装飾の力展in東京近美工芸館
紹介が遅れてしまいましたが、
今右衛門さんのような伝統の中枢の方も
出品されていますが、
基本は、20~30代の
美術学校出身の若手作家さん達です。
実は、会ったり、作品を持っている方もチラホラ。
工芸館で取り上げられるなんて、
なんて素晴らしいんでしょう!!
ただっ、、、!!!
以前、当ブログでも紹介した
”非情のオブジェ”の流れなので、
やっぱり、わざわざ工芸館でやる必要があるのか、
ギャラリーに任せておけばいいのではないか、
と感じざる負えません。
しかも、見たところ、個人蔵のものばかり。
こういうことを工芸館としてやる以上、
買い上げをする位の”気概”が欲しいものです。
工芸館というのは、そういう責任の”場”だと
私は、ずっと思って見て来ました。
なので、つい、いろいろ思ってしまいます。
あと、せっかく若い人達が、
見に来るであろう展覧会ですので、
人間国宝コーナーと言うのがあるのですけど、
いかんせん、狭すぎます。
もっと、いろいろなものを展示して、
魅力ある工藝の世界をまだ知らない人達に見せて、
工藝の裾野を広げてもらいたいものです。
と、、、
いろいろと苦言は呈しましたが、
作品自体は勿論、面白いですので、
是非是非、見に行ってくださいね。
http://www.momat.go.jp/CG/cg.html
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コメント
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ブログを久々に拝見しました。
以前よりゆこもりさんの記事がヒートアップしてきていて面白いです。
工芸館の展示は本当に皆さん若くしてすげーなー、と見入りました。
真っ直ぐな熱に圧倒されました。
ただ、その個々の熱に反して企画側の意図が見えにくかったのは残念でした。チラシにもありましたが”日本の伝統が脈々と…”というような括り方に違和感を覚えたというか、僕としてはそこにある断絶が面白いと感じたのですが。
ゆこもりさん曰くの国宝コーナー然り、気概然り…。
期せずして昨日から始まった東京都現代美術館でのAN10 装飾展を観ました。
作者の皆さんは装飾を特に意識していないようなところで制作されているものを、企画側が一つの視点で掬い上げているところが面白かったです。こちらも美しかったです!
投稿: コージロ | 2010年2月 7日 (日) 12時56分
コージロさん
コメント、ありがとうございます!
う~ん、なるほど、、、。多分、企画側は、単純にデコラティブな点にフォーカスしたんだと思いました。
コージロさんの言わんとするところは、分かる気がします。
私的には、断絶は、美術家が、学校と言う、押しなべた所から、かなりの割合で、輩出されるようになったことが、一因ではないかと、思っています。
いかが?
投稿: ゆこもり | 2010年2月 7日 (日) 21時36分
そうですね、焦点はきっとそこだったのでしょうね。
僕は装い飾るということがある種のコードの中で共有されてきたもの、として見て来てしまった自分に気付かされました。
今回出品されていた方々の、皆さんそうかは判りませんが、どうしようもなくそうしたい!というとても個人的な部分とその強度を覗き見れた気がします。
ゆこもりさんの仰ることはたぶん解りますし、それ自体を否定的に捉えていらっしゃるのではないようにも感じます。
あぁ、ぐたぐたになってしまいましてすみません。
投稿: コージロ | 2010年2月 9日 (火) 19時34分
コージロさん
AN10 装飾展を見ていないので、コージロさんが感じたところを共有できないのが残念!
勿論、学校教育の良さは認めますし、実際、恩恵を受けていますから(笑)
ただ、多様性があった方が、よりいい気がしますけど、望みすぎですね( ^ω^ )
投稿: ゆこもり | 2010年2月 9日 (火) 21時15分