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室生山上公園(奈良)

絶対行きましょう!5

                                        

以前、ダニ・カラヴァンの

展覧会について、ご紹介しました。

そのカラヴァンが、日本で実際に手掛けた公園が、6

奈良にあります。

その名も”室生山上公園”。

名前の通り、室生村(現宇陀市)の山の上にあります。

近くには、先日ご紹介した、室生寺や龍穴神社があります。

元々は、棚田があったところで、65

例に漏れず、耕作放棄地になっていたそうです。

そのままだと、地すべりを起こす、ということで、

初めは、単に公共工事として、7

ただ、地すべり対策の人工池と水路を造る目的。

そこに、せっかくなので、モニュメントを作る事になり、

奈良出身の彫刻家 井上武吉さんにお願いしたそうですが、

事半ばにして、他界され、武吉さんと交友のあった、

カラヴァンさんに白羽の矢が。8

で、カラヴァンは、もっと広域にしたいということになり、

現在に至るそうです。

素晴らしいのは、作品もさることながら、その紆余曲折です。 9

ただの、地すべり対策から始まったのに、

そこから、めぐり巡って、世界でも稀有な

ランドスケープデザインが出来たのですから。

こと、今の日本では、全国画一の風景が蔓延しています。

どこかで見たことのある、建築物。10

取って付けた様なデザイン。

残念ながら、これだけのことが出来る人は、

イサム・ノグチか、最近では、安田侃さんくらいしか

私には、思いつきません。

こういう方に、全てを託した、室生村の方々はすごいです。

どこか、今年3年ぶりに開催される、越後妻有トリエンナーレと、

同じにおいを感じました。

こういうことは、お願いする方々も、

”思い”がないと駄目なんだと思います。

自分の地域・故郷に対する”思い”が。

中央の官僚には、絶対出来ません。

カラヴァンには、エルサレムの作品など見ても、

その意を汲み取るだけの、経験・思いが十分にあります。

ですから、作品も、昔からそこにある井戸にフォーカスしたものや、

太陽の道(緯度)を取り入れたもの、

昔あった棚田の再現(実際に稲作しているんですよ!)など、

この土地でしか出来ない事をしています。

実際、カラヴァンには、この土地に住む”龍”が見えたそうですよ。

本当に、奇跡の組み合わせだと思いました。

惜しいのは、まだまだ知られていない事。

観光バスで、ドヤドヤ乗りつけるようなところでは、

勿論ありませんが、もう少し、知れ渡れば、と思いました。

また一つ、四季を通じて、訪れたい所が出来ました。

皆さんも、是非、行ってみて下さいね。

http://www.city.uda.nara.jp/sanzyoukouen/index.html

追伸 この施設の担当の方で、Mさんという方がいらっしゃいます。

この方は、この施設の”生き字引”。

是非、色々聞いてみてください。

ここの素晴らしさが、倍増しますよ。

Mさん、いろいろと教えて頂き、ありがとうございました!

                                        

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