癒されました

上狛エリアは、

最後に回ったので、じっくり見られず残念。

このエリアにも、円満字さんの展示の後で、

木津川のビューポイントまで、

回るコースがあったみたい。

時間のある方は、是非♪

自転車があると、便利ですよー!!

(予約すれば、貸自転車もあるみたいです)

 

 

木津川アート HP

http://kizugawa-art.com/

 

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111108 木津川アート 2011 その2 ~木津・本町エリア~

3エリアの二つ目です♪

 

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さてさて、

引き続き、

京都府木津川で開催中の

木津川アート 2011のご紹介 木津・本町エリアです

加茂エリアを見た後、

車で10分ほどの木津市役所へ。

ここでのイチオシは、

なんといっても市役所内の

小谷芙未(まみ) 「ゆめで逢いましょう」

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いやー、やってくれています(爆)

写真だけでも、結構なインパクトあるでしょー

これが、動くんですわ~~~

どうして動くんだろうとちょっと観察していたら

どうも、どこか作品に似ている??女性が、

なんだか企み顔で、作品の方向を見ている。。。

案の定、作家さんで、リモコンで動かしてましたー(笑)

小っちゃい子が、怪訝そうに作品を見ているのが、

これまた楽しかったなー♪

小谷さん曰く、

自分の夢の中に出てきたものだそうで、

小さな子とかの夢の中に出て、

引き継いでくれたら、とのこと!!

「小っちゃい子なんかは、

迫ってくる作品で、トラウマになったりして(笑)」

といったら、それが目標だそう!!!

実際、小さな子の目線で見ると、

結構怖かったです。

小谷さん自身が、一番ニコニコして、楽しそうだったな~♪

それと、木津エリアでもう一つご紹介。

本町一丁目集会所の

伊藤舞 「祖父と私の旅」

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民家に入るとすぐ、着物を着た女性が居ました。

この民家にしっくりとくる着物姿。

あとで作家の伊藤さんだとわかりました。

ここは、いろいろ考えさせられました。。。

展示物は、白い展示用の箱に入った”マッチ箱”のみ。

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マッチ箱が、ふたつ並んで、時にはひとつだけ、

何かの標本のように入っています。

展示内容は、

喫茶店のメニューに模したものに書いてあり、

左のマッチは、おじいちゃんの”遺品”

右のマッチは、伊藤さんが足跡を辿って、

実際に行って、集めたものだそう。

(右のマッチがない時は、もうお店がなかったりしたということ。

そんな”旅”を2006年におじいちゃんが亡くなってから、続けているらしい)

和室のテーブルで、まったり焙じ茶まで頂けました。

時間があったら、ゆっくりしたかった空間。

日頃は、集会所なのに、

この時は、静かな”鎮魂の場”というか、

伊藤さんとおじいちゃんのことに思いを巡らして、

さらには、自分の祖父母や亡き母のことなど、

短い間にいろいろ思いました。

伊藤さん曰く、

そんなにおじいちゃん子ではなかったとのこと。

なのに、こんな長旅を。。。

ある人に思いを馳せるとき、

こういう”表現”の仕方があるんだな…と

作家さんの想像力の豊かさに

改めて脱帽した次第です。

我に返って、さて、う~む、どうするかだ。。。

他にもいろいろありました。

現役の老舗料亭を贅沢に使った墨と紙のインスタレーション、

船問屋だったところの立派な土蔵の米蔵を使った展示、

鉄工所の広い作業場?を使った展示などなど。

毎回、同じことを言うんですが、

やはり、その”場”に想いを馳せた作品、

もしくは、”場”を凌駕するようなパワーのある作品でないと、

こういう空間アートでは、惹きつけることが難しいと

今回もつくづく実感。

せっかく、すごい空間でも、

例えば、意図の分からない平面作品では、スルーしてしまいます。

(まだ、なんだかわからなくても、立体なら立ち止まるかな。(笑)

まあ、ゆこもりが、三次元趣向なのかもしれませんが(爆))

いずれにしても、毎回思うのですが、

どこかのホワイトキューブのギャラリーでやるようなことは、

こういうアートイベントでは通用しないということを

出品する作家も勉強して欲しいものですねー。

とまあ、ちょっと辛辣な意見も混ぜつつ(苦笑)、

最後の上狛エリアへと続きますよっ

 

 

木津川アート HP

http://kizugawa-art.com/

 

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111108 木津川アート 2011 その1 ~加茂エリア~

11/13まですよ~~♪

 

 

1111080
松村忠寿 「フキだし屋台プロジェクト」

さてさて、

なんだかアートフェアが盛んなんですが、

今回、ご紹介するのは、

京都府木津川で開催中の

木津川アート 2011です~♪

3町が合併したのを受けて、

昨年から始まったアートフプロジェクトです。

木津川市にあるJRの駅「木津」「上狛」「加茂」を

それぞれのエリアとして、

エリアごとに、歩いて回れる圏内に

アート作品が散らばっています。

といっても、

かなり歩かされました(苦笑)

行こうと思っている方は、

自転車があると便利かも!

実際に、予約制のようですが、

貸自転車もありました。

車に自転車を積んできたらよかったなー。

特に、上狛エリアは、

最後に回ったということもあるかもしれませんが、

ちょっと、疲れました。。。

で、いつものように、平日に行ったのですが、

結構、作家さんがいらっしゃって、

話をしたりしながらも、

どうにかギリギリ一日で、

全て回ることが出来ました

ちなみに、10:00~17:00ですよっ。

17時になったら、

しっかり終わっていたので、ご注意を!!

目印は、特徴的な看板です。

11110813

木津川アートのイメージカラーは、

オレンジ、だいだいです!

だいたい、電柱にオレンジの矢印がありますので、

ゆこもりのように方向音痴でなければ(苦笑)、

大丈夫です♪

それと、各エリア専用の詳しい地図が、

作品受付にありますので、

スタンプラリーの用紙とともに、

まず入手しましょうねっ♪

木津川市というのは、

名前の通り、木津川のほとりの街です。

ゆこもりは、初めて伺ったのですが、

木津川べりは、なんていうんだろう、

ほんわかした感じで、よかったな~

では、ほぼ見た順に掻い摘んでご紹介♪

まず、加茂エリア。

このエリアが、

一番作品数も多くて、見応えがありました~♪

加茂文化センター隣接の駐車場に停め、

いくつか見てから、

加茂駅のランプ小屋へ。

1111081

ここは、廃線になった大仏鉄道の施設。

油を使うということで、

防火のために、駅舎から離して、

レンガ造りのランプ用の小屋として、使っていたそう。

可愛らしい小屋

三谷智恵さんは、大仏鉄道の廃線を巡って、

写真を撮影してました。

なるほど、こういうのもいいですねー。

で、その近くの織物工場跡では、

ちょっと気持ち悪かったんですけど(苦笑)

松谷真未さんが、

床屋とかで散髪した髪をもらってきて、

それを着物のカタチに編みこんで、

何十と展示していました。。。

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松谷さん自体も、

不快感って、コメントしていたから、

そういう提起をしたかったんでしょう。

確かに、自分のものでさえ、

いったん、体から切り離されると、

汚いというか、なんだか嫌なものになるなー、

といろいろ思いました。

にしても、女性の作家さんは、

こういうある種、グロイものを結構作る気がする。

なんでだろう・・・。

ちょっと離れたところにある

旧加茂図書館では、

少年少女科学クラブという作家グループ?さんが、

壁や柱一面に、

和紙で作った小さな”蛾”を

びっしり貼っていました!!!

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しかも、照明が、暗いブルーで。

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作家さんが、図書館で蛾がいたことの思い出から

そういう作品になったそうですが、

今イベントの”よく頑張ったで大賞”ですねー。

ちなみに、蛾は11000~12000匹居るそうです(絶句)

で、相変わらず、ちゃんとした地図があるのに

ウロウロ迷いながら、辿り着いたのが、

加茂JA倉庫。

11110817

ここでは、あとで知ったのですが、

tagirukaさんという、

長野県在住の作家さんがいました♪

長野にも、現代アートの若手作家さんいるのねー。

この倉庫でよかったのが、長谷川政弘さん!

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倉庫内に、

作家さん手製のシャンデリアが吊るされていて、

さらに穴をあけるという修飾をした

真っ白な椅子と対角線上いっぱいの長さのテーブルなどなどが、

以前から侵食していた蔦をそのままにした床に

整然と置いてありました。

作品の”白”とその影の”黒”のコントラストが、

とても幻想的で、

写真の撮り甲斐がありましたよ~

後程、偶然違う作品のところで、

長谷川さん出会えて、

作品のことなどについて、いろいろ聞けました♪

ラッキ~~

で、そのあとは、加茂エリアの中心である

旧?商店街の通りへ。

今は、ほとんどが住宅になっているのですが、

ところどころにお店が。

受付にいた、このプロジェクト代表の佐藤さんと偶然にもお話でき、

ちょっとの間でしたが、いろいろと伺うことが出来ました!

またまたラッキ~~

ここでは、中森神社に

加茂エリアでイチオシ作品がありました♪

以前ご紹介した

中之条ビエンナーレにも出品していた、

中村岳さんの 「遡及空間」

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いや~、神社側もよくオッケーしたなー。

中村さんも勇気がいったんじゃないかな。。。

別に、いけないことをしているわけではないんですが、

やはり神社ですし、

結構、大きな作品だったので。

今回は、神社の境内で、

”角柱”が巡らされていました。

中之条での作品は、

古民家内に所狭しと柱があったわけですが、

今回は屋外なので、

空間的制約がそれほどあるわけではないのですが、

なんていうか”結界”みたいなものを意識しましたねー。

いやー、こういう展開もあるんだな。。。

素晴らしい。。。

そして、このプロジェクトの”胆”なのが、

木津川を”見せる”という試み。

加茂エリアの一番端には、

木津川べりに

許斐(このみ)英明さんの音響彫刻(初めて聞いたジャンルだ)

「風の標べ」がありました。

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川べりなので、結構風が強くて、

その風を利用して、音を奏でる作品。

当たり前だけど、

やはり作品がないと、

この川べりまでは、なかなか行かないので、

ある意味、

このプロジェクトの”要”の作品だと思いました。

まあ、敢えて言えば、

川べりにもう少しだけ、作品があってもよかったのかも。

例えば、風を分かりやすく”見せる”

新宮晋さんのようなモビールの作品とか♪

まあ、ベタではありますが、分かりやすいかと。

ふわー、加茂エリアだけで、

かなり長くなっちゃいましたね。。。

なので、さらに残り二つのエリアに続きます

木津川アート HP

http://kizugawa-art.com/

 

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ゆこもりコレクション展2011 作品紹介 その2

今週末、開廊ですよー♪

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さてさて、

ゆこもりコレクション展2011

引き続き、作品のご紹介です~。

梅田かん子さんの新作その2

来年の干支 辰のいろいろです♪

一昨年のクリスマスシーズンに

個展して頂きましたかん子さん

今回は、辰を描いたカップ&ソーサー・ふたものです。

ますます、繊細で大胆な絵柄のかん子さん♪

ソーサーの植物は、竜胆(りんどう)です。

なぜ、竜胆かといえば、、、

”竜”が入っているからっ!!

なるほど~~~♪

是非、見に来てくださいねー

 

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彫刻の時間 -継承と展開ー@東京藝術大学美術館

明日まで、すみません。。。

 

 

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さてさて、

明日が最終日なのですが、

藝大の美術館にて、彫刻の展覧会が開催中です~

基本的には、

藝大所蔵の彫刻なのですが、

なんといっても!!

藝大所蔵の平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)作品が、

全て出品されているんですっ!!

やっぱり、田中は良かった、、、。

今まで、あまり見たことがなかったので、

30点弱の作品は、とても見応えがありました

彩色した作品も、初めて見たかも。

”老君像”は、諭されそうな面持ちだったし、

禾山笑”は、ほんっとうに楽しそうな大笑いな様が良かったし、

”霊亀”は、目力がすごくて、鳥肌ものでした。

展示室に入ってすぐの”五浦釣人”は、

師匠 岡倉天心の釣りの風景。

展示が、背中を正面としていたのが、面白い♪

背中をまず見せるだけで、

なんだか天心の”孤高”を勝手に感じちゃいました。

で、なんといっても、

六代目尾上菊五郎を生き写したかのような

”鏡獅子試作”と”鏡獅子”は圧巻。。。

特に、試作は、裸の状態での菊五郎さんで、

筋肉の躍動が半端なかった。。。

菊五郎ご本人が、裸体像を希望したそうで、

試作を見た後だと、本作の方が、

見劣りしてしまうくらい(苦笑)

藝大は、有望な卒業生の作品を買い上げているので、

それも、いつか見てみたいなー♪

藝大 HP

http://www.geidai.ac.jp/attached/art_museum/exhibit/2011/jikan/jikan_ja.htm

 

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111105 野点茶会報告っ!!!

紅葉まっさかりでしたよー!!♪

 

 

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さてさて、

お茶会の報告です

朝から、曇り空でしたが、

暑すぎず、寒すぎず、

ちょうど良い野点日和でした~♪

いつもお願いしている

露草さんに点ててもらいました

紅葉も、ほぼ真っ赤に燃え盛る中、

池前は、本当に気持ちよかったです

日頃、お見せしない茶碗で呈茶したので、

その茶碗でも盛り上がりましたよっ!

いつも、露草さんにいろいろ教えてもらうのですが、

今回、為になったのは、供茶(くちゃ)でした。

うちの社の龍神さまとお地蔵様、そして母に

茶会に先立って、お茶を供えるわけですが、

普通に点てるのではなく、

湯にただ抹茶を一杓いれるのみなんです。

まあ、普通に点てる作法もあるそうなのですが、

勉強になりました。

終わり頃、雨が降り出して、

ギリギリセーフ(笑)

お越しくださった皆さん、そして露草さん、

ありがとうございましたー!!

 

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ゆこもりコレクション展2011 作品紹介 その1

いろいろあります♪

 

 

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さてさて、

ゆこもりコレクション展2011

作品のご紹介です~。

まずは、梅田かん子さんの新作その1

来年の干支 辰のいろいろです♪

一昨年のクリスマスシーズンに

個展して頂きましたかん子さん

今回は、辰を描いた花器・湯呑み・香合です。

ますます、繊細で大胆な絵柄のかん子さん♪

是非、見に来てくださいねー

 

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111105 野点茶会しますっ!!!

さあさあ、紅葉狩がてらっ!!♪

 

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さてさて、

お茶会のお知らせです

~野点茶会のお知らせ~

11/5(土) 11:00~日没ころまで

露草さんより、一服差し上げます

紅葉降り散る中、外でのお茶をお楽しみください

今回は、池と滝の前でやりますよー♪

予約は要りません。お菓子付きで300円です。

ここだけの話、茶器も珍しいもの出します♪

是非ぜひ、お越しくださいねー!

 

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