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中之条ビエンナーレ2011感想その4~沢渡温泉&暮坂エリア~

さらにさらに続きです♪

 

110914nb19

重機の跡がないので、まさか手掘り??

 

さてさて、

群馬県中之条で10/2まで開催中の

中之条ビエンナーレ2011

報告その4 ですheart04

四万(しま)温泉エリアから、

長野方面に戻りつつ、

時間と競争しながらでした。

この中之条ビエンナーレでは、

一応時間が決まっていて、

9:30-17:30なんです。

しかも、木曜定休!

定休日のあるビエンナーレは、

初めてだったので、皆さんも気を付けて!

時間外でも見られるところもあるのですが、

やはり、だんだん日が短くなっているので、

妥当な時間設定かな。

但し、、、

朝は受付の人が遅刻してくることがあります(爆)

地元の人に任せている所だったのですが、

おばあちゃんが、ゆっくり来ました(大爆)

ではまず、沢渡エリア。

ここは、

”中村岳 「遡及空間」”が面白かったですね。

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玄関を入ると、

まず、”邪魔だなあー”と思いますhappy02

、入ると分かります、その訳が。

使っていた古民家が、

ちょっと変わった趣のある建物で、

だからこそ中村さんは、

ここを使ったんだなーと思いましたheart04

あれは、元々だれが建てたんだろうな~。

桟や縁側、戸袋に、丸材を使っていたりするんです。

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あれは、多分以前の建物そのままのもの。

神社がすぐ近くなので、神主さんの家だったのかも。

ああいう建物の展示も面白いですねっ♪

そしてっ!!

暮坂エリアは、中之条ビエンナーレ2011の中で、

絶対にはずしてはいけない作家さんがいました!!!

ゆこもりも、夕刻迫って来ていたので、

まあ、さらっと見て終わりかな~と、

たかをくくっていました。

その最終場面で、最高の作品と遭遇heart04heart04heart04

順序的には、これでよかったと、後々思いました。

皆さんも、暮坂エリアは是非、最後にしてください。

これを最初に見てしまうと、

全てが霞む可能性があります。

そういう意味では、劇薬です(劇爆)

それは、、、

今井尋也 「虚構の民族Gの遺構群」”!!!

この作家さんは、非常に手が込んでいて、

まず、花楽の里で、写真と映像による

云わば、予告編をしていますheart04

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ここで、”なんじゃらほい?”と思わせておき、

その先にある広大な暮坂芸術区で

実際に、壮大な展示を繰り広げていました~♪

この暮坂芸術区。

すっごい不思議な場所で、

芸術区というんだから、

アーティストに開放している分譲地みたいなものなのか?

と想像していました。

まあ、確かにそんな感じでしたが、

どこか、夕刻ということもあって、

うら寂しい、寂寥感漂うところなんです。

どうも、そういう計画が頓挫したところなのかも。

そう見ると、いろいろ合点がいきます。

すっごい広大な敷地に

打ち捨てられた別荘風の建物が点在し、

ちょっとだけ、住んでいる人もいましたが、

まさにゴーストタウン。

でも、整備したら広いであろう

敷地内道路なども完備されていて、

ヘリポートらしき〇にHの文字まで!!!

なんだか、見れば見るほど、不思議漂うところ。

作家さんは、そういうものを

見逃すはずがありませんねheart04

その〇にHのところで、

作品を設置していた作家もいました。

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で、肝心の今井作品はというと、

そのクマも出るような鬱蒼とした

森の中の暮坂芸術区で、

20~30分かけて、散策させるというもの。

西暦3011年から見て、

ここらに民族Gがいたらしいというテイで、

その遺構を捜し歩くという”宝探しゲーム”

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まあ、一つ一つの”遺構”は、

わざとやっているのかもしれませんが、

決して、完成度の高いものではありません

(作家さん、スミマセン(汗))

でも、まあ、架空の遺構なんだから、それでいいんですよ。

もし、素晴らしい民族の遺構だったら、

完成度はあげないといけないこもしれませんけど(笑)

(縄文土器なんかは、その最たるものですよね)

いかに、想像力を膨らませ、世界を構築し、

それを他人まで楽しむものに仕立て上げるか。。。

どのエンターテインメントでも大切なものですね。

ともすれば、芸術は、自己満足になりかねません。

実際、このビエンナーレでも、散見されました。

今井さんは、そこの視点がしっかりしています。

見に来た人たちを楽しませようとしています♪

まあ、今井さんご自身がこの中之条ビエンナーレで、

一番楽しんでいたんじゃないかな(笑)

あとで見たら、なるほど、芸術家というよりも、

パフォーマー・演者でした。

すっごい、腑に落ちましたねー。

あれは、画家や彫刻家はもちろん、

現代アートの作家でもなかなか出来ません。

本当に楽しい発掘時間でした…

多分この作品は、賛否両論あるとは思いますが、

皆さんも是非、今井さんの世界観に浸ってみてください。

見えなかった”何か”が、見えてくるかもしれませんよ♪

(9/28 一部改変しました)

中之条ビエンナーレ2011 HP

http://www.bi-ku.com/nakanojo/index.html

 

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中之条ビエンナーレ2011 総評

 

中之条ビエンナーレ2011を

報告してきた訳ですが、総評をば。

今回で3回目ということでしたが、

全体でいうと、妻有トリエンナーレを

越えられないジレンマを思いました。

まず、ビエンナーレという間隔。

妻有も中之条も、2~3年に一度とはいえ、

間の年には、小さなイベントを開催しているようです。

そういう”助走”をしながら、本番を迎えているのですね。

だとすると、2年ごとというのは、

準備期間としてはあっという間でしょう。

ただ、何をもって短いとするか。

ゆこもりは、妻有を最初に見てしまっているので、

どうしても、それと比べてしまうのですが、

妻有は、海外からも作家を招聘して、

いかにも、野外展示に長けた作家を配置しています。

他の作家にしても、

実際に準備する時間もかなりかけているようです。

そういうことでいうと、3年ごとになるのでしょうね。

そういう質を求めなければ、毎年でも可能かもしれません。

ただ、そうしたら、遠方から、

わざわざ来る人は、多分減るでしょう。

今回、展示した作家で、果たしてどれだけの人が、

実際に現地を歩き回り、

現地の人たちと交流を深めた人がいるでしょうか?

少なくとも、作品からそういうことを感じられた作家は、

本当にごく一部でした。

そういうことに慣れていない作家が

多かったのかもしれませんし、

時間・費用がなかったのかもしれません。

でもそれで、妥協していたら、

作家と地元のごく一部が楽しむ、カルトなものになるでしょう。

それでもいいという人もいるかもしれません。

でも、魅力あるものにしたのなら、

やはり人は、ほっておけないのです。

今回は、中之条ビエンナーレの分岐点な気がしました。

是非、頑張ってほしいものです。

妻有や瀬戸内とはまた違った、

この土地固有のアートイベントになる可能性が

十二分にあるのですから。

 

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