ヤン・ファーブル×舟越桂 in 21C美術館(金沢)
8/31まで開催中です!!(ネタバレあり)
さあ、行きましょう皆さん!
桂さんの展覧会が、
続いていますが、
西村画廊(銀座)から、
あっという間に21C美術館です。
今回は、ヤン・ファーブルという
私は、初耳の作家さんとの二人展です。
結論から言うと、、、
やっぱりいつ見ても、
桂さんはいいですっ!!
前も、触れたかもしれませんが、
私には、ドンピシャなんです。
何故なんだろうと、
いつも思いながら、見るのですが、
やっぱり、内省的だからかもしれません。
見ていると、そのときの心情が
跳ね返ってくる気がするのです、、。
場所的には、
さすがの21C美術館でも、
庭園美術館には、敵わない気がしました。
それくらい、庭園美術館と桂さんは、
相性が良かったのです。
以前のブログ参照
http://yukomori.cocolog-nifty.com/yukomori/2008/08/post_cd1c.html
だから、改めて、
庭園美術館の学芸員さん、ありがとう!!
今でも、私のベスト3に入る展覧会でした。
とはいえ、それと比べたら可愛そう。
ヤンさんとの展覧会は、
とても挑戦的だと思いました。
が、私には、何故この二人なのかが、
わからないので、消化不良中、、、。
でもでも、桂さんと河鍋暁斎を並べるなど、
なにかを投げかけたい意図は、
とても感じました。
あとは、それを受け手がどう思うか、感じるか。
私は、七年前の東京都現代美術館での
大規模な個展を見ているので、
同じことをやっても、、、と思うので、
こういう切り口もありかと思いました。
ただ、個人的には、
どうしても、頭でっかちというか、
企画側からの、”どう?どう?”
というような、プレッシャーを感じてしまいましたけど。
あと、すごいゴージャスな展示をしていて、
room11では、庭園美術館や西村画廊で、
一体でメインを飾ったような彫刻が、
ワンサカといっぺんに十二体陳列されていました。
圧巻でした~。
こういうことは、21Cの広さならではですね。
皆さんは、是非、さあっ~と見ないで、
一体一体じっくり見て下さいね。
”金沢21C美術館”
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45
↑
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作品詳細について
さて、備忘録的なところも、ありますが。
今回は、まず
”青い遺跡”が印象的でした。
なんていうか、
まさに今の私、、、。
呆気にとられて、自失呆然に見えました。
あと、”肩に残る声”
両者とも、少し口が開いていて、
思索に耽っていると言うか、
呆然としているというか。
”森に浮くスフィンクス”は
やはり庭園美術館での展示が秀逸で、
二年ぶりの再会でした。
ほんと、あのときは、衝撃的でした。
ず~っと、見入ってたもの。
初めてが、この展覧会だったら、
この作品をそこまで素晴らしく見れただろうか、、。
やっぱり、凡人だな、、、どこにあろうが、ブレずに
その作品が見られるようになりたいものです。
今回、ヤン・ファーブルには
触れませんでしたが、私には理解出来なかったから。
ほんと、どこに、桂さんとやる意味があるんだろう、、、。
この展覧会の難しいところは、
桂さんとヤンさんの対比だけでなく、さらに
それぞれを、昔の作品(桂さんだと暁斎など)と、
対比させているところ。
単純に、それぞれの作家を
静かに見させてくれないのか。
いろいろと、仕掛けないといけないのも
分からないではないので、
最近の展覧会の難しいところでもあります。
今思えば、
自分の好きなものを並べた?
杉本博司さんの展覧会の方が、
作家自らのチョイスということでは、
分かりやすかったかも。
下記参照
http://yukomori.cocolog-nifty.com/yukomori/2009/01/in-21c-7984.html
異分子というのは、
化学反応することもあれば、
不協和音でしかないこともある、
のではないでしょうか。
まだ、私の見方が、浅はかなのか、、、。
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